映画「不虚此行。」感想
映画「不虚此行」
2023年公開
監督・脚本:刘伽茵(リュウ・ジアジュン)
主演:胡歌 (聞善)
:吴磊 (小尹)
:齐溪 (邵金穂)
:娜仁花 (方阿姨)
:白客 (潘聪聪)
百度のあらすじ
该片讲述了一个“掉队”的普通编剧闻善偶然中开始以撰写悼词为生,在与各色普通人的相遇里,闻善慰藉他人、也获得了温暖,最终找到了自己的人生方向的故事
「耳をかたむけて」
脚本家として売れなかった聞善は、偶然追悼文を書く仕事を得る。
聞善が、さまざまな普通の人々との出会いを通じて、
時に人を慰め、時に人の暖かさに触れて、
やがて自分の人生を見つけて行く物語。
もう、これだけで涙腺が崩壊しそうな映画です。
YouTubeの主題歌が流れる中で映画の場面が
挿入されるのですが、淡々としつつも暖かい優しい空気が流れているのがよく分かります。
ちなみに、映画の題名ですが、
「無駄ではなかった」
と言う意味です。
何かをした時、一見ムダだったり、
遠回りだったと思うこともあるかもしれません。
ですが、夢破れても遠回りでもその行動は決して無駄ではない、
と勇気づけてくれるような題名です。
ここでの「行」は 「人生」を表しているのではないかなぁ
と個人的に感じています。
胡歌が見事に冴えない中年男性を演じています。
走走停停の吴迪とはまた違い、
不器用で暗い感じです。
でも、名前の通り善良で、
とても良い人です。
映画の中で、聞善が
「我不觉得他软弱,他是善良。」
「彼は軟弱じゃない。善良なんだ。」
と言うセリフがあって、とっても良いな、と思いました。
様々な人の追悼文を書くことによって、
遺族と一時的な交流をし、
自分を見つめなおす聞善。
温かい気持ちになる作品でした。
ちなみに、舞台は北京で、
かつて私が暮らした場所ですが、
全く見覚えが無い街になっていました。
聞善がタクシーを降りたところで、
「海淀」と言う文字を見つけ、もしかして通っていた学校の近くかも?
と思い調べました。
そうしたら、学校に割と近い中关村と言う場所でしたが、
変わりすぎていてどこか分からないくらいでしたTT
聞善が自転車に乗るシーンが割とあるのですが、
どこなのかさっぱり。
北京の郊外なのかな?
動物園は北京動物園かな?
そう思いながら見ていました。
あと、潘聪聪がめちゃめちゃ北京語なまりで
なかなか面白かったです(笑
2025年1月5日