【信州ブレイブウォリアーズ】vs宇都宮振り返り【2020.10.11】
B1リーグ2020-2021シーズン第2節2試合目、信州ブレイブウォリアーズvs宇都宮ブレックスを振り返っていく。
※あくまで個人的な意見です。
試合結果
1Q:信州 20 - 15 宇都宮
2Q:信州 19 - 20 宇都宮
3Q:信州 24 - 21 宇都宮
4Q:信州 11 - 28 宇都宮
TOTAL:信州 74 - 84 宇都宮
選手評価
No.5 山本
フィジカルの強い宇都宮の選手相手に当たり負けせず、DFでチームに貢献。得点こそ少なかったが、勝久HCからの信頼を勝ち取り、2Qと4Qはフル出場。
No.7 井上
宇都宮のDFがわざとフリーにしていたので、3Pシュートを狙ったのだが、不発に終わり2得点。この試合、信州はスモールラインナップで戦う時間が長かったので、前日の試合と比べてプレータイムが10分以上減少。4Qはプレータイムなし。
No.8 西山
24得点(FG8/13、3P4/6)9アシストの活躍。1Qは3Pシュート、2Q以降はドライブからのレイアップで得点を量産。ホーキンソンとのホットラインを中心にアシストも積み上げた。DFでも躍動し、3ブロックをマーク。勝久HCからの圧倒的な信頼で約36分プレー。しかし、試合終盤は疲労のせいかミスが出てしまい、試合を通じて合計6ターンオーバー。
No.12 栗原
得意の3Pシュートが決まり16得点(3P4/9)。DFでは、スモールラインナップの中で最もタフな4番ポジションでプレー。西山同様、替えがきかない存在として36分プレー。後半はフル出場。勝久HCのスモールラインナップ戦術のキープレイヤーとして、役割を遂行した。
No.13 武井
前日の試合同様、外国籍選手不在及び怪我人続出のため、ローテーションの穴を埋めるべく短い時間ながら出場。
No.15 佐藤
出場機会無し。
No.19 大崎
3Pシュートの精度こそ良くなかったが、OF、DFの両面で安定した活躍。勝久HCの戦術を遂行し、30分近くプレー。
No.21 増子
OFでの活躍はホーキンソンへのアシスト1つだけだったが、オンボールDFでチームに貢献。その代償として、早い時間帯でファールがかさみ、プレータイムが制限。主力選手を休ませる時間を作ることが出来なかった。
No.24 ホーキンソン
前日の試合では、宇都宮に完全に抑え込まれてしまったが、この試合では、23得点(FG9/14)17リバウンドの活躍。スモールラインナップの中で、インサイドを一手に担い、40分間フル出場。攻守に躍動した。
ポイントとなるチームスタッツ
①リバウンド
前日の試合で宇都宮に圧倒されたリバウンドだったが、この試合では改善(54→33)。特に、OFリバウンドを7本しか許さなかったことで、宇都宮のリズムを作らせなかった。(宇都宮のシュートが落ちなかったので、OFリバウンドのチャンスが少なかったという側面もあるが…)
②2Pシュート成功率(2P%)とペイントエリア内での得点(PiP)
前日の試合では、お互い確率の低かった2Pシュートだったが、この試合では改善(信州29.6%→53.1%、宇都宮37%→61%)。その要因はペイントアタック。信州は、前日の試合で14得点だったPiPを32得点まで上昇。宇都宮は、信州のスモールラインナップに対してPiPが50得点。この試合で、宇都宮が沈めた2Pシュートは全てPiPだった。
③プレータイム
チームスタッツではないが、チームで最も差が出た部分。信州は、ホーキンソンが40分、西山栗原が36分以上プレー。外国籍選手が合流出来ていなかったり、怪我人が多くいたりと、ほぼ7人でローテーション。主力選手のプレータイムが増え、5人が25分以上プレーした。それに対して宇都宮は、30分以上プレーした選手は0人、25分以上プレーした選手が3人。10人でローテーションして、9人が10分以上プレーした。
総評
前日の試合、20点差以上の大差で敗れた信州だったが、この試合では1Qからリードを奪い、4Q途中までは試合を優位に進めた。その要因が、勝久HCの秘策『スモールラインナップ』。リーグトップクラスのインサイド陣を誇る宇都宮に対して、高さ勝負は避け、平面の勝負でリードを奪った。しかし、そのまま終わらないのが強豪・宇都宮。主力選手が出突っ張りだった信州に対して、タイムシェアして戦ってきた宇都宮が4Q途中からスタミナで勝り、信州のゴール下を攻め立てる。信州は、ガス欠でその猛攻に耐え切れず、逆転を許し、そのまま試合終了。開幕から4連敗となった。