信州ブレイブウォリアーズの戦術の鍵はPGマック

先日、初めてnote に投稿した【信州ブレイブウォリアーズの2020-2021シーズンの戦力を分析】という記事を、なんと信州BWチームMCの三井さんがTwitterでリツイートしてくださった。しかもコメント付きで(そのおかげもあって、公開から2日で700人以上の方に読んで頂いた。本当に感謝。)。その三井さんのコメントにはこんなことが書いてあった。「ちなみに僕の妄想は マックPGの ビッグサイズの時間帯❤️」。ということで、今回は『PGマック』について考察していく。
※この記事はあくまで個人的な意見です。
※三井さん以外にも、たくさんの方に拡散して頂き、そのおかげで多くの方に記事を読んで頂けました。本当にありがとうございます!

PGマックの考え方

考察する前の前提条件として、『PGマック』には以下の2つのパターンがある。

①役割ベースでのPGマック
②ポジションベースでのPGマック

①は、マックが別のポジション(PFやC)でプレーしながら役割はPG、といった状態。言うなれば、実質PGマック。即ち19-20シーズンまでのマックそのままである。過去2シーズン、石川選手や西山選手といったPGのポジションでプレーする選手がコートにいても、実際にPGの役割を務めているのはマックだった。
それに対して②は、実際にマックがPGのポジションでプレーしている(他にPGのポジションでプレーする選手がコートにいない)状態。三井さんが仰っていたPGマックはおそらくこっち。個人的には18-19シーズンに日本人ビッグマンの佐藤選手が信州BWに加入したとき、PFのポジションに佐藤選手、Cにウェインを起用して、PGのポジションでマックを起用するパターンがあるんじゃないかと思ったのだが、2シーズンの間にこのパターンを見ることはなかった。

PGマックが信州BWの理想の戦い方

信州BWの理想の戦い方は、2年連続でB2を制した『PGマックの周りに3Pシューターとフィニッシャーを揃える』であるといえる(自慢のDFは言わずもがな)。過去2シーズンにおいては、この戦い方を役割ベースのPGマックで遂行し、成功を収めた。そして、この戦い方はポジションベースのPGマックに置き換えても理論上成立する(出場する3Pシューターとフィニッシャーが変わるだけなので)。つまり、役割・ポジションではなく、『PGマック』であることが最も重要なのである。

PGマックのラインナップ

PGマックで戦う時のラインナップを考える。役割ベースのPGマックのラインナップは、前に投稿した【信州ブレイブウォリアーズの2020-2021シーズンの戦力を分析】という記事の選手起用予想と同じなので割愛する。今回はポジションベースのPGマックのラインナップを2パターン考える。

パターン①
PG:マック 202cm
SG:ジェミン 201cm
SF:小野 197cm
PF:佐藤 198cm
C  :ウェイン 211cm
ポジションベースのPGマックの最大の特徴は、なんといっても5人のサイズ。この5人がPGマックで最も大きいラインナップとなる。5つのポジションのうち、最低でも2つのポジションでミスマッチを作り出せる。とにかく大きい。

パターン②
PG:マック 202cm
SG:栗原 188cm
SF:小野 197cm
PF:ジェミン 201cm
C  :ウェイン 211cm
栗原選手を起用することで、サイズこそパターン①よりは小さくなるが(それでも十分大きい)、3Pシュートを決められる選手が増えて、より信州BWらしいラインナップだといえる。パターン②のほうが、シーズン中に採用される可能性は高そう。

まとめ

信州BWが20-21シーズンも『PGマック』で戦うのは間違いない。その中でも、三井さんが期待するポジションベースの『PGマック』が見られるかどうかに注目したい。

いいなと思ったら応援しよう!