【取材note】4years. シーホース三河の熊谷航選手インタビュー
4years.で、シーホース三河の熊谷航選手の大学時代を中心に執筆しました。
前編
後編
実は、ちょうど「記事を書き終わったー」というタイミングで、バスケットカウントさんのインタビューがアップされて、昨シーズンについて振り返りに関してはかぶっている内容も多かったので、急遽書き直しました。
なので、バスケットカウントさんの記事と合わせて読んでいただくと、より理解が深まると思います。
今回は、恩師である大東文化大学の西尾吉弘監督にもお話を伺いました。
熊谷選手が、西尾監督に褒められたときの話を本当に嬉しそうに話していたのが印象的で、きっと素敵な関係なんだろうなあと感じたので、追加で西尾監督にも取材をお願いすることにしました。
緊急事態宣言のさなかで、大学の事務局もクローズしていたので、ダメもとで問い合わせをしたところ、2時間後くらいに監督ご本人から電話があってちょっと慌てました(笑)。そういう対応にも、誠実で温かい人柄が表れていて、なるほどなあと思いました。
西尾監督は、熊谷選手が高校2年生のときに初めて見て、それからずっと追いかけていたそうです。
三河でもルーキー離れした落ち着きが印象的な熊谷選手ですが、当時から「高校生らしくない落ち着いたプレー」が際立っていたとのこと。「後輩のPGに自由にプレーをさせたり、必要な時には自分が出て行ってコントロールしていて、目立っていましたね」
高校時代、一度はバスケを(というより高校をやめようか)というところまで苦しんだという熊谷選手。「いい監督に巡り会えてよかったねっ」と取材しながら思っていました。
お時間があれば、高校時代の話はこちらで。
いつもポーカーフェイスで、取材中もなかなか「弱み」を見せない熊谷選手ですが、3年生のインカレ決勝の時には、「前日めちゃくちゃ緊張して、全然寝られなかった」と試合後に会見場に向かう途中で明かしたというエピソードもこっそりと教えてくださいました。そういう一面もあるんですね。今季はもう少し突っ込んで取材していこうと思います!
昨シーズンの新人賞レースはレベルが高かったですが、大学在学中にBリーグが誕生した影響も大きいと思います。
熊谷選手も「Bリーグの開幕戦を寮で見たのをいまだに覚えています。観客もめちゃめちゃ入っていて、コートが光ったりとかして。特にアルバルクと琉球の対戦だったので、岸本(隆一)さんや金城(茂之)さんといった大東の先輩がプロとしてコートに立っていて、より身近に感じました。一層頑張ろうという気持ちになりました」と振り返ります。
プロを見据えながらも、「大学はプロに向けての準備期間というより、本当に大学の中で勝ちたいという気持ちで、常に次の試合に勝つための準備をしていた」という、先を見すぎず、目の前の課題に全力で取り組む姿勢は今も変わらないし、熊谷選手の着実な成長につながっているのだと納得しました。
7月1日に「新年」を迎えたBリーグ。今季も楽しみです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?