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なまもの、ガラパゴス諸島へ行く2〜グアヤキルグルメ〜

パナマの空港で夜明けを迎えた。
乗り継ぎ待ちの数時間の間に朝ごはんを食べ、凝り固まった体をストレッチし、冬服から夏服に着替えた。
なぜか、乗り継ぎエリア、つまり出国後のエリアには沢山の犬や猫が闊歩していた。
日本では考えられないことだけど
いや、他の国でも見たことがない気がするけど
パナマでは犬や猫は自由に人間と同じように飛行機に乗ることができるということだろう。

パナマで中南米モードにシフトしつつ、更に数時間のフライトの後
ようやくエクアドルはグアヤキルに到着した。
グアヤキルはエクアドルの第二の都市でエクアドルで最も治安が悪いと言われている。
バスなどの公共交通機関は危険なのでタクシーに乗るべし、とのことなので
ホテルにタクシーの迎えをお願いしておいた。

5人乗りの普通サイズのタクシー1台しかいない。
うちら、5人なんですけど…。
運転手さん入れたら1人オーバーなんですけど…。
と伝えると後部座席に4人座ればいんだよ!と当たり前のようにぎゅうぎゅう詰められて初日の宿に到着した。

長旅お疲れ様!と言いたいところだがちょうどお昼時なのでチャチャっと一休みして
南米の大人気フライドチキンチェーン店「ポヨカン」ことポヨカンペーロ!!へ。
ショッピングモール Mall del Solへのタクシーはやはり5人乗りに6人乗車スタイルだった。
混雑するフードコートで、よくわからないまま各々注文したフライドチキンとライス、謎の赤いドリンクのコンボを頬張る。
美味しい!けど結構多い!

食後はスーパーマーケット MEGA MAXIでエクアドル産のビールやチョコレート、バナナチップスなどを買い出し。名前の通り、とても大きなスーパーマーケットだ。加工品はガラパゴス諸島へも持ち込めるので向こうでも食べよう。
帰りはUberをで例によってお得に5人乗りに6人乗りしようとしたがダメだと断れられた!
なんと、タクシーよりもUberの方が厳しいのだ。Uberさすが世界的企業。

滞在したホテルはおしゃれで、それでいてアットホームなアパートタイプでグアヤキルの中では治安のいいLas Penas地区にある。
色とりどりの家が立ち並ぶ丘からグアヤス川を眺めてのんびりビールを飲みながら
「あのロープウェーの行く先はどうなっているのだろうね?」と
そこそこ大きな川を横断するロープウェーの使い道に思いをめぐらせたりした。
非常に親切なホストAlexが、この辺りは全然治安は悪くないし夜景がおすすめ!というのCerro Santa Anaへ。
この頂上でバンビは突然少女に話しかけられTikTokデビューをした。謎の音楽に口パクで合わさせられながら。

さて、グアヤキル名物カングレホを食べにいこう!
カングレホとはエクアドルで獲れるマングローブガニのこと。
丸ごと茹でられたマングローブガニと木の棍棒のようなものが運ばれてきた。
どうするの、これ。
隣の席にいる現地の家族に「ちょっとじっくり観察させてほしい」と身振りでお願いすると
「我が家のマエストロを派遣するよ!」と言いながら少女が我々のテーブルで実演してくれた。
とにかく結構な勢いで棍棒で叩きのめし、割れたところから身を取り出して食べる。
これが臭みもなく美味しい。正直言って個人的には日本のそこいらの蟹より美味しかったと思う。

こうしてグアヤキルの夜は更けて行った。

さあ、明日はいよいよガラパゴス諸島へ渡る日!楽しみでたまらない。


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