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仕事は割のいいバイトと思うことにした。

先の日曜日、古くからの友人に会った。その友人は、職務経験も豊富で、最近ではベネッセが女性向けに行う社外メンタリングサービスのメンターとしても活動している。いつも穏やかに私の話を聞き、分かりやすい言葉で的確なアドバイスをくれる。

いずれ今の仕事を辞めたいと思っている私は、ここ数年の悩みである、係内のマネジメントが苦手なことや、職位の降格を希望しようかと思っていることなどを聞いてもらった。そこで聞いたのは、その友人が他の人に、仕事は割のいいバイトだと思ったら、とアドバイスしたところ、納得していたという話だった。

その話を聞いたときは、あまりピンとこなかったのだが、しばらくすると、いい言葉かも、と思うようになった。最近、転職の足掛かりに職探しを始めてみたが、これだと思える仕事はなく、現実はそう簡単ではなさそうだ。現在の業種が合わない訳ではないので、けっこう割のいいバイトと言える。

また、近いうちに解決しないといけない仕事上の課題があり、プレッシャーを感じているが、割のいいバイトをやっているんだと思えば、楽なスタンスで取り組めそうな気がする。自分の好きなことを天職にすることを目指しているので、今の仕事はその前のバイトなんだと割り切りたい。

ところで、降格を希望するかどうか迷っているのだが、実のところ、降格しても給料は変わらない。
自分はマネジメントが苦手で、仕事を割り振れずに抱え込んでしまう。また、他者とコミュニケーションを取るのも苦手である。
先の友人曰く、マネジメントも慣れらしい。そうはいっても、仕事の頼みにくい同僚もいる。完璧に係長職をこなそうとせず、自分のダメなところも見せつつやっていければいいのだろうが、昇進して以来、ずっと同じことで悩んできた。仮に降格するにしても、今よりもやることの幅を狭めてもらい、実務型としてやっていくのだという、前向きな気持ちで捉えたい。

いずれにしても、今の仕事は残業しないと片付かず、実生活での余力が残らない。自分が大事にするのはワークライフバランスと、〇〇すべきではなく、好きを優先することだということを忘れずにいたいと思う。

(終わり)

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