人工知能 VS 人間3
「コーヒーどうぞ」
「3杯目はカフェオレにしときましたよ」
「ありがとう、たまにはいいね!」
「AIの発達で学習の意味がなくなるってどういうことですか?」
「例えば外国語。日本人は小さいか頃から英語に慣れ親しんでいるくせに、 未だにダメでしょ」
「それがリアルタイムで正確に翻訳されるなら言葉を学ぶ必要ってあるかい?」
「数学の複雑で難しい計算。大人になってもそれが日々の暮らしに役立っている人は一体どれくらいいるだろう?」
「丸暗記が必要な大量の規則やルール、歴史、法律など、これがすぐに取り出せるなら、覚えるという事に使う時間がどれくらい節約出来るだろう」
「普段、簡単な表をExcelで作ろうと思っても関数が分からないなんてことは常にあるじゃない?」
「人間のあいまいですぐに忘れてしまうような記憶に頼る学習ってやつは、その意味を失うんだよ」
「そうして空いた膨大な時間に、もっと別のことを人間はやるようになるのさ」
「そんな未来、想像するのは今や容易ですね」
「ただ、さっき言ったように、社会構造を変えてしまうようなこの技術は、
その変化の過程ではかなりの混乱をもたらすだろうね」
「AIの危険性についても、元々この技術開発に投資していた
イーロン・マスクやその他の人でさえ、社会にリスクを与える危険性があるということで開発の一時停止を請願しているし、欧州の一部ではすでに使用に制限を始だしているところもある」
「技術は常に悪用と紙一重ですもんね」
「使用に関してガイドラインや法規制、ルールなんかを決めないうちに技術が世に出てしまったってところが問題なんだな」
「そのうちAIが暴走して人間を攻撃するようになったりして。。」
「まさしくターミネーター!(笑)」
「そうそう、アメリカのAI開発者がAIに一番恐れていることは何?って聞いたら「電源を落とされること」って答えたみたいだよ」
「!!!」
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