お台場合衆国、それは人生の夏。失ってから気づくにはあまりにも遠い夏…。
その幻影を探し、追憶に思いを馳せるべく、筆者は東京テレポート駅に降り立った──
電波と虚無の臨海未来都市…
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2023年7月の記事一覧
お台場合衆国幻影探究② -突撃-
人ひとりを0.1世紀も隔ててもなお惹きつける、この土地と季節の異様なムードを、過去の足跡をなぞることで、改めて身体感覚に刻みつけようというのが、今回の目的だった。
いや違う。
数々の合衆国ランドスケープを尻目に、我々の足は、気づいた頃にはもう、取り返しのつかない方向へと進んでいた。
「フジテレビ お台場合衆国係」
果たして、どのくらい歩いたのだろう。
その文字が刻まれた鈍い金色のプレート