【信州ブレイブウォリアーズ】2021-2022シーズン選手起用予想

2021-2022シーズン、新戦力が加わった信州BWの選手達を勝久HCがどう起用していくのか。過去3シーズンの信州BWでの選手起用の傾向や9月に行われたプレシーズンゲームを踏まえて予想していく。
※あくまで個人的な意見です。

勝久HCの選手起用の傾向

①特定の選手を長時間起用する
勝久HCは多くの選手を均等に起用するよりも特定の選手を長くコートに立たせるタイプのHC。
過去のシーズンを振り返ると18-19シーズンの石川が平均30.4分、20-21シーズンの西山が平均28.6分起用されている。
19-20シーズンは日本人選手の中で平均PTが最も長かったのが栗原の平均24.9分とそこまで長くないが、これは1試合平均16.1得点差と信州がB2で圧倒的に強かったのが要因。点差がついた4Qは主力を休ませることが多かったのでPTが伸びなかった。

②前シーズンまでの活躍は関係ない
勝久HCは過去の成績や実績で選手を起用することはない。
18-19シーズンに59試合で先発起用され平均21.8分プレーし信州のB2制覇に貢献した武井は、翌シーズン38試合の出場で先発起用は2試合のみ、PTも平均10.2分と半分以下。三ツ井や飯田が台頭してきたことで出番を失った。
他にも、B2での直近2シーズンで平均2桁得点を記録していた増子が20-21シーズンに信州に加入したが、勝久HCの戦術を遂行出来なかったためPTが与えられず。シーズン途中でレンタル移籍となった。
同じく20-21シーズンに千葉でスター選手だった小野龍猛が加入したが、役割は三ツ井のバックアップ。過去の実績では小野の方が遥かに上だが、勝久HCの評価は三ツ井の方が高かった。

勝久HCが日本一を狙うのはいつ?

前述の傾向の他に、選手起用を予想する為に重要なポイントがある。それが『勝久HCが日本一を狙うタイミング』である。2018年に初めて信州に加入した時、勝久HCは3年契約の『3年計画』で日本一を目指した。今回の契約も複数年ということで、勝久HCが今シーズン日本一を狙うのか、それとも1,2シーズン先に日本一を見据えているのか。それによって起用も変わってくるだろう。

選手起用予想【インサイド】

インサイドの選手起用予想は非常にシンプル。昨シーズンと同様にマックウェインジョシュが平均25〜30分でタイムシェアをする。以上。
…流石にこれだけでは内容が無さすぎるので追記すると、スタメンは昨シーズンと異なるかもしれない。昨シーズンは(全員が健康で有れば)マックウェインがスタメンでジョシュがバックアップという起用だったが、9月に行われたプレシーズンゲームではマックジョシュがスタメンだった。ジョシュがスタメンの地位を確立し、平均30分以上プレーするようになれば、ベテランのマックウェインを休ませる意味でもプラスになるだろう。
また、この3人に怪我やファールなどのトラブルがあった場合、プレシーズンゲームを見た限りではジェミンがバックアップを務めることになりそう。パワー不足ではあるがリバウンドやルーズボールに非常に積極的なので、短い時間であればこの役割も務まるだろう。

選手起用予想【PG】

PGとして起用される可能性があるのは西山熊谷大崎岡田の4人。ただ、プレシーズンゲームでPGとして起用されたのは西山熊谷の2人だけ。無難な予想をするならこの2人が15〜25分ずつタイムシェアすることになるだろう。
大崎はPG/SGそれぞれの3番手の役割を担うことになりそう。複数ポジションのトラブルに対応出来る選手がいるのは信州の強みになるだろう。
岡田は個人的にはPGでも起用して欲しい選手だが、勝久HCはSG固定で起用しそう。ただ、役割としては「ボール運び免除のPG」といったいった感じなので実質PGと言えなくもない。

選手起用予想【ウイング】

ウイングで起用される可能性があるのは岡田前田栗原三ツ井ジェミン大崎の6人。プレシーズンゲームを見た限りでは新戦力の岡田前田が頭一つ抜けている印象。2人がウイングの中心として平均20〜25分以上プレーすると予想する。
栗原は昨シーズン、そこまで活躍することが出来なかったが、プレシーズンゲームで先発起用されており、岡田前田が加入した今シーズンも勝久HCの期待値が高い選手。ただ、そのプレシーズンゲームでも結果を出すことが出来ず。ベンチ出場だった岡田の方がPTは長かった。シーズン中も先発起用されるかもしれないが、役割的には岡田のバックアップということになるだろう。
三ツ井はDF力を武器に一定のPTは与えられるはず。しかし、前田が加入したことで勝久HCはSFにもハンドラーの役割を求める戦術を採用している。この戦術にアジャスト出来ないと信州のエースキラーもPTを大幅に減らす可能性はある。
大崎は前述の通りだが、栗原が欠場の多い選手なのでSGとして出番が回ってくることの方が多くなるだろう。
ジェミンは個人的に長いPTを与えて欲しい選手。プレシーズンゲームでも非常に良い動きをしていた。しかし、ウイングはライバルが多い。栗原三ツ井との競争に勝ってPTを奪い取れなければ、昨シーズンと同様に育成のために前半の数分起用されるだけになるかもしれない。

選手起用予想【まとめ】

①無難な選手起用予想

PG:熊谷(20分前後) 西山(20分前後)
SG:岡田(25分以上) 栗原+大崎(15分程度)
SF:前田(20〜25分) 三ツ井+ジェミン(15〜20分)
PF/C:マックウェインジョシュ(それぞれ25〜30分)

主にプレシーズンゲームを参考に予想した無難な選手起用。
PGはプレシーズンゲームで起用された2人でタイムシェア。
SGは岡田がメイン、主に栗原がバックアップ。ただ、栗原は3年のプロキャリアで2割以上の試合を欠場している。そのため、今シーズンもそれなりに欠場することになれば、大崎やジェミンがバックアップとして起用されると予想。
SFは前田がメイン、三ツ井がバックアップ、ジェミンが育成枠。ジェミンは勝久HCからの評価が高まれば、SGかSFのバックアップに役割が昇格する可能性もある。
PF/Cは外国籍3人でタイムシェア。スタメン起用は対戦相手によって変わるのではと予想(重量級ビッグマン相手ならウェイン、みたいな)。

②尖った選手起用予想(個人的な願望)

PG:岡田(15分) 熊谷(25分)
SG/SF:前田(30分) 岡田(15分)
    三ツ井(20分) ジェミン(15分)
PF/C:マックウェインジョシュ(それぞれ25〜30分)

こちらは予想というより個人的な願望なので適当に読み飛ばして頂ければ…。
コンセプトは『2シーズン後の日本一を見据えた起用』。最大の特徴は西山を外していること。理由は若い選手、特にジェミンのPTを確保するため。今シーズン日本一を狙うなら絶対に西山を起用するべきだが、日本一の目標を2シーズン後に設定した場合、2年後35歳になる西山と24歳になるジェミンを天秤に掛けて、より伸びしろのあるジェミンにPTを与えて成長を促した方が信州にとってプラスだと判断した。
岡田をPG/SGの両方で起用する理由はいくつかあるが、そのうち1つは前述とほぼ同様。岡田がPGでプレーすることでウイングのPTを空け、ジェミンのPTを確保している。
新加入の3人にも更なる成長を期待して最大限のPTを確保。特に岡田前田は18-19シーズンの石川と同様の平均30分想定。この2人が日本代表クラスに成長すれば日本一も夢じゃないだろう。

まとめ

全ては最後の願望を書くための前振り。

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