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そういえばミャンマー③〜イサヤささやかな街歩き〜

宿は朝ごはん付きでセルフでパンや麺やを食べた。
自家製のピーナツバターがオススメと昨日の女性が教えてくれた。
ここのシャンプーもどうやら自家製のようで宿のこだわりなのだろうか。
共用スペースには時折、猫が出たり入ったりしていて可愛い。
のちにいつも穏やかな宿のお姉さんがこの猫たちをすごい剣幕でほうきを振り回して追い払っているのを見たのでどうやらこの宿の猫ではなかったようだ。

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噂ではタウンジーから夜行バスでバガンに向かうことができるらしい。
昨日通った街の中心部に行きバス会社の窓口に行けば予約できるんだと思う。
ネットの噂ではミャンマーはバス交通が発達していて結構快適とのこと。
タウンジー⇆バガン間の夜行バスは立派で快適だったという記事も見た。

かたや鉄道は当たり外れが多く、ハズレだと走り回るネズミと窓から飛び込んでくる虫との戦いが悲惨とのこと。
圧倒的にバスが良さそう。

宿の口コミではバガン行きのバスを宿の人が予約してくれたと書いてあった。
受付のホワイドボードにもバガン行きのバス、と書いてあるので
自分でタウンジーに往復する費用のことも考えたらたとえ多少高くても宿のお姉さんにお願いするのが良さそうだった。
お姉さんが何時発のバスがいいか?と聞くので
「そうだね、夜10時とかに出発してバガンに朝方着くのがあればベストだね!」
と答えた。
屋上で洗濯物などしているとお姉さんが16時のバスが予約できたという。
それは夜行にしちゃ随分早い出発だけど…。まあ、他のにしてとは言いづらい。
バガンまで8〜10時間て話だっただけど意外と時間がかかるのかもしれない。
近くのバス停までお姉さんが送ってくれるとの話でなんとも至れり尽くせりだ。

そうと決まれば夕方までこの地域を満喫すべし。

ミャンマーの女性は「タナカ」と呼ばれる伝統化粧を頬や額にしている。
クリーム色のその液体には日焼け止めと美容の効果があるらしい。
タナカはタナカの樹から作られるのだが最近はジャーに入ったクリームのような簡単に使えるものもあるらしいが、昨夜の商店には大きいサイズの物しか置いてなかった。
できれば荷物にならずに機内持ち込みできる少量の物を買って帰りたい。
お姉さんに相談すると親切に自分のを1つ譲ってくれるのだという!
ありがたい!

しかし彼女が持って現れたのはそこそこ大きいタナカの原木だった。

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これを擦り板で水をつけながらこすってタナカの液を作るらしい。
これまたそこそこでかい石の擦り板で実演してバンビの顔に塗ってくれた。

このタナカを顔に塗ってすっかりミャンマー人の気分になり街中を散策し
町のビリヤード場で見学させてもらったり

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謎の美味しい麺料理屋で昼ご飯を食べたり

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トラックで売りに来るミルクシェイクを飲んだり

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子供達が遊ぶ様子を見たり

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と楽しんだ。


ふらふらと歩いている途中に宿の近くに大きなバスが止まったターミナルを発見。
あ!ここか!
ここからバガンへ出発するのだね。
これなら近いしもう場所もわかったので一人で行ける。
バスも立派で確かに快適そう。一安心だ。

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宿に戻って「バス停、あそこでしょ?もうわかったから一人で行けるよ!」と言うものの
なぜかお姉さんは送るの一点張りだった。


それからまたしばらく遊んで日が傾き始めた頃
「バスが遅れていると連絡が来た」とお姉さんがいいにきた。
バスの整備が遅れてんのかな?
予定の時間より1時間ほど遅れてお姉さんはバンビを連れてバスターミナルと反対方向に歩き出した。
なんの目印もない砂埃舞う路上でタウンジー方面を見守るお姉さん。
戸惑っているとタウンジー方面より小さな小さなマイクロバスが現れたのだ。

え?


それは全く快適とは言えそうもないバス。
これで夜通し走るのだろうか?眠れるだろうか。
しかしバンビはお姉さんには笑顔で手を振って不安とともにお別れした。

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