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プロ野球「暗黙のルール」とは?


みなさん、こんにちは。

私はプロ野球が好きで毎日のように
試合を見ています。

先日も、東京ドームに
野球を見に行ってきました。


みなさんも、プロ野球をよく見ますか?

残念ながら、「野球人口」は年々減少しています。


✔野球人口の減少


昔のように、どこでもボール遊びができるような環境は
どんどん減ってきています。

それにより、野球というのは
やるためにはチームに入ったり部活に入ったりと
結構手間がかかるようになってきました。

私も高校生の時に野球部に入りましたが
スパイク、グローブ、バット、ユニホームと
すべて揃えるのにかなりのお金がかかりました。

「やる」経験をする人が減ると当然ながら
野球を「見る」人は減っていきます。

実際、データを出すと
2010年から2018年の間での
中学校の軟式野球人口は

29万人から16万人にまで減少しています。

私は、親も兄弟もスポーツといえば
野球でしたので、未だに野球が好きで見ていますが

実際、会社の同僚や後輩には
野球が好きという人はかなり減ってきたように感じます。


その1番の理由は

「ルール」の難しさにあると思います。


私もサッカーはほとんどやりませんが
見ていればなんとなくルールは理解できます。

野球も基本的な部分はみんなしっているのですが
「タッチアップ」や「フォースプレー」など

1試合の中でも結構発生することもやはり
野球を知らない人からすると難しくとっつにくいでしょう。

また最近も
「申告敬遠」「リクエスト」「コリジョンルール」など
様々な新規ルールが追加されておりどんどん難しくなっています。

そして、今回話す「暗黙のルール」というのも存在します。

今日はそんな中でも

ルールブックには「禁止」されていないが
「暗黙の了解」で禁止とされているプレーについて
簡単にご紹介したいと思います。


■プロ野球「暗黙」のルール



○6点以上差がある場面でのバント・盗塁
3ボールから打ちにいく行為


こちらは、日本でも見かけたことがある人がいるかもしれません。

野球好きの人は知っている人も多いと思いますが
2007年のヤクルトvs横浜線で
横浜が11点リードだったにも関わらず盗塁をしかけました。

これに対し、ヤクルトのキャッチャーだった
古田選手兼監督は横浜ベンチに対し罵声を浴びせ
直後の投球で「死球」を与えさらに次のバッターにも
「死球」を与えたことで乱闘に発展しました。


2010年の阪神vsオリックス戦でも
大量リードの場面で盗塁をし、
やられたオリックス岡田監督は

「警戒していないのを知っていて走るのは侮辱行為」
「(暗黙の了解)を知らなかったではすまない」と
発言をしています。

このように、大体「暗黙のルール」を破った場合の
報復としてあるのは「死球」が多いです。

○ホームランを打った際の大げさなガッツポーズ

こちらも、嬉しさのあまり
大げさにやってしまいがちですが

やりすぎると、痛い目にあってしまいます。

記憶に残っているのは
ロッテの「神戸選手」でしょう。

当時西武の涌井選手からHRを打った際に
喜びすぎてガッツポーズを連発し

次の打席で死球をくらっています。


○ノーヒットノーラン中のバント

ノーヒットノーランなど
投手の大記録がかかっている時に

バントして記録を阻止しようとすることも
暗黙のルールとしては存在します。

ヒットを1本も打てないような好投を続けている
ピッチャーに対して、バントで塁に出ようとすることは
別に悪いことではないと思うのですがこちらも事例があります。

メジャーリーグになりますが

2001年の
ダイヤモンドバックスとパドレスの試合で
カート・シリング選手が7回まで完全試合投球を
していたのですが

8回にセーフティバントを成功させられて記録は途絶えました。

この試合後、監督が
セーフティバントをした選手をチキンと批判し
ちょっとした騒ぎになりました。

○対戦相手1人の引退試合は三振しないといけない

プロ野球選手は
「引退」を発表すると

ある程度実績を残した選手は
引退試合をやってもらえます。

引退試合といっても普通に試合が行われるだけですが
ピッチャーの引退試合の場合

一人だけ投げて交代というケースもよくあります。

その時、打者は「三振」をしないといけないという
暗黙のルールが存在しているとのこと。

ただ、これは「完全な暗黙のルール」ではありません。

今の広島の監督、佐々岡さんの引退試合は
9回2死からの登板となった。

バッターとなった当時横浜の村田は
高めのボール球を強振し「ホームラン」を打った。

暗黙の了解を破った感じになったが
これは佐々岡さんが

あくまでも真剣勝負を望んでいたことや
事前に気持ちよくフルスイングして送り出してほしいと
広島側が事前に伝えていたこともあり

村田自身も最後が四球では忍びないという気持ちが
あったからこそ生まれたホームランだった。

そして、村田自身はこのHRでHR王争いから抜け出し
最多ホームランを獲得している。


○投手が打席に立った時の内角攻め

セ・リーグでは未だに
DH制が導入されていないため

ピッチャーが打席に立ちます。

最近では打つピッチャーも多いので
真剣勝負をすることも多いですが

やはり、デットボールを当てて
投げれなくなったら困るとのことで
投手への内角攻めは暗黙のルールで禁止されています。

○順位に関わる試合での引退試合


先程話した「引退試合」ですが

やはり、原則は暗黙のルールとして
「三振」をするというのが一般的です。

そのため、どちらかが優勝争いや順位に関わる大事な
時期は引退試合は原則行わないことになっています。

これは、引退試合にしてしまうと
試合の勝敗に関係なく
引退する選手に華を持たせないといけないためです。

過去、中日の山本昌選手の現役最終登板が
広島にとって「勝てば3位、負ければ4位」という
大事な試合と重なってしまい

広島にとっては戦いづらい試合となってしまいました。

実際、広島はこのシーズン4位でシーズンを終えています。


○まとめ

このように、プロ野球には
野球の不文律という形で

ルールブックには乗っていないけど
やると故意死球をされるようなプレーがいくつかあります。

基本的にはメジャーリーグも同様です。

しかし、文化の違いも当然あります。

日本ではデットボールを当てたら
帽子を取って頭を下げるのが一般的ですが

メジャーはそれをすると「故意死球」を
認めたことになってしまいます。

松坂大輔選手も最初帽子を取って頭を下げましたが
指摘が入ったのか、次にデットボールを当てた時からは
帽子をとりませんでした。

こうした暗黙のルールがまた
野球を難しくしている気もしますが

これもまた伝統あるスポーツだからなのでしょう。

他にもいくつか存在していますので気になる人は
チェックしてみてください。

以上

参考文献


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