上達の道の途中
週末は練習試合。
あまりちゃんとは見れなかったが、少しだけ見れた時は怒られつつもゴールを決めていた。
息子のゴールは何度見てもいいものだが、息子もおれも意外と冷静で、新人戦(公式戦)後ということもあり、今は練習試合のゴールそのものにはあまり意味がない時期なのかな、と。
今はとにかく新人戦で感じた課題に取り組むこと。で、その新人戦で得た課題というものをメンタル面のものに絞ってみた。
スキルを得ることで自信を持って試合に臨めるようになるかと思っていたが、いくら技術があっても結局メンタルに左右されてそれが出せないんじゃ意味がない。
今まで試合で必要なものとして技術的なことばかり追い求めてきたが、このタイミングで改めて自分のメンタルに向き合うことで、ひとつ突き抜ける可能性もあるんじゃないかと思っている。
人間なので好不調の波や感情の揺らぎはあるだろうが、本番の試合に必要なマインドセットが覚えられるといいな。
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先日の新人戦の会場で友達に何人か会った。
いわゆるパパ友・ママ友じゃなく、古くからの友達で、年を重ねともに親になり、そして同じように我が子がサッカーをしている友人達。
その場の話題は当然子どもたちのサッカーについて。
その中でほとんど全員からうちの息子は上手いと褒められた。
そして
「それに比べてウチのは積極性が足りない。〇〇ちゃん(うちの息子)みたいにガンガンやってほしい」
と言う友人がいた。
そうか、と。傍から見ればそう見えるのか、と。
おれから見て、息子というサッカー選手に足りないのはその褒めてもらった積極性なのだが。
もちろん試合会場でばったり会った合間の立ち話なので、そんなに深い考察でもないだろうし、そこまで真に受けてはないのだが、ふとおれは思った。
まだまだ課題ばかりの息子も、ある人から見ればめちゃくちゃ上手い選手で、じゃあおれが見てて「ちょっとレベルが違うな」と思うあの選手やあの選手、はたまた別のあの選手だって息子と同じように試合の朝は緊張して親御さんなんかも大丈夫かいな、と心配しているのかも知れんな、と。
息子の積極性を見習ってほしいと言っていた友人の子より先にサッカーを始めた分息子の方がいまは上手いのかも知れんが、息子もその段階を経ての今だ。
友人の子が進む道の先に息子がいる。
そして息子の先に「ちょっとレベルが違うな」という子たちがいるわけで、レベルが違えど決してそれは異次元じゃなくて、みんな地続きなんだろう。
そういう気付きがあったのが良かった。
努力して上達していく過程の中で、必ず壁にあたり、伸び悩む時がある。
そんな時に進む道の先がイメージできるのは大きい。
ま、おれだけがそのイメージがあっても意味はないのだが笑
それでも伝えることくらいはできるだろう。
それがどれくらい伝わるかは息子次第であり、普段からのおれと息子の関係性次第でもある。
そこのところもすべて繋がっている。