タブレットの立ち位置
「あぁ、いらっしゃい」
「どーも〜」
「あったかいのにします?」
「いやぁ、さすがにアイスにしようかな 笑」
「了解です!」
「そうそう、今度タブレット買おうと思ってるんですよ」
「色は多分レッド?って言わせたいの? 笑」
「違いますよ!iPadを買おうかと思ってるんです!」
「何かiPadでやりたいことでもあるの?」
「そこ、そこなんですよー。安易に買うと失敗しますかねー?」
「う〜ん、タブレットはさ、何か明確な目的がないと微妙かもね」
「やっぱりそうですか。。笑」
「今、若い人なんか、タブレットどころかPCすらいらないっていう時代でしょ。前と違ってスマートフォンが大型化してるからさ、あらゆる場面でタブレットと
被るんだよ」
「なるほど、なるほど」
「書類を作ったり、仕事に使ったり、あるいは動画を編集したいとか、
音楽作ったりとかといったクリエイターはさ、迷わずパソコンを持つわけじゃん」「そういうことをしない、ネットの閲覧とか、SNSやったりとかっていう軽作業はもちろん、スマートフォンでいい。
動画を観るには画面が大きいと迫力はあるけど、手に持って長時間ていうのは
大変だし、それならノートパソコンとかの方が便利だしね。
電子書籍なんかも雑誌を除いて漫画とか、小説なんかは片手で使える
スマートフォンの方が向いてるんだよ」
「そうなるとタブレットの立ち位置は?って話ですね」
「うん。画面の大きなタブレットは一見便利そうに見えるけど、
PCやスマホと機能の上で色々と被るんだよね。やること、やりたいことが、
タブレットでないと絶対ダメっていう作業が限られてくるんだ」
「例えばどんなですか?」
「絵描きの皆さん。デジタイザペンの使えるタブレットは、絵を描く人にとってはこれしかないっていうと思う。実際、もう当たり前にプロの現場では使われてるしね」
「なるほど〜、絵はそうですね」
「それとこれは全く個人的な意見だけど、僕も随分タブレットを使ってきて
思うんだけどさ、タブレットはPCをガッツリ使い込んでいるクリエイターが、
PCの機能をサポートする、作業をより楽に進める上であると便利なツールなんだと思うわけ」
「ノートPCなんかをメインで使っている人は、画面の大きさが限られてるから、そういう時にタブレットがサブディスプレイになって画面を拡張してくれたり、PCソフトの入力の補助をしてくれたりといったことが、タブレットで出来るんだよね」
「無ければないで済む話だけど、あるとホントに便利でね。
そういう目的でなら最高のツールになってくれる」
「使い道が限られるわけですね」
「安い買い物じゃないからね。やっぱり使う目的がハッキリしてないと
結局使わなくなって勿体無いってことになっちゃう」
「ちょっと考えちゃいます 笑」
「雑誌なんかよく見るなんて人は、ソフトが対応しているか確認した上で、
少し古めの安いタブレットを中古で買うなんて手もあるとは思うけどね」
「それもいい手ですね」
「僕はずっとiPad miniを持ち歩いてるよ。ネットからちょっとした作業まで、
スマホより大きな画面で、だからといって重いわけじゃないから持って歩くのに
大変ってことはないし、スマホの電池を温存できるっていう利点もあるからすごく便利だよ」
「いいですね〜、僕もそれにしようかな? 笑」「オススメです 笑」「間違ってもPCの代わりになるとか、スマートフォンより便利なんて
勘違いをしない限り、失敗することはないんじゃないかな」
「参考になりました」
「さぁ、冷たいコーヒー入りましたよ!」
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