アナキスト、ルースラン゠シディキが線路破壊・軍事空港襲撃容疑で起訴
原文：https://avtonom.org/en/news/anarchist-ruslan-siddiqui-charged-railway-sabotage-and-attacking-military-airfield
原文掲載日：2023年12月13日
11月の終わりに、アナキストのルースラン゠シディキがリャザン州の貨物列車脱線事件を組織した容疑で逮捕された。12月2日、モスクワのドロゴミロフスキー地方裁判所はルースランを公判前拘留に処した。
鉄道破壊行為は現在ロシアで頻繁に行われている。パルチザンはこうした行為を使って、ウクライナ領土で展開している軍隊への軍事物資輸送を阻止している。
脱線事故が起こったのは11月11日、モスクワのターミナルから190キロ離れた場所である。コメルサント紙は詳細を次のように報じている。「即席の爆発物（TNT火薬3㎏相当の爆弾2個が、貨物列車が使うバイパス上に10メートル間隔で置かれていた）が爆発し、線路が300メートル損傷した。クレーターが生じ、貨物列車第2018号の先頭車両19両が溝に落ちた。爆発で運転席の窓ガラスが割れ、運転士は軽傷を負った。」
また、治安当局は、ルースラン゠シディキは7月20日にリャザンの軍事空港襲撃にも関与したと述べている。爆発物を積んだ4機のクワッドローターがディアギレヴォ基地に飛来していたのである。
ルースランは現在、「テロ行為」（ロシア連邦刑事法第205条第2.a項と第2.v項）と「爆発物の所持」（第222.1条第3.a項）で起訴されている。彼は12年から30年の禁固刑に処せられる恐れがある。
ルースランの同志達は反戦人権イニシアティヴ「連帯ゾーン」に連絡した。同志達は彼を以下のように説明している：
共通の同志の一人が「ルースランは行動の人だ」と話していましたが、まさしくその通りです。ルースランは無駄口を叩かずに難しい任務を引き受けます。彼はどんな情況でも素早く本質を捉え、対応策を考えています。友人として常に敏感に反応し、常に助ける準備ができているのです。彼はトレッキングやサイクルマラソンのようなアドベンチャー゠スポーツが大好きです。彼は幾度もチェルノブイリやベラルーシの立ち入り禁止区域（1986年の核爆発後に作られ、現在は無人の豊かな森林地帯）を何度も訪れていました。
ルースランはアナキズム思想の支持者で、ロシア軍によるウクライナ軍事侵攻で彼は非常に苦しんでいました。彼の友人達・同志達の中にはこの紛争で命を落とした者もおり、人々が紛争で亡くなり続けているからこそ、なおさらです。今、彼自身が国家暴力の犠牲者になっています。私達の支援が彼にとって重要です。
手紙の宛先：Russia, 109382 Moscow, ul. Verkhnie Polya 57, SIZO-7, Siddiqui Ruslan Kasemovich (d.o.b. 1988). オンラインサービスPrisonMail.onlineでも手紙を送れます。
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