【信州ブレイブウォリアーズ】vs秋田振り返り【2020.10.4】
B1リーグ2020-2021シーズン第1節2試合目、信州ブレイブウォリアーズvs秋田ノーザンハピネッツを振り返っていく。
※あくまで個人的な意見です。
試合結果
1Q:信州 26 - 10 秋田
2Q:信州 14 - 24 秋田
3Q:信州 24 - 28 秋田
4Q:信州 12 - 18 秋田
TOTAL:信州 76 - 80 秋田
選手評価
No.5 山本
前日の試合では苦戦したボール運びを、この試合ではほぼ問題なく遂行することができた。DFでもチームに貢献し、西山と同時に起用される場面も。OFの組み立ての中で、ターンオーバーを3つしてしまったのが課題。
No.7 井上
小野の怪我があり、本来の役割を超える31分プレー。OFでは、勝久HCの戦術通りにプレーして3Pシュート1本を含む7得点。DFでは、前日の試合同様、秋田NHのスモールラインナップに苦しめられた。
No.8 西山
山本同様、この試合ではほぼ安定したボール運びを遂行。早い展開からのドライブで得点のチャンスを作り出し14得点(FG4/10、3P2/7)8アシスト。35分を越えるプレータイムでチームに貢献した。ターンオーバーは5つ。
No.12 栗原
得意のシュートが決まり10得点(FG3/6、3P2/5)。しかし、シュートが打てない場面では秋田NHのDFのターゲットにされてしまった。激しいDFに負けないボールハンドリングが今後の課題。
No.13 武井
出場機会無し。
No.15 佐藤
主にホーキンソンのバックアップとして約3分プレー。DFでは、豪快なブロックが炸裂した。
No.19 大崎
前日の試合ではベンチスタートだったが、この試合はスタメンで出場。OFでは、3Pシュートこそ入らなかったが、その他の部分では抜群の安定感を見せ、勝久HCの期待に応えた。DFでは、西山・山本と同時出場した時間帯にミスマッチを攻められ、秋田NHに得点を許してしまった。2Q、ファールトラブルでほぼプレー出来なかったのに、試合全体で28分プレー。後半は18秒しかベンチに下がらなかった。4Q終盤の8秒ルールは失態。
No.21 増子
前日の試合ではスタメンだったが、この試合はベンチスタート。3P2/5で6得点を挙げた。しかし、なかなか勝久HCの信頼を勝ち取ることが出来ず、マッチアップする相手に連続で得点を許したり、OFでミスが2つ続いたりするとすぐに交代。後半のプレータイムは約3分。4Qは、DFポゼッション2回だけの10秒のみ。
No.24 ホーキンソン
26得点(FG5/8、FT16/18)17リバウンド5アシストの大活躍。秋田NHのブリッツDFに対して、PnRやスリップでチャンスを作り出した。DFでも無駄なファールはせず、38分近くプレーした。
No.34 小野
攻守で勝久HCのチーム戦術を遂行するも、1Q途中で負傷退場。
ポイントとなるチームスタッツ
①フリースロー試投数(FTA)
この試合、信州BWのFTAは29本。その要因はホーキンソン。果敢なペイントアタックから18本のFTを獲得。1人で秋田NHのチーム全体とほぼ同じ数のFTを放った。
②アシスト数
前日の試合で14個だった信州BWのアシストだが、この試合では23個を記録。秋田NHの激しいDFに対して、しっかりとチームでボールを動かし、得点に繋げた。
③OFリバウンド(OFR)とセカンドチャンスポイント(SCP)
秋田NHに許したOFRは19本。そこから許したSCPが25得点。この試合に敗れた最大の要因。信州BWのDFが成功して秋田NHにシュートを外させても、リバウンドが拾えずSCPを許してしまった。
総評
前日の試合で25点差の大敗を喫した信州BWだったが、一晩で見事に修正。最も苦労したボール運びは、PGがビッグマンを壁にして運ぶスタイルから、PGにスペースを与えて1on1で運ぶスタイルに変更。これが成功し、ボールが運べるようになった。OFの組み立ては、PnRやスリップを多用し、ホーキンソンや他のビッグマンを起点にボールを動かし、得点に繋げた。DFでは、前日の試合よりは統制の取れた動きを見せるも、秋田NHに多くのOFRを許してしまい、2試合連続で80失点。開幕戦から2連敗となった。