龍野国際映像祭2022 雑感《ひとり》《雷鳴》
ゾルターン・デブレチェニ
《ひとり》SOLA
2020 8:30(ハンガリー)
人間とストレスの関係が逆転する様を、ダイレクトに表現。
しかし震えるのはラスト、部屋の窓からカメラは引いていき、同じような窓、ビル群が無機質に映し出される。彼女は「ひとり」ではなかったのだ。
オレスト・スミラネッツ
《雷鳴》Thunder
2022 1:00(ウクライナ)
戦争のない状態が日常としてあった、というごく当然のことをニュース映像から想像するべきなのだが、逆に麻痺してしまい想像できなくなっている自分を省みる。
ラストの文章でタイトルが逆転する。生々しさが増す。