【信州ブレイブウォリアーズ】名古屋戦振り返り【2022.3.19】

こんにちは、ぬまくらです。今回は2022年3月19日に行われた名古屋との試合を振り返っていきます。

躍動するジョシュ

ジョシュ大活躍でしたね。スタッツは30得点11リバウンド2ブロック。得点に関してはチームで65得点だったので、約半分をジョシュが決めた事になります。

ジョシュの得点が伸びた要因は主に2つ。

1つ目はサイズの優位性です。ジョシュ208cmに対して名古屋のクラークとソコが201cmと7cmのアドバンテージがありました。名古屋には206cmのエサトンもいるのですが、ジョシュにマッチアップしないようにウェインをぶつけていました。こうする事でウェイン対エサトン、ジョシュ対クラークorソコのマッチアップに持ち込んでサイズの優位性を作り出し、インサイドで得点を重ねました。OFリバウンドからの得点も多かったですね。

2つ目はランニングプレーです。名古屋はボールに対して人数をかけて守るDFをしていましたが、それに対してジョシュは名古屋のDFがボールに寄る事で生まれたスペースに走り込んでパスを貰いシュートを決めていました。また、ファストブレイクの場面でもしっかりと走って得点を重ねました。

このツイートの最初のプレーのような形が効果的に決まってましたね。

ジョシュ以外に2桁得点を挙げた選手は信州にはいなかったので、まさに孤軍奮闘といった感じでしたが、1つ気になるところがありました。それはQ毎の得点推移です。1Qに14得点を挙げたジョシュでしたが、2,3Qはそれぞれ6得点ずつ、4Qは4得点とだんだんトーンダウンしていってしまいました。おそらく34分以上プレーしていて体力的にも厳しかったのかもしれませんが、CS進出に向けてもう負けられない事を考えると今日のようにジョシュのところでしか得点を取れない試合では最後まで得点を取り続けて欲しかったですね。
(それでも2〜4Qだけで16得点と今シーズンの平均得点くらい取ってるので十分凄いのですが…)

熊谷の安定感とPGマック

この試合も熊谷は安定感抜群でしたね。熊谷がボールキャリーしてくれるおかげで信州はOFを始められる、と言っても過言じゃない試合でした。正直、熊谷以外の日本人選手にはボールキャリーを任せられないくらい名古屋のプレッシャーは凄かったですね。スローインが入る前からプレッシャーをかけ続けて、ボールが運ばれた後も常にトラップを仕掛けようと狙っていました。それを掻い潜ってボールキャリーしてくる熊谷。ありがとう!

また、ボールキャリー繋がりで言うとマックも良かったですね。熊谷以外の日本人選手がボールキャリー出来ない中で、マックがボールキャリーする場面がいつもより多かった気がします。特に後半の熊谷がベンチに下がってる時間帯は完全にマックがPGやってましたね。そしてミスなくしっかりボールキャリーするマック。流石です。
ただ、マックがボールキャリーした後のOFがあまり良くなかったですね。これはマックと一緒に起用する選手の問題に見えました。今後、マックをPG起用する時には、『周りに誰を並べるか』がポイントになってきそうですね。

岡田へのDF

名古屋の岡田に対するDFは敵ながら見事でしたね。中東と須田をローテーションで岡田にマッチアップさせてほぼ完璧に抑え込みました。特にオフボールでのDFが素晴らしかったですね。岡田がボールを受ける為に動き始めるとかなり早い段階で体をぶつけて邪魔してました。また、手の使い方も上手でファールにならない範囲でベタベタ岡田に触ってイラつかせてましたね。試合中の岡田のジェスチャーを見てると相当フラストレーションを溜めてるのが伝わってきました。結果的に岡田は試合を通して僅か6得点。しかも1,3,4Qは無得点でした。
そんな岡田ですが、「常にDFを1人引きつける」という仕事はしていました。前述の通り、名古屋はボールに対して人数をかけて守っていたのですが、岡田をマークしている選手はボールではなく岡田を守っていました。それが名古屋のDFにギャップを生み出して、結果的にジョシュの得点に繋がっていた部分もあると思います。
流石に何もしてなかったら勝久HCも岡田を29分以上起用しないよね。

西山栗原大崎

西山
0得点(3P 0/3) 0アシスト 0リバウンド
1ターンオーバー

栗原
0得点(3P 0/1) 1アシスト 0リバウンド
0ターンオーバー

大崎
0得点(FG 0/0) 0アシスト 0リバウンド
1ターンオーバー

特に言うことはないかな…。数字が全てを物語っている。

まとめ

1Qジョシュの得点でリードを奪うも2,3Qと徐々に失速し4Qには大きく突き放される展開でしたね。
この試合の収穫はマックのPG起用を試せた事くらいでしょうか。熊谷とジョシュに関しては常にこれくらいやってくれると思っているのであえて収穫とは言いません。
逆に課題は山積みでしたね。しかも、新たな課題が見つかったというより、今シーズンずっと課題だったものを再認識させられたような内容でした。

この試合が今シーズンの40試合目。ここからはいよいよ終盤戦になります。まだギリギリCS進出の可能性もあると思うので、『日々成長』は勿論ですが、『日本一になる』という目標に向かって『結果』にも拘る姿が観たいですね。

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