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アメリカ駐在の話 ②行って感じた外資系の弱点
こんにちは!外資系医療機器メーカーの日本法人でマーケティングをしているバミシです。
2024年にアメリカ本社での短期駐在を経験したので、現地での学びやそれまでのきっかけなど幅広く書いていきます。
この記事では
アメリカ本社で感じた外資系ならではの弱みについて書いてみます。
こんな方に向けての記事
💡外資系メーカーの仕事に関心がある方
💡(短期)駐在に関心がある方
💡医療系マーケティング業務に興味がある方
アメリカ本社で見た開発の現場
こちらの記事で短期駐在の目的について書きました。
その目的の一つが「アメリカ本社のことを広く知る」というものでした。この目的を達成すべく、現地では開発に関わるエンジニアや製造の方々ともコンタクトを取り、実験室や工場などを見学させて頂きました。
医療機器ということで製品のクオリティが人命に直結する為、数万回の検証実験や数百の実験室など、初めて現場を見て圧倒される世界の数々でした。
現場を見て感じた弱みとは?
マーケティングという立場上、エンジニアと接する機会や細かい部分についての情報は日本法人の中では得やすいと言えます。そんな自分にとっても、アメリカ本社で行われている研究開発のダイナミックな現場に圧倒されました。
日本企業はこれまで数十年にわたり、そのモノづくりへのこだわりで世界をリードして来てきたかと思います。そうした日本の製造メーカーの場合、マーケティング担当であってもすぐ隣にはエンジニアがいたり、新卒入社のタイミングで実際の工場を見学したりといった機会があるかと思います。
一方で外資系メーカーの場合、研究開発から製造までは海外で行われ、日本には出来上がった製品が持ち込まれるという宿命を背負っています。
顧客と話す際の迫力が乏しいのではないか
たとえ自分が開発した製品でなくても、
開発に携わった方々の顔を知っている
この製品はあの工場で作られている
製品化までに何万回もの検証を行われた
といった製品化に至るまでの物語を日系メーカー社員なら多かれ少なかれ誰しも持っているかと思いますが、外資系メーカーの場合はこの点が丸ごと抜け落ちていることになります。もちろん資料を通してどのようなコンセプトで新製品が作られたのかなどは共有されるものの、実際に現場を知ることとは全く別次元であることは明らかと言えます。
マーケティングがやるべきこと
このような宿命を背負っているからこそ、アメリカ本社と日本をつなぐマーケティングという立場でやるべきことが見えてきます。
出来るだけエンジニアや製造の生の声を日本に届ける機会を作る
アメリカ本社から直接日本に来てもらうことがベストですが、意識的に開発や製造に関わる人々の熱意を伝える機会を設けることが出来れば、Webだって意味はあると考えています。
医療機器は外資系メーカーが多いので、もし自分が日系医療機器メーカー社員ならこの点をフル活用するだろうな、なんて想像しています。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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