時代
今の時代は昔に比べると情報が多くて恵まれている様な話を耳にする。
だが非常に見極める力が必要になってくる。それと共に情報社会に埋もれないように半強制的に努力が必要になる。
情報を見極める力はどこで養えば良いのか。養うのもまた情報なのか。
snsやYoutubeで無名から〇〇万人のフォロワー、登録者がいる状態にまで成り上がる若者が多くいるこの時代。
ただ結局、中身のない奴は一過性の人気を得て消えていく。自力のあるやつは残る。人間性の部分が多いかな。
どれだけうまくブランディングしても内側から滲み出るものだけは隠せない様に思う。
料理にも通づるところがある様に思う。
人間性が皿の上にでる。
どんなに綺麗で美味しそうでも”想い”が伝わってこないのだ。普通に美味しいけど違和感がある感じ?味ではない何かが足りない感じがする。
「料理なんてほどほどで良い。雰囲気が大事。」
こんな事を言っていた上司がいる。今の料理長だ。
正直、落胆した。
料理なんて100点の最高のものを作ろうと思っても100点では作れないものだ。それで日々改良を重ねていく中で成長していくものだと思う。
それをほどほどで良いと言っている人間はほどほどにも作れていないと思う。
お客さんが喜んでくれればなんでも良いと思っていたが、これに関しては自分の料理人としてのプライドが許さなかった。
1000円の料理だろうが10000円の料理だろうが100点を目指してこそ、美味しいって言って貰えた時の喜びがあるのだと思う。
彼の発言に怒りを持てて安心した自分もいる。こんなに尖った情熱をまだ待ててたんだって笑
反面教師にしようと思う。上っ面だけじゃ限界が来る。
これからは技術よりも人間性を磨く人生にしよう。
そういうフェーズに入ったのかな?って思う。
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