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コロナウイルスが暴く「ベンチャー企業」と「零細中小企業」の実質的な違い

世の中の真理を暴く真実暴露レポート。一種「頭がいい人の教養」と言っても過言ではない内容を公開しています。今回は「ベンチャー企業と零細中小企業の違い」である。

零細・中小企業の定義

中小企業は以下のように法律に基づく定義がある。

中小企業基本法では、第二条で「中小企業者の範囲」を次のように定義している。資本要件、人的要件いずれかに該当すれば、中小企業者として扱われる。
資本の額(資本金)又は出資の総額が3億円以下の会社又は常時使用する従業員・社員の数が300人以下の会社及び個人であって、製造業、建設業、運輸業その他の業種(次号から第四号までに掲げる業種を除く)に属する事業を主たる事業として営むもの
資本の額又は出資の総額が1億円以下の会社又は常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人であって、卸売業に属する事業を主たる事業として営むもの
資本の額又は出資の総額が5000万円以下の会社又は常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人であって、サービス業に属する事業を主たる事業として営むもの
資本の額又は出資の総額が5000万円以下の会社又は常時使用する従業員の数が50人以下の会社及び個人であって、小売業に属する事業を主たる事業として営むもの

一方零細企業は定義がない。いわば自称である。

零細企業とは、法律上で明確な定義がなく、実際のところは慣例的な使われ方をしているものです。あえて定義すると、中小企業の中でも特に小規模な企業と言えるでしょう。
そのため、零細企業という場合でも人によって使われ方が違い、適用される法律によっても、零細企業が中小企業と呼ばれたり、小規模事業者と呼ばれたりします。慣例的に、零細企業というときには、資本金1,000万円以下、従業員が5人以下の企業を指すことが一般的です。

ベンチャー企業の定義とされているもの

ベンチャー企業の定義は以下である。要するに定まっていない。

ベンチャー企業とは、画期的なアイデアや技術を駆使し、今まで世の中に存在しなかった商品・サービスを提供する小・中規模の新興企業(設立から5年以内の企業)を指します。IT・インターネット技術の進化や規制緩和に伴い、日本においてもベンチャー企業の設立数が増えています。

しかし、読者の方々は分かるだろう。世の中の大多数の「ベンチャー企業」は決してそんなことはないことを。宣伝なんていくらでも出来るし、過大広告のオンパレードだ。原形をとどめていないし、オフィスで撮影するならオフィスの部屋だけとりあえずキラキラに綺麗にしておけばいい。こんなものリモートワークが通常となれば、Zoomで「豪華なオフィスの壁紙」を持ってきて「うちのオフィス」とか言っておくだけで事足りるのではないか。しかし・・・?

要するにベンチャー企業も零細企業も自称である。

ショボいビジネスでもベンチャー企業

ではなぜベンチャー企業が蔓延るのか?もちろん零細企業というよりはベンチャー企業!と言っておいたほうが「内は零細ですから…」と卑屈になるよりはマシだからだ。同時に自ら自信満々に「ベンチャー!」と言っている人に対して「本当は零細なんでは?」と毎回聞いていたのでは、真実を明らかにしようとしているだけなのにもかかわらず、なんとなく聞いている側が悪者みたいに見えてくるだろう。一方、自称零細企業相手では、最後は「ま、零細だよね。」と言われれば、企業側も取材側も納得する。

違いはノリと雰囲気

違いはノリと雰囲気である。なんとなくイケイケっぽい写真を撮りイケイケっぽいオフィスして、イケイケが好きそうな意識高いだけで見破ることが出来ない馬鹿を釣るのが作戦である。そして狙い通りにノリと雰囲気で馬鹿は釣れる。実際のところは「ベンチャー企業」は創業以外の社員は捨て駒である。

まともなベンチャーの役員なら口が裂けても言わないけど、社員なんて創業メンバーの懐を潤すための「コマ」だからね。ある程度以上会社が大きくなると、人材がシミュレーションゲームの部隊数みたいにしか考えられなくなる。

日本では真実はニッチな雑誌やジャーナリストか匿名でしか書かれない。

社員側の自己弁護

同時に社員側の自己弁護の側面を持っている。

よくある自分への言い訳として、「きつい仕事は成長のチャンス」、「若い時の苦労は買ってでもしろ」、「転職へのステップ」、「将来起業するための勉強」、「ベンチャースピリットに惹かれた」、「若いうちから裁量を任せてくれる」、「達成感と充実感」、「会社と一緒に成長したい」、「大企業の安定志向よりも将来性のあるベンチャーのほうが」等々。それ全部、不安定な労働環境で労働力を安く搾取されてるだけだってことに、気づいてる?デスマーチみたいなつらい仕事ほど終わった後の達成感があるのって、SMプレイにハマってるだけだから。どんなにリスクを取ってもあなたにはリターンありませんから! リターン得られるのは創業メンバーだけですから!

こういうのもなければ、自称ベンチャー企業の創業者はただの一瞬でつぶれる零細企業を細々と食いつないでいるダメ社長。社員側は、好待遇のところに全く採用されなかった底辺雑魚人材。さらに自分で創業も出来ない底辺と紙一重。非正規バイトの方が有能な人も多いんじゃないかな。だからコンプレックス抜群の好待遇大企業を「あんな奴らは歯車!」とたたくのである。君らは歯車としての価値すらもなかった歯がついていない破片か落ち武者なんだけども。

ついでにベンチャーだと待遇が低いといっておけば、馬鹿な底辺を「君たちは凄い!」とちょっと口先で持ち上げるだけで余計に釣れる。むしろ底辺に対するキャバクラ・ホストだと思えば給料を支払っているだけ優しいんじゃないか。

さらにそれらをカモにしたい業者

そんな「私だって活躍したい、キラキラ輝きたい!」という転職者の心理をついてカモにして効率的に転職フィーを得たいセクターがある。転職業者である。なんなことはない雑魚底辺君たちを「君たちだって輝ける会社がある!」と煽れば簡単に釣れる。これもアニメ・声優の専門学校とほぼ同じ広義のワナビービジネスである。

コロナウイルスがこれを暴く

そしてこの構造がコロナウイルスによって暴かれる形になった。倒産や解雇である。いくらイメージをよくしようが、キラキラに飾ってイメージを粉飾をしようが、所詮は実態が伴っていない零細企業だったのである。ちょっといいものがあったとしても、実質タダで巨大企業に買収される。残った残骸の底辺社員はゴミ処理のように処分。それが白昼に晒されることになった。

これを機に「ベンチャー企業(笑)」を見直すのはいかがだろうか?

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