計画された集会に対抗して数千人が参集、ファシストはステイホーム
原文:https://freedomnews.org.uk/2024/08/07/far-right-weds-roundup/
原文掲載日:2024年8月7日
著者:スコット゠ハリス
全国各地の移民相談センターと弁護士事務所で対抗デモが行われたが、その大半で極右は現れなかった。
英国全土で今夜(8月7日)計画されていた極右集会は実現しなかった。極右に立ち向かうべく数千人の対抗抗議者が結集したからである。
週末の広範なファシスト結集行動(拙訳)、先週のサウスポート暴動に続き、極右ソーシャルメディア上では移民相談センターと弁護士事務所の標的リストが拡散され、水曜日に集合するよう呼び掛けられていた。これに対し、オールダーショットやボルトンからサンダーランドやウィガンまで、ほとんどの場所で対抗デモと夜警が組織された。ウォルサムストウ(ロンドン北東部)・ニューカッスル・ブライトン・ブリストルでは、1000人以上の群衆が報告され、他の都市や町では数百人が集まっていた。
https://freedomnews.org.uk/wp-content/uploads/2024/08/signal-2024-08-07-194502_003.mp4
(ブライトンの対抗抗議行動)
大多数の場所では極右の集会は実現せず、対抗デモ隊が街頭を占拠していた。ブライトンでは、対抗デモ隊に対してレイシストの小グループは圧倒的に数で負けていたと報告されている。
ロンドンでは、「ウォルサム゠フォレスト移民局のデモは凄かった」と参加者の一人がフリーダムに語った。「異常なほど参加者がいた。警官もたくさんいたけど、ファシストが人々を怖がらせようとしても、逆のことが起こったんだ。この夜のフレーズは『ファシストくたばれ』だった。いろんなプラカードにも書かれていたし、シュプレヒコールもそうだった。」
極右が姿を現さないことについて、ベテランの反ファシスト達は、警察による最初の一斉検挙で、必要な連絡先リストを持つ重要人物が逮捕されたか、多くの潜在的な参加者が(週末の事件にショックを受けたり、カメラに撮られたりして)家にいる選択をしたのではないかと考えている。
オールダーショットではこの日最も珍妙な対決があった。スーツを着た一人の男が十代の若者達をかき集めて自分を応援させながら、困惑した地元住民に向かって「共産主義のクズどもは俺達の街から出ていけ」とわめいていた。バカバカしいことだが、「ターニングポイントUK」とトミー゠ロビンソンのような極右インフルエンサー達は、ファンボロー空港近くで小規模の反移民デモが行われた際に、全部が策略だったと主張しようとしていた。
対抗結集行動は成功したが、反ファシスト゠グループは昨夜、オンライン上でも街頭でも、今後数日から数週間は警戒を続けると表明した。