【信州ブレイブウォリアーズ】vs三遠振り返り【2020.10.21 】
B1リーグ2020-2021シーズン第4節、信州ブレイブウォリアーズvs三遠ネオフェニックスを振り返っていく。
※あくまで個人的な意見です。
試合結果
1Q:信州 24 - 16 三遠
2Q:信州 18 - 20 三遠
3Q:信州 23 - 23 三遠
4Q:信州 18 - 20 三遠
TOTAL:信州 83 - 79 三遠
試合展開
1Q、立ち上がりから西山・マックの3Pシュートで先制。早々に点差を2桁に広げる。しかし、信州にミスが出て1Q終了時には8点差まで詰め寄られる。
2Q、信州はターンオーバーや西山・ホーキンソンのファールトラブルで停滞。さらに三遠に2点詰め寄られて前半終了。
3Q、信州はホーキンソン・マック、三遠はイェロヴァツを中心に得点を重ね、点差変わらず4Qへ。
4Q、早々に三遠に追いつかれる。そこから一進一退の攻防、終盤まで僅差の展開。最後は、三遠痛恨のターンオーバー。ホーキンソンが連続でフリースローを沈めて試合終了。なんとか信州が逃げ切った。
ポイントとなる選手
信州 No.8 西山
1Qだけで3本の3Pを決める。西山とマックが1Qで決めた3Pの貯金のおかげで、この試合に勝てたと言っても過言ではない。ファールトラブルもあり、珍しくプレータイムが30分を下回ったが、西山がいない時間帯はチームが落ち着かなかった。4Qはフル出場。試合を通して23得点(3P6/11)5アシスト。課題のターンオーバーも2つと抑えた。
信州 No.55 マクヘンリー
西山同様、1Qで3本の3Pを決める。ボール運び、ボールムーブのキーマン、フィニッシャー、エースストッパーと、チームに欠かせない存在として39分近くプレー。2Q〜4Qはフル出場。22得点(2P4/4、3P3/6)9リバウンド4アシストを記録。
信州 No.24 ホーキンソン
前半はファールトラブルもあり、わずか2得点。なかなかリズムに乗ることが出来なかった。しかし、3Q、4Qはそれぞれ13得点。試合が終わってみれば28得点とチーム最多を記録。リバウンドも2桁でダブルダブル。後半はフル出場。
信州 No.12 栗原
得点こそ少なかったが、チームのシュートチャンスを演出し、7アシスト。ファールトラブルの西山の代わりにボールを持つ場面が増えた。ディフェンスやリバウンドでもチームに貢献した。34分以上プレー。4Qはフル出場。
信州 No.31 三ツ井
怪我から復帰し、今シーズン初出場。怪我明け即スタメンでいきなり外国籍選手のDFを任された。
信州 No.27 ジェミン
Bリーグ初の韓国人選手がついにデビュー。プレータイムが10分弱と少なく、初得点を挙げることは出来なかったが、今後の活躍に期待したい。
三遠 No.31 イェロヴァツ
広いシュートレンジでどこからでもシュートを放ってきたサウスポーのビッグマン。31得点を挙げ、信州を苦しめた。
三遠 No.15 鈴木
激しいDFで信州のOFチャンスを何度も潰した。3スティールを記録。
ポイントとなるチームスタッツ
①シュート成功率(FG%、2P%、3P%)
信州のシュート成功率は、それぞれFG%49.1%、2P%61.9%、3P%40.6%。三遠のシュート成功率は、それぞれFG%40.9%、2P%48.8%、3P%26.1%。シュート成功率は、全てにおいて信州が圧倒した。
②ターンオーバー(TO)
信州のTOは17個。信州の課題はこの試合でも改善されず、多くのミスから自分たちのチャンスを潰し、三遠にチャンスを与えてしまった。
③シュート試投数(FGA)
信州のFGAが53本に対して、三遠のFGAが66本。自分たちのミスでシュートを打つ前にOFを終わらせてしまった信州は、三遠にFGAで10本以上の差をつけられた。
総評
開幕6連敗同士の戦いとなったこの試合、信州は三ツ井が怪我から復帰、ジェミンがBリーグデビュー、三遠も新外国籍選手2人がデビュー。お互いに新戦力のデビュー戦となった。試合は、信州が1Qに作ったリードを守り抜いて、今シーズン初勝利、B1リーグ初勝利を挙げた。