2024/09/29 今日がメーンイベントです

明け方まで起きていたから、目が覚めたらもう家族全員が会館に集合していた。時間は午前11時。それでも寝不足気味である。お笑いの生活リズムはおかしいということを痛感させられた。

起きたらマクドナルドのハンバーガーがたくさんテーブルにあった。甥と姪は子供中の子供であるから、あまり肉・米・野菜というような食事は好まないようだ。
マクドナルドは偉い。ハッピーセットがあいもかわらず子供に大人気のようだ。私が子供のころも欲しかった。私は子供のころから大食漢であったから、ハンバーガーをおかずに白飯を食べるありさまだった。
子供らはそんなに食べないので、ハッピーセットで十分な様子。
一方私は寝不足マックスであるし、普段もわりと朝食は食べないことが多いからやめておく。

会館の風呂に入って身を清めておいた。いやあ風呂っていいもんですね。今住んでいる家は湯船はあるが足がのばせない大きさだ。こういった世間一般の風呂は良い。
風呂に入っていたが、子供らが襲撃してくることは無かった。私が子供の頃なんか、おじさんが風呂に入っていたら「ぎゃあああ」と叫びながら入って楽しんでいた。今の子供は大人である。変な文章だな。

風呂をでたらいよいよ葬式である。またもお坊さんがやってきて、いろいろと棺に、というかお釈迦様に向かってしゃべる。元気である。お坊さんは元気でないといけませんね。

式をやりましたら、棺を霊柩車に乗っけて焼き場に行く。いよいよ燃やす。
今回、ほぼ初めて葬式に出たものだから驚かされることがたくさんある。霊柩車がイメージしていたものと違った。
私のイメージしていたものは黒色の高級車の後ろ2/3くらいに金閣寺みたいなピカピカした寺なのか神社なのか、お神輿のようなものがついていた。今回の霊柩車は、お城状のものはついておらずに普通の自動車のような見た目。後ろ半分くらいが黒の革張りになっているものだった。
自動車の外側を革張りにするとは、そんなものがこの世にあったのだとたまげた。洗車がめちゃ大変だろうな。
中に乗ったら、クラウンを改造したもののようだ。

山をのぼって焼き場についた。途中、子供のころによく遊んでいた公園の近くを通った。子供のころにあの道を通る車は死体を運んでいるという噂だった。その噂の人物に今、私はなっている。感慨深いものがあるなあ。

焼き場に到着したら、職員の方が築地を走っているフォークリフトをいかつくしたようなものを持ってきた。それで霊柩車から棺を持って運んでいく。
この職員の方々はおそらく市に雇われている公務員のようなものなのだろうが、なんだか役場にいる人と雰囲気が違った。この仕事楽しそうだなと思った。人はこれからも永遠に死に続けるから、焼き場の仕事がなくなることもなさそうだ。安定感がある。
一方で、中年女性の職員ばかりで男性職員がいなかったから、どこかの派遣会社から来ていたりするのかなと推察する。

ではさっそく焼いていく。さっきまで会館にいたお坊さんは我々を先回りしてお越しだった。焼く直前にもう一回、お経を読んでくださり、ずい~っと棺は焼き場に入っていく。
人間一人を焼いているのだから、多少はこちらも暑かろう、臭いなんかもするだろうと思ったがまったくなかった。すごいなあ。焼き場も進歩している。

焼いている間に仕出し弁当を食べる。これがまた不思議なもんである。人を焼いている間に弁当を食べるって不思議な気がしませんか。そういうもんだなと思いながら食べた。肉も入っていた。不思議だなあ。
自販機で100円の缶コーヒーを飲みながらタバコを吸う。子供らと歩き回ったり、抱っこやらなんやら、子供の遊びをもれなくやった。甥はポケモンが大好きらしく、姉(甥の母)のスマホでポケモンGOをやっていた。時代は変わって、今の子供はゲームをいつでもやっていいんだな。私が子供のころは朝10時~18時の間しかゲームをやってはいけなかったもんだ。

焼き終わったら橋で骨を拾いまして、また会館にもどる。初七日の儀式をやり、とうとう終わった。これで全部終わり。長かった!やることがたくさんあるんだなあ!

全部終わったのが16時過ぎだったか、17時ころだったか。大量の荷物を車に乗っけて家に帰ってきた。家族が揃うと発生するのはやっぱり食事である。なんだかんだ食事をするくらいしかやることが無い。さっき弁当を食べた気がするが、晩御飯の買い物に行く。
子供らがお好み焼きが食べたいというから、お店に行くのもさすがにへとへとということでスーパーのお好み焼きを買う。これが広島のゆめマートというスーパーの総菜コーナーにあるお好み焼きは美味いと噂である。ぜひ皆様も購入の上、食べてみていただきたい。総菜なので、お店の鉄板の上にあるものをヘラで食べるにはさすがに劣るが、冷凍食品のお好み焼きや他店の総菜お好み焼きとは一線を画していると言ってよい。ぜひお買い求めください。

買い物を終えたら食事をする。やがて子供らは眠った。
我が家は二世帯住宅であるから、祖母の亡くなった分のワンフロアで私は過ごすことにした。パソコンをつけてネタをじわじわと作る。4時5時ころにはいつのまにかぐうっと眠っていた。疲れた~。

今日はこんな感じである。ひとつの区切りがついたな。人が一人死ぬとこれだけやることが発生する。書いている現時点では当然、ネタを書きあげている。我ながらこんなに忙しい中で書き上げたのは称賛に価すると思う。あんたはえらい!

夜中に外に出て空を見れば大量の星があった。田舎の夜は暗い。

今日面白いと思ったことは「霊柩車のアップグレードのように、知らない分野の知らない道具も進歩しているのだなあ」

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。