小は大を兼ねる!?スマホサイズの正解
「ハロー!」
「あぁ、いらっしゃい!」
「まだまだ暑いね~」
「朝晩はだいぶマシになっては来ましたけどね~」
「まぁ、寒くなったらなったで、だけどね 笑」
「そうですね。あれっ?そのちっこいのなんですか?」
「これ?スマホだよ。サブで使ってるヤツ」
「はっ?そんな小さいのありましたっけ?どこのです?」
「これさ、楽天がモバイルサービス始める時に1円で配ってた端末でさ、
小さい物好きだから飛びついちゃったよ 笑」
「あぁ~、そうでしたか。もう、結構前の話ですよね?
お客さん、確かiPhoneも小さいの使ってませんでしたっけ?」
「そうそう。
スマートフォンって当たり前だけど電話じゃない。
ネット見れたり、ゲーム出来たり、音楽聴けたりって
いろんなことが出来るからスマートなんだけど、
個人的にやっぱり電話は電話なんだよね」
「色々出来て、1台だけ持てばすべてが賄えるっていうのは
便利ではあるけど、どんな機能も専用機のそれにはかなわないし、
最近のはおかげでどんどん大型化していて重いしね。
コイツは当時おサイフケータイを搭載した端末で
世界最小・最軽量を謳ってたんだ」
「そうですね~。老眼が進んできたりすると、
画面を見るという意味で大きいことはうれしいことですけど、
持ち歩くことを考えるとやっぱり重いですよね」
「iPhoneをつくったAppleのスティーブ・ジョブズは
3.5インチのiPhoneを、ワイシャツの胸ポケットにピッタリ収まる
ベストなサイズとして、決して大型化を認めなかったそうだよ。
まったくの同感だね」
「要はスマホで何をするのか、何をしたいのかですよね」
「そうだと思う。スマホ一つで何から何まですべてをやろうと思ったら、
画面は大きい方がいいだろうし、純粋に電話機能を優先するなら、
絶対に小さい方が使いやすい」
「スマホサイズに正解なんてないけど、問題は選択肢がないことなんだ。
大きさを選べない。こんな小さな端末は滅多に、
というかほとんど出てくることはない。これだってもう製造はされてない。仮に昔に出ていた小さい端末を中古なんかで買えたとしても、
今度はOSが最新のものにアップデート出来なかったり、
使いたいアプリが対応から外れてしまっていたりもする」
「小型のものって最近はあまり見かけないですよね。
縦長で幅の狭いものはあったりしますけど」
「きっと需要がないんだろうね。最近の若い人には、
あまり大きさなんて関係ないのかもしれない」
「でも、小さいのがそれだけ好きなら、
どうしてそれをメインの端末にしないんですか?」
「う~ん。小さいのが好きだって言ってもね、
小さけりゃそれでいいってことでもないんだ。
これ見て。これ、文字入力してるところなんだけど。。」
「あれれ?」
「そうなんだよ。せりあがってきたキーボードで、
文字を入力する場所が隠れちゃうんだ。
画面が小さいと、皮肉にもこんなことが起こるわけ 笑」
「それでメインには昇格出来ないってことなわけですね!」
「そういうこと。小さいといってもやはり限界はあるんだ。
電話機能だけにしぼればそんな問題も出てこないんだけどさ」
「それじゃ、それは何に使ってるんですか?」
「お財布。デジタルお財布専門さ。
小さいからポケットやどこに入れてても邪魔にならない。
電子マネーを使う上で、これ以上便利なことないな」
「なるほどね~。
メインの大きいスマホ、いちいち取り出さなくて済みますもんね!」
「そう!今のところ、この運用がベストかな?」
「はい。コーヒー入りましたよ」