日本の「奨学金」=「学生ローン」。情弱をさらに貧乏にして底辺に導く搾取型金融ビジネス
たったひとつの真実見抜く、見た目はアノニマス、頭脳もアノニマス。その名も真実暴露レポート。(どっかのタイミングで名探偵暴露とかに名前変えようかな。)今日も頭のいい人向けの教養を身につけましょう。
さて今回のテーマは「奨学金」である。日本語で「奨学金」と検索すると一般的に以下のページが現れる。独立行政法人 日本学生支援機構奨学金である。
どうやら「自粛と保証はセット」ならぬ「奨学金は返済がセット」のように書かれている。この傾向は大学院でも同様である。要するに日本では奨学金は基本返済が必要な貸与として広く認識されている。
諸外国では奨学金=返済不要の学生への投資
何を隠そう、私も奨学金をいただいた。「なーんだ。散々言っておいて、お前も借りてるんじゃないか。」いえ借りていない。貰っている。給付の返済不要のものもあるからである。そもそも奨学金とはグローバルで見れば返済不要である。
アメリカの有名大学をはじめとした世界の有力大学では合格者の上位何パーセントや、一部の特殊な状況に置かれた学生は学費が免除になる。場合によっては給料も出る。優秀な人材が卒業生のコミュニティに入ることによって卒業後も有益だと考えている。いわば長期のインデックス投資である。優秀な人材には複数からこのオファーが来て、学生の取り合いになる。これは欧米のトップ大学でも同様である。むしろトップ校の方がこの傾向が強くすらなる。
日本の公益財団法人も留学する学生に奨学金を給費している。こちらももちろん返済義務はない。そんなことをして何のメリットがあるのか?もちろん日本人が世界で活躍し実績を残すとともに、グローバルなネットワークの中に入れる人材を輩出することが、日本にとって相当な利益をもたらすと財団法人が考えているためである。日本政府は、そのような奨学金を一部の人材に出すことが日本の公益に直結すると考えるために、公益財団法人として認定して運営をしている。奨学生は国家の人間国宝候補と言っても過言ではない側面を持っている。もちろん私を含め(笑)。公益財団法人の場合、減税措置や補助金によって一部は日本の税金も含まれている。最近の公益財団法人で留学生の支援をしている団体では、例えば、孫正義育英財団などが有名である。
一方でStudent loanという学生ローンも存在する。実力不足の学生や中堅未満の大学に行く人はお金を借りて大学に通う。
学歴身分フィルター
もちろん大学への応募は誰でも出来る。財団法人の奨学金にもだれでも応募できる。しかし、だ。ここにもいうまでもなく学歴身分フィルターが存在する。知りたければ財団法人の過去の採択者の経歴を見てみたらいい。旧帝・早慶という最低の学歴身分ラインは基本守られていることだろう。これが無ければ有名高校ラインが別途存在する。
お金を借りて中途半端な大学やFランク大学へいく?
さて上記を見てみると、一部トップ層以外は奨学金という借金をして大学や大学院に進学する。しかし、借金をしたところで、上位の特に学歴身分フィルターを突破できる大学に進学が出来るわけではない。さらに無利子ならまだいいが大半は有利子のただの借金である。そして日本の学歴身分社会においては、学歴フィルターを突破することが最重要になる。しかし、借金をしてまでそのような大学にも行けなければ、使い物にならない微妙な学歴と大量の借金が残ることになる。しかし自分は大卒だと、プライドだけは高くなってしまった。そしてこれが学生支援機構奨学金を借りて大学に進学した人たちの大半の末路である。
優秀層は学生時代から多方面からお金を投資されて借金などする必要もなく、レベルが高く、やりがいがあり、収入も高い職業に就く一方で、学生時代から多方面からお金を借りたり、毟られる層は、レベルも高くなく、誰でも出来そうな仕事をこなし、収入も低い。差は開くばかりである。逆転の可能性はもう最初からない。コンプレックスにまみれ、疑心暗鬼。「一発逆転!」と思っていてもここに漬け込まれて余計に毟られる。まさに情弱ものがたりである。
最初で間違わないこと
解決方法はもう、最初で間違えないこと以外にない。こちらでも参考にして対策を行ってほしい。
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