一路前行　EP2 その２

会議の翌日
監視員たちは、車に乗り込み卓乃湖へ向かう。撮影は頼瑗。
それを見送る胡歌。

標識　三江源国家公園
　　　可可西里自然遺産
　　　

可可西里　無人区

無線で後の車が付いてきているか確認する秋培扎西。

秋培扎西　チベット語で可可西里は「アシゴンジア」。
可可西里はモンゴル語。意味は「青い稜線」。
でも我々は「美しい少女」と呼ぶのが好き。

映し出される可可西里の美しい風景の数々。

秋培扎西　我々の保護区での重要な主な任務は植物の違法採取、密猟を防ぐこと。保護区に対して大規模な巡視を行ったとき、車両や人が保護区に入り込んでいなければ、我々の任務はほぼ果たされたと言っていい。

字幕：可可西里の巡視は主に北と南の二つに分けられる。隊員は轍の上に車を走らせ巡回し、出来るだけ無人区の自然環境に負担をかけないようにしている。

秋培扎西　今日までもう十南年も銃声を聞いていない。

秋培扎西一行が保護区のステーションに到着。

可可西里　無人区　卓乃湖保護ステーション

秋培扎西　ここが卓乃湖保護ステーション。
頼瑗　ここには何人くらいいるの？
秋培扎西　７人から９人かな
頼瑗　今日は順調だった？
秋培扎西　順調だったよ。時間計算してみなよ。
６時間ちょっと、７時間くらい？

卓乃湖保護ステーションは季節限定。
国道１０９号線から１４０ｋｍの距離がある。
毎年、チベットカモシカの出産期にだけ保護監視員が約２ケ月滞在する。

画面、１０９号線に切り替わる。
国道周辺にはゴミが散乱。

陳龍　ハロー、こんにちは！今　可可西里に居るよ。
パーキングエリアとは言えないかな。道端にゴミがいっぱい。

道端のゴミの数々

陳龍　車から降りて拾うことにしたよ。どんなゴミだってある。
服や

劉涛　どうしてサンダルがあるの？
砂を払って

黙々とゴミ拾いをする胡歌 。
３人の腕には「ボランティア」と書かれた赤い腕章。

陳龍　プラスチックゴミが本当に多いね。土まで被って
みて。（おそらく、砕けたガラス瓶）動物が踏んだら怪我しちゃう。
沢山の野生動物がもし食べたらどうするの？
何かで包まないと。誰かが持った時に怪我するといけないから。
（陳龍、猫ちゃん飼ってるし動物好きなんだね）

劉涛　中身の入ったペットボトルをゴミ拾いのトングで掴みながら
これって誰かの尿だと思うんだけど。そうでしょ？
また尿入り見つけちゃった！まったく・・・
どんどん重くなるんだけど・・・

胡歌も尿入りのペットボトルを見つける。
軍手をした手で拾う。中身を出し、ゴミ袋へ。

陳龍　旅行客の皆さん、こんなことしたら危ないよ。
持って帰って、いい？

劉涛　ああ、また・・・もう
あー！尿が漏れ出してきちゃった！

陳龍　撮影してるときイェーイ、ヨー！
ゴミを捨ててるところを撮影すればいいのに

胡歌　ボランティアの一番の能力は伝え広めること。
自分が経験したあと、その経験から学んで得た収穫を町に戻った時に
自分が経験したことや得たものを周囲の人に話してほしい。
僕はそれがボランティアの一番の価値だと思う。

沢山実行して私語は少なく。

可可西里　無人区　卓乃湖

母カモシカとまだ上手に歩けない子カモシカ。
遠くから双眼鏡で観察する秋培扎西

秋培扎西　あの子カモシカは生まれたばかり。
母カモシカはずっと子カモシカを励まして、口を添えてる。
乳を飲んだら走りだせる。群れに帰ったら一安心。
大部分は下側に居る。我々はできだけ邪魔をしない。
弱肉強食の世界。自然とはそういうもの。できる限り邪魔をしない。
ただ、巡回途中で出会ったら保護する。

頼瑗　その判断はそのカモシカが保護を必要としているかどうかで決めるの？

秋培扎西　母カモシカが戻ってくるかしばらく観察して、子カモシカが立てるようだったら群れの方へ誘導する。どうしようもない時には保護をする。
だいたいこんな感じ。

映像が流れ、誰か　この子の母カモシカは？

秋培扎西　天敵に襲われた。もともと子カモシカは体力がない。
群れからはぐれた

頼瑗　オオカミが子カモシカを食べてるところを見たことある？

秋培扎西　沢山見たよ。日常茶飯事さ。
我々はただ遠くから見てるしかない。

頼瑗　どんな気持ち？

秋培扎西　複雑だよ
自然の摂理だからね。我々保護隊員としてはたまらないよ。
でも間に入って邪魔をすることは許されない。
弱肉強食の世界は自然の掟だから。
行こうか。

移動するカモシカの群れ。

秋培扎西　カモシカはあっち。

卓乃湖
草原にカモシカの群れ
鷲や熊、オオカミ。

頼瑗　カモシカは目測で何頭くらいいる？

秋培扎西　下側の？千頭以上はいるかな。

頼瑗　この美しい風景を見て、何を考えてるの？

秋培扎西　静謐
山の上から俯瞰して見た時、毎回そんな心境になるよ。
１９８０年代から９０年年代、殺戮が一番酷かった時、
特に密猟が激しかった時、この一帯は全部人だった。

音声　１９１、１９２、１９３、１９４、１９５、１９６、１９７、１９８
皮を数えながら放り投げる映像（記録映画「平衡」）
音声　頭は何個ある？
音声　１２個。熊の皮と掌もあるよ。チベットカモシカの皮もね。
全部ここにある。
音声（奇卡・扎巴多杰）可可西里の自然、資源、野生動物を守るために２名の犠牲者をだしてしまった。
　　奇卡・扎巴多杰　治多県西部工委原書記　（秋培扎西の父）
当時、治多県西部工委が成立した時の初めての書記、杰桑・索南达杰。
彼が犠牲になった時の状況ははそんな感じでした。
手に銃を握ったままの姿勢で・・・

写真　杰桑・索南达杰（秋培扎西の叔父）

奇卡・扎巴多杰　今でも自分の気持ちが落ち着かない。
この恨みを抱かせるワンパターン達、絶対殺してやる！
　注：ワンパターンは中国語でよく聞く罵り言葉です

白玛　　扎巴多杰の妻（秋培扎西の母）泣きながら
これが扎巴多杰が亡くなった時に履いてた靴なの。
可可西里に来てからは一年中この服を着てた。

こ（泣いている少年は秋培扎西かな？）

奇卡・扎巴多杰　
１９９８年１１月８日、
扎巴多杰は北京から青海玉樹州に戻った
２日目の夜、家の中に投げ込まれた７７式手りゅう弾に
近距離で頭を爆破され亡くなった

卓乃湖

秋培扎西　空は青く、湖も青い。草は緑で大地は静謐。
野生動物は穏やか。
この３０年の努力が実り、今また元通りの状態になっている。
可可西里に静謐を取り戻せたと思う。
今振り返ってみると、安らかな気持ちになる。誇りも感じる。
まだまだ努力してかなきゃな。

可可西里保護区　五道梁保護ステーション

胡歌　今日我々がすることは２つ。リサイクルできるか、出来ないか。

韓李李　リサイクル出来る物も、再度分別が必要なの。プラスチック、缶、

胡歌　他の物と・・・

劉涛　じゃ、始めましょ

集めたゴミを出し、分別する３人。

陳龍　うわー、これ重いけど何が入ってるの？

劉涛　それ私が拾ったの
２つともあなたに任せるわ

一同笑い
（尿入りペットボトルがあるからね）

陳龍　この腰め

胡歌　休憩したら？

陳龍　じゃ、劉姉さんが拾ってきたの分別するよ
どれだけ素晴らしいか見てみよう

劉涛　（飲み物のパックゴミを見せながら）じゃあこれはその他のゴミ？
韓李李　そう。この包装の物は単独でリサイクルできるの。でもここで受けてくれるかわ分からないわ。この手の包装は６層になっていて分離するのにコストがかかるの。
劉涛　この分別コストは実は人件費なのよね。人件費は高いわよね

胡歌　（尿入りペットボトルを取り出して劉涛に）これ君のだよね？

劉涛　あいや、あいや、いやいや・・・
どこから来たか聞かないでよね！この子の主人も今いないからね！

陳龍　ペットボトルは踏みつぶすんでしょ？

胡歌　そう、踏みつぶすよ。蓋は取ってね。

韓李李　数を数えて記録しましょ

劉涛　いいわよ。１個２個３個４個
潰し方が偏ってるのがあるわ

胡歌　こうやって押し込んでから捻じるといいよ

黙々と片づける４人

胡歌　７５個入ってる

潰しながら、数をかぞえながら片づける

陳龍　はい、一個

劉涛　あと３個あるわよ！

胡歌　俺がやる！トイレでやるよ
ここでは出来ないよ、トイレで処理してくる
（笑いながら、陳龍に）お前も１個な

陳龍　ここに撒いちゃだめなの？

胡歌　行こう

劉涛　じゃあね！（笑）
（胡歌に向かって）隊長、頑張って！

胡歌　よし！
これは７６、７７、７８

陳龍　こっちは６５個

胡歌　よし、中に入って話そう

韓李李　やっぱり出すゴミを最小限にしないとね

胡歌　男女でコンビを組めば、働いても疲れない！

保護ステーションの部屋で

胡歌　第一歩、自分で出すゴミは責任を持つ！
第二歩、出来るだけゴミを出さない。

劉涛　そうよ

胡歌　さっき龍哥と中に入って来るとき、あの展望台から下を覗いたら

陳龍　壮観だったよ。

胡歌　そう。「黄金二万両」

劉涛　でしょ？

胡歌　そうだよ

劉涛　でも良いでしょ？場所を探してしてるって事だから。
ペットボトルの中にして捨てるよりは良いわよ

陳龍　昨日ゴミ拾いの時に　ティッシュ、ウェットティッシュを見たんだけど

韓李李　木材パルプ紙、竹パルプ紙だったら自然分解するからいいけど、
でも例えばウェットティッシュとかは分解されにくいわね。
やっぱり三類ゴミに分類されちゃう。だから自分のゴミは出来るだけ自分で
集めてゴミ処理が出来る場所まで持って行って捨てて欲しい。

※ここから熱い紙（トイレットペーパー？）論争へ

胡歌　だからもし我慢できなかったら荒野の中で解決しても問題ないわけだ。でも、紙は持って帰る。

劉涛　ちょっと、ナンセンスな事言うのやめてよ

胡歌　何でナンセンス？

劉涛　そんなの無理でしょ！紙を持って帰るなんて

胡歌　なんで無理なの？

劉涛　今私たちが言っているのは、人と自然の共生の話だよ？

胡歌　そうだよ

劉涛　私もあなたも生活している中で、場所を探して排泄した。

胡歌　そうそう

劉涛　それは正常なことでしょう？

胡歌（用を足す姿勢で）　排泄しました。拭きました。紙を持ち帰ります。

劉涛　（あきれた様子）

胡歌（そのままの姿勢で）紙を袋の中に捨ててそれを持って行けば良いじゃない

陳龍　家でもそうだけど、便器のそばにゴミ箱あるでしょ？
紙は全部そこに捨てるよね？
　注：中国では使用済みのトイレットペーパーは流さない。
　脇にある専用のゴミ箱に捨てることが多い。

劉涛　私は個人的にそれはちょっと厳しいな

胡歌　厳しくないよ。僕が演じて見せたでしょ？
（そう言ってまた用を足す姿勢に。笑う劉涛）
紙を持って、袋を持って、前に置いておけばいいでしょ？

陳龍　僕は袋を演じるよ

劉涛　この部屋には今少なくても２０人いるでしょ？
投票しましょ。出来るかどうか。
私が思うに、たぶんあなた達２人だけが出来るって言うと思うわ。

胡歌　涛姉、一回皆で実践してみよう！いい？

劉涛　（一瞬呆れた顔をしてから笑う）

胡歌　どう？やれる？僕が一回実践するよ。
（劉涛が乗る）車に置いて匂いがするかどうか。
僕は匂わないと思うけど。使用済みの紙をビニール袋に入れて
きつく縛って車の中に置く。窓も開けない密閉空間で匂うかどうか。

陳龍（劉涛に）　僕も一緒に車に乗るよ

韓李李　（爆笑）

劉涛　たぶん・・・

胡歌　分かってくれた？

劉涛　それは分かるわ。でもたぶん私はまだそこまでの境地に至ってないのよ

胡歌　僕はとっても簡単なことだと思うけど。とっても簡単！

劉涛　自然分解する紙を使うことを提唱する、って言うのは出来ないの？
でもうちの子供たちの物・・・捨てる場所が無いんだったら私も持って帰るわ

胡歌　自分のものは持ってかないの？

劉涛　出来るわ

胡歌　じゃあ自分の持って　
誰も人の物を持って帰れなんて言ってないよ？

劉涛　これは大勢の人が抵抗感あると思うのよ

胡歌　例えば僕がトラック運転手だとするでしょ？

劉涛　現実の話をしてよ！

胡歌　最後まで聞いて

劉涛　私の話を最後まで聞いてよ！

胡歌　僕の話が先！

劉涛　私が先！

胡歌　話して

劉涛　トラック運転手の運転席はもともと狭い空間なのよ？
食べるのも、寝るのも。物で溢れてる。そこに更に自分の使用済みの紙を
置いたら・・・それはちょっと厳しいと思うの。

胡歌　別に運転席に置かなくても、後ろでも、荷台でもいいんじゃない？
今まで意識してこなかったけど、涛姉がこの紙を持って帰ることを言ってくれたから、じゃあ僕が実践するよ。
用を足した後、使用済みの紙を全部ビニール袋に入れて、いい？
きつく縛って持って帰る。
旅立つ時にはきっと名誉に感じると思う。

陳龍　涛姉の話聞いてたけど、

劉涛　（その話から）離れて。私はそんな話してないわよ

胡歌　皆が今までやってきていない事だから、自分たちもやらないって事でしょ？ちがう？

劉涛　分かってる。私が言いたいのはこの方法が厳しいんだから、（他の）第２、第３の方法があるんじゃないの？ってこと。一つの方法に限定しないで

胡歌　他の方法もあるよ。車に乗るとき、成人用の紙おむつを買って履く
したくなったらそこにすればいい。
こんな方法もあるよ。選んで。

劉涛　（呆れる）

陳龍　この方法を勧めるにもプロセスが必要だと思う

劉涛　科学者と話したいわ。あなたとあんまり話したくない（笑う）

胡歌　これは涛姉のやり方。心の中で異論はないけど、僕にこの道理をきちんと分かって欲しいから
　※メモ：套路は元は武術の専門用語

劉涛　私たちが提案したいのは何か？一歩一歩前に進んで行くこと。
一足飛びに最後まで行く必要はないんじゃないか？って。
私は出来ない。外でした後（紙を）持ち帰るなんて、私は出来ない。
一週間シャワーを浴びずに、トイレに行って自分の色んな物と尿を持って帰るなんて

胡歌　尿を持って帰らせようなんてしてないよ

韓李李　（爆笑）

劉涛　ちがう　

胡歌　紙を持って帰って、って。尿を持って帰るんじゃないよ。
違うよ！

陳龍・韓李李　（爆笑）

劉涛　そうじゃなくて、拭いたもの全部持って帰るんでしょ？
排泄後の廃棄物を持って帰るんでしょ？
あなたがすべきと思うことは、あなたがすればいい。
言っておくけど、この世界にすべき、必ず、なんて無いのよ。
だってあなたは私じゃないんだもの。
　※劉涛のこの考え方素敵！

何かを考えてる胡歌

劉涛　自然にとって、子供にとって、自分の未来にとって
何が最適なのか、私は理解した。私もやりたい。
でも私は少しずつ始めたい。一気に沢山の事をさせないで。
私自身が実行出来そうにもない事を。

何かを考えてる胡歌

陳龍（劉涛に向かって）　僕からもいい？言ってることに間違いはないよ。
自分たちは要求してるんじゃない、でも何か提案はしないと。
これは意識の問題だと思う。もしこれが出来れば、環境はもっと良くなるはず。

胡歌　まず持ち帰るという行為は提案する価値はあると思うけど、どう？

陳龍　そう

胡歌　自然分解する紙を使ったから、その辺に適当に捨てるって言うのは、僕は間違ってると思う。

劉涛（胡歌に向かって）私、興奮しすぎだと思わない？
　　※老胡をどう訳したらいいんだろう？一般的に年下には老使わないから、親しみを込めて呼びかけてると思うんだけど

胡歌　僕も興奮しすぎた。

劉涛　ちがう、ちがう
とっても理解できるのよ。でも自問自答した時に、自分は出来ないって気が付いたの。だとしたら、自分が出来ないという事を提案してどうするの？って思ったのよ。

胡歌　分かった、分かったよ。出来ないってこと。

劉涛　休憩、休憩
終了（手を叩く）
本当は撮影するつもりじゃなかったのよ。
ただ世間話しようと思ってただけ。

胡歌（ビニール袋を持って）もしやるなら一通り。
まって、涛姉には言わないで。
この袋を車に持って行く。彼女が匂いに気が付くかどうか様子を見るよ。

誰か　それいいわね

胡歌　でしょ？
（いたずらっ子の様な表情）※可愛い！
（カメラはトイレに入って行く胡歌を追いかける）
（しばらくして、ビニール袋を持った胡歌がトイレから出てきた）
（ビニール袋をきっちり結ぶ胡歌）

カメラマン　中に入ってるね。見えるよ。
　※私には見えないけど・・・入ってはいるね

胡歌　あるよ。逆光で見たらハッキリ見えるよ
　※いや、有名俳優さん、何やってんの笑
じゃ先に車に置いてくるよ
（胡歌車に向かいながら）
匂いなんてする？匂いなんてしないよ。
（嗅いでみる）※いや、何やってんの笑

カメラマン　匂いしないね

胡歌　あ？
（車にビニール袋を置き、ドアを閉める）
OK
（なんだか楽しそうな胡歌）

陳龍　行くよ　出発
（運転するのは陳龍）

劉涛　ああ、これは問題ね

（胡歌、寝ちゃった？）

暗転

胡歌　涛姉　
今カメラ回ってないから、話したいことがあるんだ。

劉涛　いいわよ

胡歌　この車の中に、使用済みの紙が入った袋を置いたんだ。

劉涛　おお・・・笑

胡歌　どう？なんの違和感もないでしょ？

景色
保護ステーションに到着し車から降りてきた一行
笑ってる
胡歌がビニール袋を振り回す

陳龍　意義はどこに？聞くけど（笑）
　※ここでの意義は多分紙のことかな？

胡歌がビニール袋をもってトイレへ

陳龍　あの小屋（トイレ）からひねり出してきて、この小屋（トイレ）に放すんだよ
この紙の件は落着

カメラマン　落着

保護ステーションの部屋

劉涛　（複雑な表情）

胡歌　うれしそう
陳龍　満足げな顔

　自分たちを持ち上げて高い所から、他人にあれをやれ、これはやるな、と指図するつもりは無いんだ。本当に無い。

陳龍　提案だよ。

胡歌　そう。尿の件に戻るけど、僕もただ提案してるだけ。
これをやれ、って強要しているわけじゃない。
ただ、みんなに一つの方法を提案しているだけ。

劉涛　分かってるわ、提案だって。
本当のところ、この提案も
例えば私が実際にやったら、子供もそれが当たり前の習慣として身につくわね。子供が大きくなって、その子供もそう出来るようになる。
実はこれが一番良い影響なんじゃないかしら。

胡歌　んー

劉涛　まず私が出来るかどうか・・・笑

胡歌　笑

劉涛　なんでこんなに熱いのかしら　笑

胡歌　ストーブが付いてるからだよ、今日

３６：３１
～
４２：３８