一路前行 EP3 その2

お詫び: 仁青央忠の名前をずっと間違えていた事に気が付いたので、
     ここから正しい名前で記載していきます(__)

23:14から

劉涛 朝ごはんが来たわよー 四頭分

胡歌 手放して

劉涛 四頭分の乳よ

東朶雲塔 ありがとう

胡歌 さっき素手でヤクの糞を広げたよ

劉涛 じゃ、私の桶に触らないでよ(笑

胡歌 ヤクの糞はきれいなんだよ

劉涛 乳・・・

胡歌 みて、爪の中にまだあるよ

劉涛(逃げ腰になる)

爆笑の胡歌
 ※からかって遊んでる(笑

胡歌 さっき陳龍見たとき、こっち全然見ないんだよ
後ろから(陳監督?が)「龍兄、胡兄が見てるよ」って
爆笑

陳龍も爆笑

胡歌 わざとだよ!僕が見てるの知ってたよ

陳監督? 一生懸命働く
  ※奋发向上(奮発向上)の奮と糞の音が同じ事から
 
胡歌 いよー 「糞」を「壁に塗る」

韓李李 「糞」を前に放つ
  ※この辺りの冗談が良く分かりませんTT
  たぶん、慣用句と掛けてるんだと思うんですが
  胡歌楽しそう。陳龍、やっぱりわざと見てなかったんだ(笑

東朶雲塔(チベット語) 遊牧民がいつも食べるのはツァンパ
椀の中で左に、右にこねる 
  ※ツァンパとは、チベットの主食で大麦の一種を炒って粉にしたものに
バター茶を加えて練ったもの。初めての人はなかなか団子状にならないようです

3人も試してみる

東朶雲塔(チベット語) 一椀のツァンパを食べたら、1日何も食べなくても平気

劉涛 美味しい

※陳龍のこね方上手かも。ベタベタ手にくっついてない
 胡歌はちょっとバター茶入れすぎ?
 劉涛は逆に少なすぎて粉っぽい感じ

劉涛 1日食べる必要がなかったら、太らなくて良いわね

陳龍 ツァンパは持ち運びするのに便利なんだよね?

韓李李 違うんじゃない

陳龍 良い香りでしょ?
  ※これって糞にも掛かってるのかな???

東朶雲塔(チベット語) 野菜も作ってるんだ 以前は農家だったから

胡歌 奥さんと結婚する前は離れた所に住んでたって聞いたけど
馬に乗って4日掛かるここに来て結婚したんでしょ?

東朶雲塔(チベット語) 妻は遊牧民で 私は以前農民だったんだ
私の父と妻の父は兄弟の契りを結んだんだ。
  ※いわゆる、義兄弟ですね。

劉涛 兄弟?

東朶雲塔 そう、兄弟

胡歌 じゃ、ここに来てから生活習慣はガラッと変わったんじゃない?

東朶雲塔(チベット語) そう でもここに来てから生活で困ることは無かったよ 農業をしていたけど、放牧に関しても知識はあったから
鼻歌
あの時はここにも沢山ヤクがいて、でも冬虫夏草でお金を儲けた後、
意図的にヤクの頭数を減らしたんだ
ヤクを減らした後、冬虫夏草の数が減って以前より100倍は少なくなったよ

胡歌 何を収穫してるの?

東朶雲塔 白菜
  ※白菜に見えないけど・・・

陳龍 入らないでおくよ、腰が曲げられない

胡歌 分かった
これ全部自分で植えて家で食べるもの?

東朶雲塔 そうだよ

胡歌一緒に収穫

胡歌 この辺りで野菜作っている遊牧民て多いの?

東朶雲塔 私だけだよ

胡歌 一人だけ?栽培してるの?

東朶雲塔 そう

胡歌 おー!

東朶雲塔 人参
(チベット語)この年になって こう言う方法で娘と息子に
野菜の栽培方法やヤクの育て方 放牧の経験を伝えて
彼らの事情に応じて選択してもらえれば
子供たちがこう言う事を出来るかどうか私も知ってるから

胡歌 心配事だね

東朶雲塔 そう 

陳龍 憂慮してるんだよね?

胡歌 何かいい方法あると思う?

東朶雲塔(チベット語) 遊牧民のやり方は自分のやり方
一番良いのはこの仕事を経験させて 放牧、栽培、勉強してもらって
指導してあげて・・・自分が出来る事全てはこれしかないけど
私たちの代はもう年老いてしまった 子供たちの代は放牧が出来ない
文化が絶えてしまう。私が放牧を選んだのは子供たちに放牧に対しての
知識をすこしでも与えたいから。少しでも可能性を残してあげたい。

胡歌 僕が考えは2つあって、一つは外から来た人の中には自然に対して・・・動植物に対して興味のある人が居ると思うんだ
その人達に来てもらって、ここの土地を守ってもらう。これが一つ。
もう一つはもしこの土地の人たちがみんな別の土地に行ってしまったら、
ここを動物たちに返す。元のような原始の自然の状態に。
お爺さんはどう思う?この2つの結果について

東朶雲塔(考え込む)(チベット語)個人的には環境も保護しつつ 家畜を養って 旅行客にヨーグルトや牛乳、ヤクのバターを提供して
旅行客に遊牧民の暮らし、魂を感じてもらいたい
人もいない、家畜もいない、草も生えない、私も行ってみたいと思わない人も住んでいない場所に、こんなに成長した草も見る事が出来ない

胡歌 お爺さんの中で、人はこの環境の中でとても重要な要素だと考えてるんだね

東朶雲塔 うん
(チベット語)国立公園も良いけど、その中にはヤクとヤギが必要
ヤクとヤギがいることで、野生動物も数が増えるし
例えば・・・ユキヒョウとバーラルの話で言うと
食べ尽くすのに2日から5日かかる。
でもユキヒョウとヤクだったら10日か15日は持つ。

陳龍 心が痛まない?

東朶雲塔(チベット語)自分で屠殺して食べる時は少し心が痛むけど
自分で殺すわけだから でもユキヒョウに食べられるのは心は痛まないよ

雨の降る映像

仁青央忠が犬の餌を取り出す映像

雨具を着た仁青中忠 馬を追いに行ってくるわ

桑周拉娒 分かった

仁青央忠 お母さん、疲れたでしょう?

南賽分毛 まあまあね
嘉麻(ジアマ)(馬の名前)が上に登っちゃって、捕まえられないの

仁青央忠 上に?

南賽分毛 あっちの上の方

上に登って、白い馬を見つける
逃げてしまい、なかなか捕まえられない
道に下って、母の方へ

南賽分毛(クツワを掛けながら) 夜に連れて帰れればいいわ 安心よ

東朶雲塔(ライターで出てきた糸を焼く)
自分が年老いて子供や孫が自分を養いきれなくなるのが怖い
だからこの仕事を始めて、自分が何ができるか勉強して

劉涛 靴下は?小さい靴下は?
歯を磨いて ガラガラガラ プー

陳龍 すごくいいね
(写真を撮る)

美しい風景

東朶雲塔(手には双眼鏡)

馬に乗って走る東朶雲塔

陳龍 わぁ、本当に騎乗の民族だ

東朶雲塔 馬のしっぽを結んだり、鞍を着ける

仁増多傑 この荷物はこの中に入れて

陳龍 苦労を掛けるね、子馬同志
今日は野生動物撮影できるかな?

仁青央忠 うん

陳龍 だよね?

仁青央忠 うん

陳龍 分かった

東朶雲塔 馬に荷物をのせ、布を被せる

陳龍(劉涛に) 公主どうぞ、馬にお乗りください

劉涛 ♪ここは英雄が馬に乗った場所♪

陳龍 驚かせないでよ

劉涛 これでしょ?

陳龍 馬に乗った場所

劉涛 行きましょ

33:00

胡歌  国立公園が特別に営業を許可したっていうのは、
とても良い事だと思う。
遊牧民が協同組合を作り、自分たち自らが経営に参加する。
しかも制限もある。もしオーバーツーリズムが起きたら、
この生態系を壊してしまう可能性がある。
  ※時流に乗って、オーバーツーリズムと訳してみました^^;

劉涛 おじさん、私達が登るのってそこ?
おじさん そこでしょ?

東朶雲塔 ん?あのへん。あそこ

劉涛 え、あそこ?

東朶雲塔 そうだよ

劉涛 分かった

東朶雲塔 ん
  ※山登とつい聞いてしまいがち(笑

東朶雲塔(チベット語) 担いであげるよ それ、私が担ぐよ

陳龍 no,no,no,no,no
必要ないよ、大丈夫

劉涛 ありがとう

陳龍 これは自分で運ばないと

韓李李? ありがとう

陳龍 良くないよ、俺まだ40過ぎだよ
  ※陳龍は俺って言ってそうな感じ、と思って俺にしました
  ※東朶雲塔さん、やさしい。陳龍もやさしい。

劉涛(双眼鏡で何かを覗き)見えた

陳龍 俺も見えた
 ※見えて良かった^^

崖を登るバーラル

東朶雲塔(チベット語) 前の方に野生動物がいるよ
(双眼鏡で見る)
央忠、カメラで見てみて あの山頂に何かいる

仁青央忠 どこ?

東朶雲塔(チベット語)岩の上

仁青央忠(チベット語)藪のところ?

東朶雲塔(チベット語)ちがう。引いて見てみて

仁青央忠(チベット語)あの山の山頂でしょ?
藪の近く

東朶雲塔(チベット語) そう

劉涛 何の動物がいるの?

仁青央忠 見てるところ。まだ見つけられないの

東朶雲塔 そう

仁青央忠 あ、ハゲワシ

劉涛 ハゲワシ

仁青央忠 そうです

劉涛 飛んでないわよね?

仁青央忠 あそこで何か守ってるみたい、もしかして

劉涛 あそこに動いているのが見えた気がする
何羽かいるわね。いっぱいいる

陳龍 ヘリから飛び立とうとしてる

劉涛 そうね

陳龍 下に食べ物があるんじゃないかな

仁青中忠 うん

劉涛 行きましょ

♪雲は山を満たし漂い 海はサンゴ礁を取り囲む♪

合いの手?を入れる東朶雲塔

東朶雲塔 国立公園での自然体験がもし良い方向へ展開して行ったら
この土地にも恩恵があるし、私たちの収入も改善される

何かを歌う胡歌

笑う韓李李

胡歌 いこうよ

劉涛 もうちょっと早く歩きましょ

陳龍 馬がどんな気持ちか考えてみよう?

劉涛 疲れた?

陳龍 聞かないでよ
ポケットの中にはビスケットもあるし、コーラもコーヒーも

劉涛 じゃ、私が持って行こうか?

陳龍 ヨーグルト(笑

笑う韓李李

陳龍 紙ナプキン 打撲用の薬 ソーダ・クラッカー

笑う劉涛

劉涛 馬と比べても少なくないよ
馬になった気分 役は決まったね

道端の草?を抜く東朶雲塔

東朶雲塔(チベット語) ノビル(野蒜)

陳龍 ネギなの?
 ※さりげなく、提供の飲み物もって飲んでる
 ※Tシャツにマジックで「馬と見なせ」(看馬)って書いてある!!

東朶雲塔(チベット語)緑の部分は炒めて食べてもいい
根の部分はツァンパと一緒に食べてもいいし、肉と一緒に食べてもいい

胡歌にノビルを渡す

東朶雲塔(チベット語)これ食べられる?

聞く前にかじり出す胡歌

胡歌 これは普段食べてるネギの味とちょっと似てるね
 ※私は田舎者なのにノビルを食べたことが無いので味が分からない・・・
  勝手にラッキョの味に近いのかと思ってました(^^;)

東朶雲塔(チベット語) 食べたことのない人が初めて食べた時にいう言葉がある 
新しい食べ物を食べたら 病気、飢えは無くなり
食した物は長生きし 一生食べ物に困ることは無い

胡歌、陳龍チベット語で繰り返す

東朶雲塔 ハーハーホーホー
三人 ハーハーホーホー
胡歌 ホーホーハーハー


胡歌 央忠、この道はずっと人が歩いてるから出来たの?

仁青央忠 そう。バイクもあるけど

胡歌 バイクもここを通るの? それはすごいね
あそこに死骸がある!

劉涛 どこ?

胡歌 前の方

劉涛 ヨー

胡歌 アイヤ
  ※中国の人が、アイヤとかヨーとか感嘆するところ、語気にバ ア ヤ
使うところ、結構好きです
  ※耳にノビルを乗っけてる(笑
これしてるとおじさん感増しますね・・・何してても可愛いけど(笑

劉涛 これは何の死骸?

東朶雲塔(チベット語) ヤクの死骸だね ユキヒョウに食べられた

劉涛 食べられてどのくらい?

仁青央忠 数ヶ月かな

胡歌 皮だけになってる

仁青央忠 そうです
  ※老师をどう訳していいか分からない・・・目上の人に使うのは分かるけど、日本語だと・・・私が中国に居た頃には使ってなかった・・・

劉涛 肉はもう食べられちゃって、骨もないわね

仁青央忠 そうです 骨は熊が食べたの
ユキヒョウは肉だけで、骨は食べないので

胡歌 色々な動物に分けて食べられたんだね

仁青央忠 そうです 

東朶雲塔(チベット語)ユキヒョウ、ヒョウ、オオカミ、キツネ、タヌキ、
ハゲワシが皆で食べて 最後は土に還る

胡歌 あなたの家のじゃないよね?

仁青央忠 ちがうわ 車を停めたあの辺りに遊牧民がいるから、
あの家のよ

東朶雲塔(チベット語)朝放牧してすぐ食べられた
風景見ながら先を行こう

胡歌 分かった

東朶雲塔(チベット語) いつもだとこの辺はいっぱいバーラルがいる

胡歌 自然体験とは言うけど、ただの自然体験だけじゃなく、その土地の文化、生き方、彼らの世界に対する知識を学べると思った。

胡歌、機嫌よさそうに何か声を上げてる
東朶雲塔が少し斜面を下り、捨てられた缶を拾う

陳龍 おじいちゃん本当に良い人だ
誰かここでビール飲んだのか

胡歌 恥ずかしいよ

東朶雲塔(チベット語)ユキヒョウのオシッコの跡

胡歌 ん?

東朶雲塔(チベット語)ユキヒョウの

胡歌 それなに?黒いの?

劉涛 ちがうわ 小さい球よ

東朶雲塔(チベット語)ユキヒョウの尿の見分け方は
尿の中にユキヒョウの毛がたくさんあるかどうか見る

胡歌 猫科の動物はあるね
自分の舌で毛繕いするからね そういう習慣があるから

東朶雲塔(チベット語) ユキヒョウの糞の中には骨と毛どちらもある

胡歌 うちの猫のオシッコ中にもいっぱい毛が入ってる
  ※猫飼ってるんだねー
OK

仁青央忠 行きましょう

歩く姿、馬に草原、高原の花畑、

胡歌 人が多いと動物は遠く離れた場所にいても僕たちが見えるね
声とか

花畑をかけてく胡歌、何か見つけた?

胡歌 大自然は本当に魅力的 
都市では感じることの出来ないエネルギーが沢山ある
   胡歌 撮影した写真を見せて、解説してる
自然は僕を癒してくれる

劉涛 私はおじさんが私達と共有してくれるのが好き
教えてくれる物語は全てこの土地に対する愛情や友情
あらゆるオーラが このオーラは彼の生活だけじゃなくて、
この草や木の一本一本、あらゆる動物にも宿っている

陳龍 もちろん強い好奇心を持ってる
ユキヒョウ、ヒグマ、バイラル、(口の周りが白い)鹿、
見たことが無い 沢山の見たこともない動物がいる
でもそれは重要じゃない 彼らはきっと僕たちを見てる

楽器を奏でる陳龍、絵を描く韓李李、何かを撮影する胡歌、

美しい山、草原を行く撮影隊、花畑、水際

陳龍(何かを洗う)洗ったら綺麗だね
  ※嬉しそう
綺麗

川辺を歩く姿(呂教授と三人)

呂教授 自然保護の中で一番犯してはいけない間違いは
そこに暮らしてる人を締め出してしまうこと。

字幕
呂植 北京大学自然保護及び社会発展研究センター教授
   山水自然保護センター創設者

呂教授  そこに暮らしている人々は伝統的な知識や知恵を沢山持っていて、実践している。
三江源国立公園が試みているこの方法は遊牧民自身がこの土地を管理する。
この辺りで各家に一人は公的保護員を置き、国から賃金が出して保護を行う。このような試みは世界の国立公園の中でもとても画期的なこと。
地球で、人類がここで7万年余り過ごして、発展は早いけど、
今現在人類が地球を占有して・・・すべての哺乳類の比率から言うと60%(を人類が占めている)。ほかの30%余りは我々が飼育している家畜。
野生の哺乳類は残りの5%にも満たない。
自分と土地との関係は何か、数は多くなっても取り分に限度を設けて、使うにしても秩序があったなら、維持していける時間も自ずと長くなり、
継続していける方法にもなる。

胡歌 大部分の現代人は都市で生まれ育つから、自然に対する知識が欠けてる。

呂教授 直接体験してないから 今言ったように、ジェーン・グドール(※動物学者)が言った言葉だけど「知ることにより、関心を持つことが出来る」
  ※日本では、「未来を脅かすのは無関心」と言う言葉で有名のようです。

胡歌 関心

呂教授 そう、関心。関心を持つことができれば、

胡歌 行動

呂教授 行動に移すことが出来る
知らなければ関心なんて持てないから

胡歌 そうです、そうです
 ※ヘリーハンセン帽子が似合ってる。山に居た時と別人みたい。
 真剣な話してるからかな。
 陳龍が拾った石を持ってる(笑

陳龍 到着して一日目、姉妹に尋ねたんだけど、
彼女たちは普段県城(人民政府の所在地)で暮らしてる。
息子の方は卒業してから帰って来た。
しばらくは家に居るんじゃないかな。
僕たちが行ったとき、お爺さんは高年齢だし、あとどのくらい出来るか分からない。そこがとても気になる。

呂教授 若者が外の世界に羽ばたいて行くのはこれも自然なこと。
ほかの場所に居るのが良いのか、ここに居るのか良いのが、体験してみないことには何とも言えない。我々が自然を体験するように、彼らも町での生活を体験してみないと。

一匹の犬

陳龍(口笛吹く) こっち、こっち!

劉涛 ヤクはこっちだよ、大黄!

陳龍(口笛吹く)

胡歌 一日どう過ごしてるか聞いてもいい?
もし旅行客がいないときは?

 ※全然関係ないけど、ほんと三人とも背がたかい!
仁青央忠も背が高いかな?って思ったけど、それ以上・・・
劉涛と仁青央忠ずっと手をつないでる

仁青央忠 朝起きたらヤクの乳しぼり
そのあとはヤクの糞の仕事、それから放牧
あっちまでヤクを追い立てて、その後顔を洗って

一同笑い

仁青央忠 ん-、その後ご飯作って

胡歌 ご飯作って

仁青央忠 お昼になったら休憩できる。何もすることないかな。

胡歌  午後は?

仁青央忠 午後はヤクを呼びに

胡歌 つまり、家に呼び戻す

仁青央忠 うん、そうです

胡歌 そのあと夕ご飯つくって

仁青央忠 うん、そうです

胡歌 夕ご飯食べ終わったら、お皿洗って、顔洗って

仁青央忠 うん、そうです(笑

胡歌  それから寝るんだ

仁青央忠 ええ、うん

劉涛 じゃあとっても忙しいわね
でももうすぐ結婚するんじゃない?

仁青央忠 んふふ

劉涛 結婚してるの?住んでると頃は遠い?ここから

仁青央忠 (玉樹)州よ

劉涛 おお、じゃあご両親はここで自分たちで生活してるのね

仁青央忠 旅行客が来たときお手伝いに来るの

胡歌 動物の写真とるのって難しい?

仁青央忠 動物を撮るのは少し難しいわ
例えば今日ユキヒョウを撮影したいと思ったら、
一日中ずっと山にいなきゃいけないの

胡歌 出てくるのをずっと待ってないといけないんだね

仁青央忠 ええ、そうです 出てくるのを待たないといけないわ

陳龍 獣道を知ってるんだよね?

仁青央忠 知ってるわ

仁青央忠が撮影した写真

胡歌 彼女が撮影した写真から、彼女が写真撮るのが好きって感じられるね。撮影は彼女にとって一つの方法で、心から動物が好きなのが分かる。
動物が好きだからこそ、カメラを手に取って撮影して記録する。

劉涛 だから、これも一種の自然との関係、自然との結びつき、自然への気感情。

川を渡る

劉涛 どうやって一人でヤクを家に戻すのか知りたいわ

胡歌声を上げて、陳龍は口笛を吹く

仁青央忠、石を投石器(スリング)で投げる

胡歌 おおー石を投げるの?

仁青央忠 そうよ

胡歌 どうやって投げるの?

見本を見せる仁青央忠
  ※めちゃくちゃ上手

胡歌 おおー
あっちの方向に投げるとき、これを放せばいいんでしょ?

仁青央忠 ああ、うん

胡歌 離れたところから(投げる 良い感じだったみたい)

劉涛 いいじゃない

胡歌 どこに飛んで行ったか分からないけど、飛ばすことはできたよ

劉涛 いい いい いい

胡歌が陳龍に教える

胡歌 その時にここを放せば大丈夫

逃げる胡歌

劉涛 離れた所でやってね

陳龍ふりまわすも、手を放すタイミグが合わず、後方へ・・・?
自分でもびっくりする陳龍

陳龍 やめた

胡歌 音でたよね?

陳龍 だから後ろに行っちゃったんだよ

ヤクと追い立てる牧羊犬

胡歌 うしろ?

劉涛 ヤクのお尻の後ろに付いていく

陳龍と仁青央忠、おしゃべりしながら

インタビュー
仁青央忠 (旅行客の受け入れ)始めたばかりのころ?
その時はまだ慣れてなくて
すごく緊張した。まだ中国語も今みたいに上手にしゃべれなくて
あの時、旅行客が質問をしたんだけど、なんて答えていいか分からなくて
カメラを取り出して、私を撮影したの。私はずっと隠れて、ずっと隠れてて。あの時は・・・
あと、ご飯の時にも私を待ってて

? 待ってたの?

仁青央忠 うん ヤクの群れの中で糞の仕事をしてるふりして
わざとご飯食べに行かなかったの

? 恥ずかしいから、行きたくなかった?

仁青央忠 そうそう 本当に恥ずかしかった

劉涛(大声上げながら)

陳龍 家に帰るよー

胡歌 ご両親を州に連れて行ける?

仁青央忠 考えてるわ

胡歌 えいえいえい

劉涛 あの二匹ずっと喧嘩してる

胡歌 とても難しいよね 毎日・・・都市にいると、就業時間になって
家に帰る途中、目にするものは全部車。

仁青央忠 笑

胡歌 牛はいない 車だけ(笑
この香り・・・大自然の香りも嗅ぐことができない
水の流れる音も聞こえない

陳龍大きい声でヤクを追い立てる
(息切れ)老胡、俺2年後、歩きたくても歩けなくなってるよ

胡歌 気が付いた?じゃ、この2年多めに歩こう。

陳龍 笑

49:04


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