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息子が生きるサッカーの世界におれが最近思うこと
最近はすっかり息子のサッカーを見に行けなくなったし、見に行かない選択をすることも多くなった
自分の仕事が忙しいこと
息子が公式戦にはあまり出れないこと
そもそも試合会場が遠いことも多い
忙しい中1時間も2時間もかけて会場まで行っても息子が出ない可能性が高いとなると、自然と足も遠のく、という今日この頃
あとは単純に親離れ/子離れという親子関係のフェーズ移行もあると思う
もう息子も中2で、当然家族よりも仲間や友だちと過ごすことを選ぶし、おれとしても、息子に対しては、もはや家族とはいえど幼かった頃のような運命共同体な感じはないかな
彼は彼の人生があり、おれにはおれの人生がある
そんな感じだ
そんな感じでサッカーと距離が出来たことで、サッカーに対する考えに変化もあった
以前はとにかくサッカーが上手くなってほしかった
強くなってほしかった勝ってほしかった
中学生サッカーの世界を知り、それこそトップクラブでは息子と同じ年頃の子どもが、人生を、それも家族の生活までサッカーにベットするような生き方をしていて、それはいかがなものか、と
そもそもその道を選ぶ実力がないとかいう現実はともかく、サッカーにオールベットすることが豊かな人生に繋がる、という価値観がおれにはなかったということだ
否定したいわけじゃない
おれにはムリだという話だし、うちの息子にそんな生き方をしてほしいとも思わない
よその子がそういう生き方をしているのは、素直にすげえなと思う
サッカーの他にも楽しいことは山ほどある
今しか出来ないことがある
色んな誘惑や欲望にいちいち惑わされ、時にはハマったりしながら生きた方が楽しいじゃんか
なあ?
人生に求めるものが違うだけの話
息子がどんな人生を望んでるかはわからない
息子自身もまだわかってないだろう
ただ「サッカーしかない!」という感じではないかな
それはそれで自然なことだと思う
いろんなものに惑わされてほしい
親のおれから見たらしょうもないこともどんどん見て味わってほしい
おれは豊かな人生を送りたい
ひとつのことを極めるより、いろんなことを体験して味わって生きたい
だから息子にもそう思ってしまう
そんな今日この頃