ONE DIDJERIDUのチューンアップ 1
ONE DIDJERIDUは、水道管で作れるので寒い時期にも外に持ち出せて演奏でき、丸洗いできるなど、本物のユーカリのサウンドにはおよばないものの演奏感良くて、ラフに扱えるディジュリドゥです。
でも、そのままだと塩ビ管のマウスピースはエッジがとがっていて、唇のまわりが痛くなります。できるだけ少ない道具でマウスピースの角を落として、なめらかな口当たりにする簡単な方法をご紹介します。
サンドペーパーを準備する
最初はいろんなヤスリを使って試行錯誤していたのですが、木と違ってやわらかい塩ビの加工の場合、最終的な仕上がりを考えるとすべてをサンドペーパーでやった方が良い結果になりました。
用意するのはサンドペーパー粗目60、中目120、細目240、そして耐水ペーパーの細目400、耐水ペーパーの細目800の合計5種類です。すべてヨドバシカメラで送料無料で買えます。
高儀 TAKAGI 紙ヤスリセット ¥264(税込)
https://www.yodobashi.com/product-detail/100000001002696717/
ビッグマン [耐水紙ヤスリ #400] ¥91税込)https://www.yodobashi.com/product/100000001008346312/
ビッグマン [耐水紙ヤスリ #800] ¥118(税込)https://www.yodobashi.com/product/100000001008346312/
普段DIYをよくする人ならA4サイズを買った方が割安ですが、サンドペーパーを使う機会がほとんどない人には高儀の「紙ヤスリセット」が良いかもしれません。
マウスピースの研磨手順
今回はONE DIDJERIDU - Yidaki styleのマウスピースの加工をします。用意するパーツはTSソケット25です。粗目60のサンドペーパーでほとんどの形を削り出します。紙ヤスリセットは93mm幅なので15〜20mmほどにカットしたサンドペーパーを三つ折りにします。
時々鳴らしてみてちょうどいいフィット感になったら、中目120、細目240、細目400と同じことを繰り返していきます。この時のポイントは前の番手でできた傷を消すように削ることです。傷を消さずに次の番手にうつると、最後まで傷が残ります。
最後に耐水ペーパーを30x30mmほどを切り出して、水に濡らしてマウスピースを擦ってください。研磨カスを拭き取りながらここは少し根気強く時間をかけて、丁寧に磨いてください。
スムーズで口当たりの良いフィット感になることで、塩ビ特有の人工的な感じが少し軽減されますよ。個人的には内側を多めに削り、外側は角を落とす程度にするのがおすすめです。