国際声明:独裁の遺産と改良主義に反対、階級戦争と民衆権力を
英訳原文:https://blackrosefed.org/chile-coup-50-years/
原文掲載日:2023年9月11日
この声明は元々スペイン語で書かれ、世界中のアナキスト組織が共同で作成し、署名した。(訳注:原文では英訳の後にスペイン語原文が掲載されている。)
50年前、チリ国家が統治する領土で文民-軍部クーデターが起こり、国家テロリズムが横行した。下層階級にとっては、長年にわたる迫害・拷問・レイプ・失踪を意味していた。今日、私達は忘却に抗し、私達の階級の記憶を維持し続けている。
私達は、歴史的記憶を争う上で、人民連合政府の党指導部とその資本主義的近代化プロジェクトの外で着手されたプロセスを可視化し、忘れないようにすることが必須だと認識している。このプロセスはブルジョア制度に異議を申し立てていた。このプロセスを維持していたのは、スラム居住者・労働者・農民の組織的経験だった。今日、私達はこれを、下からの自主管理型革命的民衆権力と呼んでいる。
同様に、議会左派の対応も見過ごしてはならない。彼等は、自主管理と革命的断絶に直面して、吸収・弾圧・闘争の制度化を選び、階級融和を助長した。ここでの教訓は次のようなものだ。いかなる社会的勢力も政府に従属してはならない。民衆の主体性を損ない、制度的指針に従わせる政治的イニシアティブを超克しなければならない。今日私達は、これまで同様、抽出主義で弾圧的なアジェンダによって専ら支配を強化・培養するだけのプロジェクトに対抗しなければならないのである。
そして、私達の祝賀は、現在の歴史的傾向と決別できる組織的社会勢力が発展するかどうかにかかっている。制度的近道や安易な解決策に屈しない勢力、救世主的気取りを超越し、ファシスト・リベラル・進歩派などブルジョア階級が助長する思想と実践を押し返す勢力だ。
最後になるが、組織された社会的アナキストとして、私達は、反国家主義・反資本主義・反家父長制の革命プロジェクトに基づいて現在と未来に異議を唱えることこそ最優先だと信じている。このプロジェクトは、現在も民衆の記憶の中に堂々と保持されている闘争と抵抗の貴重な経験を取り戻さねばならない。私達は確信する。この記憶・闘争・組織の途が私達を解放に近づけてくれるだろう。
闘う人々、万歳!
署名組織:
☆Federación Anarquista Santiago (FAS) – Chile
☆Coordinación Anarquista Latinoamericana (Federacion Anarquista Uruguaya [FAU], Federación Anarquista de Rosario [FAR], Coordinación Anarquista Brasileña [CAB])
☆Organisation Socialiste Libertaire (OSL) – Switzerland
☆Embat, Organització Llibertària de Catalunya – Catalonia
☆Black Rose Anarchist Federation / Federación Anarquista Rosa Negra (BRRN) – United States
☆Libertäre Aktion (LA) – Switzerland
☆Union Communiste Libertaire (UCL) – France
☆Grupo Libertario Vía Libre – Colombia
☆Die Plattform – Germany
☆Roja y Negra Organización Politíca Anarquista – Argentina
☆Anarchist Communist Group (ACG) Great Britain
☆Alternativa Libertaria (AL/FdCA) – Italy
☆Organización Anarquista de Córdoba – Argentina
☆Organización Anarquista de Santa Cruz – Argentina
☆Organización Anarquista de Tucuman – Argentina