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4年ぶりの国内マラソン@横浜

9月下旬に帰国。帰国直前に、7月から抱えていたアキレス腱周辺の痛みがなくなり、ようやくまともに走れるようになり、帰国後の初戦として、10月27日に横浜マラソンに、妻とともに出場。

3年余りフランス中心に欧州のレースを出続けてきただけに、日本らしさに感動するところ、少し残念なところ、と気づきが色々あったので、その辺りを中心に記載したい。

0 横浜マラソンの特徴

・フルの定員22,000名の大規模レース。
・横浜市庁舎前から、普段走れない市内、首都高速を経て、最後は赤レンガ倉庫の横を走り、パシフィコ横浜まで、都市らしいコース。
・非公認コース。
・公式記録はネットタイム(スタート地点からのタイム)。
・比較的フラットであるものの、以下のGarminの高低図のとおり、小刻みなアップダウンがあり、後半の高速道路の走りが鍵。

1 印象に残った点

・受付会場は寂しく、広告ブースはプーマとオフィシャルショップ程度。

→どんな商品のブースがあるだろう、と楽しみに前日に受付会場に行ったものの、想像よりも寂しく、残念。

・受付で公式ガイドブックを提供。

→仏らでは、受付では、ゼッケン、安全ピン(必要なら自ら取る場合が多い(そもそももらえないことも))、参加賞のみを渡すというのがほとんどだった。日本ならば常識なのかもしれないが、受付でガイドブックやたくさんの広告ビラをもらい、エコへの意識や大会運営の違いを感じた。

・シューズ取り付け用の計測チップあり。

→仏らでは計測チップは、ゼッケンの後ろに付いているのがほとんどであり、シューズ取り付け用のものは見たことがなかった。また、日本のチップは、ゴール後にチップを回収するボランティアの方も必要で、欧州式の方が良いように感じた。

・大会当日の荷物預入は、ナンバーの下一桁のところに自ら置き、荷物引取りは、自ら荷物を取った後に大会関係者にチェックしてもらう。

→国内でも稀な運用ではないかと思ったが、仏らならば盗難のリスクがあり、預入と引取時は大会関係者を通じて実施してきたので、違和感を持つとともに、日本の治安の良さを感じた。

・スタート会場付近で用を足す者がいない。

→仏らでは、トイレの少なさもあって、スタート付近の路上で必ず用を足す者が、性別問わずいたので、トイレがたくさん用意されている日本の良さを感じた。

・ゲストランナーの存在。

→横浜では谷原章介さん、ラミレスさんらがゲストとして来ていた。仏らで、ゲストランナーとして、芸能人やタレントが、というのは一度も聞いた、見たことがなかった。呼び水として必要な大会もあろうが、大会運営に対する考え方の違いを感じた。

・防寒着(古着)回収。

→仏らでもスタート前に防寒着で古着を捨てる人は多いが、横浜でも回収が行われていた。回収元は、妻の会社のJEPLAN。参加賞Tシャツも、JEPLANが製作しており、リサイクル素材を活用しつつも、何ら違和感のない素材。ベルリンマラソンに行った際にも、環境に優しいリサイクル素材を売りにした商品の販売があったことを思い出した。日本各地でもエコな大会運営がなされることを期待。

昨年のベルリンマラソン受付会場にて

・大会公式タイムがネットタイム。

→仏らでは公式タイムをネットタイムにするのは当然ではあるが、日本の多くがグロスタイム(ヨーイドンからのタイム)を採用している印象であり、日本というよりも横浜らしさを感じた。

・大会運営がとにかく丁寧。

→高速道路らで足元に注意が必要なところにマットがひかれ、ボランティアの方が近く立って声かけをしてくれた。仏らでは、自己責任、誰もいない、のが当たり前だったので、感動。

標識はあり
足元注意

・給水テーブルが、✊✌️✋に分かれる。

→横浜のみの試みで、給水場でのランナーを分散させるための手かと思うが、それぞれのテーブルが小さく、しかも今回は暑い中でのマラソンでもあり、十分に給水を取れなかった者が多かった気がする。また、このルール自体が十分に周知されていたのかは疑問。

・給水場が充実。

→仏らでは、水、バナナと、あとあってもあと少しくらいだったので、自身は、そんな気持ちにはならなかったが、焼売やチョコや様々なものが提供されていて、その地らしさを感じた。

・ゴール後、完走メダルかけている人が少ない。

→仏らでは、ゴール後、会場の外の街中やレストランでメダルをかけているのが普通で、中には、レースの翌日も移動中の飛行機でもメダルをかけている者がいたことを思うと、かなり対照的であった。

・結果が年代別なし。

→仏らでは、表彰の有無にかかわらず、性別、年代別(シニア39歳以下、40〜44歳、以降5歳刻み)で、結果が公表されるのが通常であったので、日本にもあるとよいように感じた。

2 結果と今後

・自身の年内本命レースは12月1日の福岡国際。その過程で、これまでの練習1ヶ月の状況確認の意味で、キロ4分で40キロ、ラスト上げて2:48:00を目標だった。しかし、上述の後半の高速道路で動きが悪くなり、2:49:18。

・次戦は福岡国際。

前回参加した2010年以来、幾度もチャレンジするも、資格タイムの壁を越えることができず、ようやく仏滞在時に資格要件をクリア。本来ならば、自己ベスト更新を目指したいが、故障の影響もあり、厳しい。関門が5キロ毎、25キロまで18’45ペースなど、今回のタイム−10分では最低では走らないとゴールまで辿りつかないため、ゴールできても最下位クラスになる気もするが、とにかく完走を目指して、あと1ヶ月どこまで戻せるか、挑戦したい。

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