【ハットゥシャ:ヒッタイトの首都】

英名:Hattusha: the Hittite Capital

登録年:1989年

所在地:トルコ共和国

区分:文化遺産

登録基準:(ⅰ)(ⅱ)(ⅲ)(ⅳ)

顕著な特徴:紀元前17〜13世紀に、優れた製鉄技術を持ち繁栄した騎馬民族のヒッタイト王国の首都。トルコ中央部に位置する。王国の全盛期には、エジプト・バビロニアと共に古代オリエントの三大強国と呼ばれていた。二重の城壁内には、岩に帯状のレリーフが刻まれたヤズルカヤ神殿や獅子の門、地下道、貯蔵庫、王宮といった遺跡が残されている。楔形文字が記された粘土板の中には、紀元前13世紀にエジプトと戦ったカデシュの戦いの和平条約が刻まれている。内紛や食糧難などの問題を抱えていた中で、「海の民」と呼ばれる民族にハットゥシャを破壊され滅亡した。

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