琅琊榜 第六章 御殿觐君
2024年10月30日~31日
「宮殿にて君主に謁見す」
ですかねぇ
梅長蘇は百里寄の実力を確かめるため、
婿取りの試合観戦に。
寧国府の席に居ると、
穆王府からの使い・魏大人が来て、
梅長蘇に次はどう動いたら良いか指示を仰ぎます。
が、梅は頼まれたのは文試の監督で、
誰かを故意に落とすためでは無いとはっきり言います。
魏大人は姉の事を心配した穆青が遣わせており、
姉弟で誤解があるのでは、と梅は指摘します。
魏は心の中で、
若様が蘇哲は郡主の意中の人だ述べていたが、
才能があり優美ではあるけれど、体が弱く
英気に満ちた凛々しい郡主とは釣り合わないと
不満に思います。
※郡主、弟からも配下からも愛されてるね!
魏大人は郡主が文試の事を頼んだのであれば、
蘇先生を友人と見なしているので、
傍観者にならないよう、釘を刺します。
梅長蘇は全力を尽くすことを約束します。
豫津がちょいちょい、郡主はいつも自分を子供扱いする、
弟としてしか見てくれない、
どうして自分を選んでくれないのかと不満を言うのですが、
これが本気なのか冗談なのか分かりません(^^;)
年上のお姉さんに憧れてる的な?・・・ですかね?
そうこうしているうちに、
宮殿から蘇哲に明日、参内するよう宣旨が下ります。
翌日、穆王府から蘇宅へ迎えの馬車が来て、
梅長蘇は一人で宮城へ向かいます。
※景睿と豫津にはお召しが掛かっていないため、
一緒に参内できません。
後から許可を得て参内します笑
武英殿の階段下に着くと、横から穆青がやって来ます。
◎◎原作の描写◎◎
穆青・・・龍王袍に身を包み、
見た目は玉のよう。
やや幼さは残るものの、
英気を削ぐほどではない。
遠くに梅長蘇を認めると、
興味津々で彼を見つめ、
すぐに笑顔がこぼれた。
笑顔はとても好意的で、
まるで初めて姉の夫と対面したかのようだった。
梅長蘇は泣き笑いを余儀なくされ、
(穆青の)傍らにいる霓凰郡主のいたずらな笑顔を見つけ、
これはこの南境の女将軍が故意に行っている
ことだと理解した。
◎◎◎◎◎◎
※龍王袍とは具体的に分かりませんが、
恐らく龍の刺繡がある、皇室に縁がある者しか
着る事の出来ない正式な服を着ていると思われます。
可愛いねぇ、穆青・・・
梅長蘇は穆青に対して、
「穆王に拝謁いたします」
と言って更に穆青を喜ばせます。
なぜなら、みんな「穆小王」って呼ぶから。
穆の若様、みたいな感じ。
王と見なしてくれた梅長蘇に更に好感度が上がります。
※自然にこう言っちゃうって、結構な人たらしよね。
しかも、よく考えて人をたらさないと、
穆青みたいに純真な若者はもう絶対
梅長蘇を姉の結婚相手に望んじゃうでしょ・・・(笑
そして、いよいよ皇帝に謁見。
この謁見は、霓凰が皇帝に
「蘇哲に文試験の監督をお願いしたい」
と願い出たので、
蘇哲の人となりを皇帝が見極めるためでした。
◎◎◎◎
大梁皇帝・・・還暦の歳。鬢はまだらに白く、
顔には皺もある。
が、行動には気力が満ちており、威厳はまだなお十分、
衰えなどみじんも感じさせない。
◎◎◎◎◎
皇帝は穆青と同じく、
霓凰の意中の相手は蘇哲では無いかと
密かに思っています。
なので蘇哲をじっくりと観察しました。
(江左盟の宗主、梅長蘇だという事ももちろん承知しています)
◎◎◎◎
一目め、この者は清く秀でており、風格は世間離れした趣があり、
一挙手一投足に恥じて委縮したところは無く、なるほど郡主の心を射止めるはずだ。
二目め、顔色が青白く、毛皮の服の下の体は薄く、おそらく薄幸の人。
(福に縁遠い人)少し不満に感じる。
三目め、双眸は穏やかで、澄み切って奥深く、黙々と視線を落とし、
まるで瞑想しているようでもあり、しかし才気を強く感じさせる。
◎◎◎◎
皇帝に声を掛けられた時、
梅長蘇は「草民在。」と答えます。
(庶民はここに居ります、って感じでしょうか?)
皇帝は梅長蘇に自分の書いた三篇の文章の中
もっとも良く書けている物を選び、
論評するように言います。
梅は《论中枢治》が一番良く書けていると答えますが、
「読むに値するか?」
との問いに、
「帝王の品格に満ちており、庶民が評論とは恐れ多いことです」
と答え、皇帝を大いに満足させます。
蘇哲を気に入った皇帝は、「客卿」の官位を与え、
「草民」を名乗る必要は無いと伝えます。
梅はこのあと、
「臣遵旨」(”臣下として”拝命いたします)と答えます。
その後こまごましたことありますが、
大渝と北燕の小競り合いだったりするので(^^;)
ただ、ここでドラマに出てこないけれど、
時々出てくる人物が一人。
景寧公主(梁帝の溺愛する末娘)が登場し、
掖幽庭の奴隷たちについて可哀想と言ったりして、
次章への布石になっていたりします。
優しくて活発な子です。