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#02.しつこく聴き倒している曲について語る(好きなものを好きなように語るシリーズ)
女子大生のみなさま、ご機嫌いかがでしょうか?
少しインターバルが空いてしまいましたが、色々とインターバルが空いたのには理由があり、好きなものを好きなように語ろうとしたときに、写真などの参照をしづらく、(主に版権の問題で)
考えているうちにああでもないこうでもないと時間が過ぎていました。
第一回および本シリーズのコンセプトについては下記参照してくださいね。
今回は私が本当に個人的によく聞いている曲を選定しています。どういう基準かというと本当に恣意的なものです。
基本的には難しい用語は避けていますので、女子大生のみなさま、怖がらずについてきてくださいね。
1.Thieves Like Us「Drugs in my body」
メゾン・キツネっていうとアパレルブランドで有名ですけど、レーベルとしての「Kitsuné」とどちらが有名なんでしょうか、今はもしかしたらアパレルの方が有名なのでしょうか。
街中で狐のカバンを持った殿方などいますが、お声がけして良いものなのか悩みます。
Thieves like usというバンド名からニュー・オーダーだなってわかると思うんですけど、まあそんなことはさておき、チープな音を奏でるシンセ・ポップに同じ歌詞が繰り返されるので、個人的にかなり癖になりました。
2.Freezepop「Outer Space」
フリーズポップはマサチューセッツ出身のインディー・エレクトロ・バンドですね。
この曲は静かにレイドバックした始まりから、シンセサイザーの優雅なサウンドレイヤーが展開して、歌詞も宇宙を彷彿させる幻想的なものなので、どことなく宇宙(空間)を漂っているような心地よい曲です。
余談ですが私は19〜22歳(2009〜2012年)の頃が不眠症のピークで、このような曲ばかり聞いていました。チルウェーヴ流行ってくれてよかった。
3.Unkle「Mistress」
アンクルって基本的にはセカイ系なので、閉鎖的かつ他者に阻害される暴力みたいなものを描いた作品が特にこのアルバムには多かった気がします。
「息ができない/ドラッグなんてもういらない/この夜が全てを変えてしまう・・」っていう根拠不明の全能感っていうのは、ドラッグによるドープ体験(いわゆる「ハイ」というやつ)に似てると個人的には思うんですが、どうでしょうかね。
4.Babyshambles「Lost Art of Murder」
マーダーとか、キル・ア・マン・フォー・ジャイロ的な言葉ってピート・ドハーティが大好きだと思うんですけど、この曲は本当に歌詞が素晴らしくて、ギター・ストリングスも気持ちよくなってるし、間違いなく死ぬ前に聴きたい曲です。
ショッターズ・ネイションの時って、「ぐちゃっとさせるな」というプロデューサーの言葉にピートがキレながら録音してた記憶があるんですが、本当にピート・ドハーティのクリエイションの中で一番好きです。
5.Patrick Wolf「Tristan」
テムズ・ビートなんていうタームと一緒にたくさん出てきたイギリスのアーティストの中では一番好きかもしれません。
初期パトリック・ウルフってヴァイオリンの美しいストリングスが入った曲や、テンポのよいシンセポップの他に、こういう鬱屈した曲もあり、
ドゥルーズ=ガタリ的な意味で言うところの「スキゾ的」な、ある種の情緒不安定な佇まいが彼の魅力の一つであったと私は感じます。
パトリック・ウルフは「To The Lighthouse」や「マジック・ポジション」なんかもしつこく聴き続けている曲ですが、ヴィデオクリップはこちらの方が好きなのでこちらにしました。私は鼻血を出して苦悶の表情を浮かべている男性が好きなのです。
6.Holy Other「Yr Love」
ホーリー・アザーのこの曲が出たときに私が感じた「これや!」って感じ、みなさまにわかりますでしょうか?
この頃はまだウィッチハウスという言葉があるようなないような微妙な時期で、ジャンルとして何かこのような「呻き声の入ったチルウェーヴ+記号+オカルト/あるいは儀式的な佇まい」を持った特定のアーティストがたくさん出てきた時期で、とにかく掘っていくのが楽しくて仕方がなかったのですが、
ウィッチハウスってジャンルで一括りされてますけど、チルウェーヴ寄りのものもあれば、ヒップポップ然としたものもあるし、インダストリアルやドローンに近いものもあり、
その中でもバラム・アカブっぽい感じなんですが、もっとシンプルで、レイドバックしていて・・この曲も眠れない夜にずっと聞いていました。いや、バラム・アカブも好きです。
(そのうちウィッチハウス特集書こうと思います。)
7.Jakokoyak「Look away now (if you don't want to know the score)」
ジャココヤックはウェールズ出身のアーティストで、以前スーパーファーリーアニマルズ(ウェールズ出身)のサポートアクトとして来日したこともあるようです。
楽曲はウェールズ語のものも多いのですが、ブリリアントなキーボードのメロディがどれも最高で、EPで収録曲は少ないんですが、「Look Away Now (If You Don't Want to Know the Score)」の中に入っている曲はどれも素晴らしいです。
また、ラリー・レーベルのコンピレーションに入っていた「Boddi」なんかもいい曲なんですが、YouTubeにありませんでした。残念・・
ちなみにピペッツのグウェノがコーラスに入っていたかと思ったら結婚していたようです。
8.Nirvana「Old Age」
『Sliver』は「About A Girl」の歌詞の違うデモ版が入っていたり、個人的に好きなアルバムです。
・・すみません、ニルヴァーナについては好きだったり嫌いだったりするので、今のところうまく語る言葉を持っていません。でも、本当に好きな曲ですし、このアルバムも大好きです。
9.The Kills「Tape Song」
個人的に、ケイト・モスと結婚する以前のこの頃のローファイなガレージ・ロック然としたキルズが好きなんですが、その中でもこの曲はよく聞いていました。それにしても悪そうな佇まいですねー。
YouTube版ではよくない言葉はちゃんと消されていますね。
「Tape ain't gonna stick to you(テープなんかじゃあなたをくっつけられない)」という歌詞は私のトラウマを非常に抉るんですけど、私の友人が飛び降り自殺をした後に何万回も聞いていた歌です。忘れられない思い出です。
10.Ducktail「Don't Make Plans」
入れるかどうかは迷ったのですが・・ダックテイルとリアル・エステイトは好きなので、まあ色々とありましたがそれは一旦忘れて・・
美しいギター・ストリングスがどこか遠くで鳴っているような少しノイジーな音響で、どこかノスタルジアを感じます。ローファイ・サイケな感じがリアル・エステイトよりも強くて、私はこちらの方が好きです。
次点:Annie「Anthonio(Designer Drugs remix)」
この曲が好きなのは本当にもう趣味です。デザイナー・ドラッグって結構ゾンビとかオカルトとかをポップな感じにしたような佇まいだと思うんですけど、彼らの大味なプレイングはなんか好きなんですよね・・
<あとがき>
いかがでしたでしょうか?
今回もレビューというよりはゆるく語っている感じですが、そもそも私って「すげー」とか「かっこいー」とかしか普段言わないんですよね、抽象度合いをどこまで出すか、
ゆるく語ることって意外と難しいですね。
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