なまものバリ通信④〜悪路バティックサイクリング〜

のどかなライステラスのあぜ道をみんなで連なって走る・・・・

そんなイメージも裏腹に、バリの道路事情は悪かった(2009年時点)。
アスファルトで舗装された道・・・が途中で壊れていたり
アップダウンの激しい道とちょっと不安な自転車のブレーキ
猛スピードで走ってくる車とバイク
荷台に20人ぐらい立ち乗りしている軽トラ


もうただただ、走り抜けてはやく安全なところへ行きたい!!!

でもときおり見えるライステラスはきれいだった。
ああ あの中に行きたい。
おそらく、場所を選べば安全でのどかな道を走れたんじゃないか。


ぐねぐねと山道を突き進む道路
カーブに差し掛かるころ辺りが生ごみ臭くなった・・・・


ドリアンーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!


生まれて初めて出会うドリアンは排気ガスとあいまって私に迫り来る。
一段と早くこげるようになってきた。


ゴアガジャへつくころには全員汗まみれ。 ガネーシャ様、これも試練ですか・・・?

帰りにはARMAというあらゆるバリ絵画を展示している美術館へ。

バリの絵画は昔オランダから来た画家がいたくお気に召して
遠近法や多彩な絵の具を与えたことにより大きく飛躍し独特のスタイルを確立したらしい。

そのエネルギッシュなこと。とてもよかった。
もっとゆっくり来れたらよかったなあ。次はウブドに一泊したい。


さて、帰りもタクシーを拾わなきゃ。
私の班はKARTIKOさんが約束どおり迎えに来てくれた。 でも後四台を確保せねば。
そこは名誉挽回のごとくリーダーのジョーが交渉してくれた。

最後の車が捕まるまで私はいなきゃいけないので
私の代わりに他の子がKARTIKOカーに乗ることに。
KARTIKO「バンビ、約束したのに何でのらないんだ?」
バンビ「代わりに私のお友達を連れて行ってください」

KARTIKOさんと少し友情が芽生えた。
なんか鼻づまりに利く薬くれようとしてたし。


最後の1台に四人で乗った。行ってみたら9人乗りだった・・・
最初にこれにのせられればなあ。

その運転手さんも陽気な人でレゲエをかけながら
雨が上がった夕暮れのライステラスを走り抜ける。
素っ裸でマンディー(沐浴)する人や、バリの鳥、Sくんが奏でるバリ楽器
(ついさっき購入したのにもう叩けるようになっている!!)
のハーモニーでのどかに過ぎていく。

そこへ突然の同乗者の出現。

運転手さんが道のドリアン売りと車上から交渉。二つのドリアンが助手席へ。
まだ熟す前とはいえ、やや生ごみ臭がする・・・
「デンパサールの友人にあげるのさ!」
「あなたはドリアン好きですか?」
「いや、嫌いだよ!」

食べ物の好き好きは人それぞれ 

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