2023/7/25 キャッチャー歴20年の言葉

今日は7:30頃に起きた。

今日は、おぼんこぼんのおぼん師匠にお誘いいただき、明治神宮軟式野球場で草野球だった。
9:20に球場に来てほしいと言われていた。この球場は言ったことが無かったので、確実にどこかで道を間違えて遅くなるだろうと本来なら40分くらいで着くところを1時間前に家をでることにした。
野球のこととなるとこういう気が利くんだ。

8:20に家を出た。まあ、なんとも通勤ラッシュである。東京の朝の電車はこの世のものでもないほど人であふれているが、道路もすごいことになっている。車もバイクもすごい量だ。しかし、この道を原付バイクで走っていると、東京にいるなあと思うものである。

広島で育ち、沖縄に進学した私としては、東京の道路と言うのはなんとも都会的である。ゲームセンターにある湾岸ミッドナイトで見たような景色の中を実際にバイクで走り抜けると、なんとも不思議な感覚になる。
フィクションの世界のように感じるのだ。駆け抜ければ、街の看板には「マッサージ 3000円~より」「DVD、BOOKS」「飲み放題1500円」というのが書いてあるものがサーっと視界を流れていく。この猥雑な感じが私にとっては心地が良いのだ。

今日は台東区入谷の自宅から、南へ下っていき、秋葉原あたりで西に曲がり、皇居周辺を走って明治神宮へ向かった。
秋葉原辺りと言うのはなんとも都会的で、欲望であふれている。しかし、皇居に近づくといっきに自然が豊かになる。
バイクで走るには最高に気持ちが良い。球場に向かうまでのツーリングも十分に気持ちが良い。

球場に到着した。少し早かったのか、誰もいらっしゃらない。まあ、いいやとあたりを見渡して、程よい日陰で野球用のソックスをはいているとおぼん師匠がいらっしゃった。
そこから着替えて、グラウンドへ向かう。すると、今日ご一緒させていただくチームの方々がいらっしゃった。皆さんシャープで、まさにアスリートという感じだ。普段、浅草マンキースという漫才協会の球団でプレーしているとなかなか出会わない体格である。これが東京の草野球か。見た目からハイレベルだ。

そうはいっても私も野球を頑張ってきた人間の一人だ。怖気づいてはいけない。捕手として全力を尽くす。

それにしても草野球において、キャッチャーはなぜこんなに少ないのだろうか。確かに、立ったり座ったりが多くてしんどい仕事だ。でも、それだけやりがいがある。こう見えて私はせっかちで江戸っ子気質な部分がある。野球をやっていて、ボールが全然来ないというのはイライラしてしまう質だ。内野を守るなら、全部自分にゴロなりフライなりが飛んできて、自分のプレイでアウトが増えるかどうかをゆだねてほしいくらいである。
となれば、キャッチャーは常にボールを見ているので暇で無いのがいい。また、ちょっとボールっぽい球をミットの芯で掴んでストライクっぽく取ってしまうというのも気持ちが良い。守備中のすべての球をとるつもりでプレイできる。キャッチャーは楽しい仕事である。

私がキャッチャーをやってきて、とても嬉しかった出来事がある。本当に皆さんの予想外の角度から話が飛んでくるのだが、モグライダーの芝さんに一度褒められたことがある。芝さんは絶対に覚えていない。

何かの機会で、芝さんに「お前野球が好きなのか」みたいに聞かれた。そのときに私は「そうですね。野球大好きですね。小学校からずっとキャッチャーでやってきました。」と答えたところ、芝さんから「おおいいじゃん。お笑いやるならキャッチャータイプが良いよな。周りが見れる奴だからな。」と言っていただいた。これが本当にうれしかった。キャッチャーと言うのはいまでこそフィジカルが強くて賢い選手がやるポジションと言うイメージがついてきているが、私の世代なんていうのはやはり「ドカベン」「伴宙太」、プロでも「野村克也」というように野暮ったいやつがやるイメージが強かった。しかし、あのハイパークールで活かしてる芝さんが「キャッチャーはいいぞ」と言っていただけたことは誇りである。

気づけば私は20年くらいキャッチャーをやっている。そんなやついるのか?気づけばものすごい大御所である。

気づけば20年もやっているものだから、キャッチャーについての話はいくらでもできる。しかし、もう書くのが面倒くさくなった。もし、読んでいる方の中でキャッチャーをやりたいという方はご相談ください。個別で回答します。

今日も37度という灼熱地獄のなか、キャッチャーとして仕事を全うした。
打撃としては3打数 1HR 2三振という内容だった。この1HRも強い打球が飛んで、私自身打球を見失ってしまいながらダイヤモンドを一周して結果としてランニングホームランとなった。まあ、十分といえるだろう。
それにしても、今日の打席も反省ばかりであった。
HRの出た打席も、中速球に対して、バットが早く出てしまいバットの先で打った感じになった。もうワンテンポ待てればセンター方向に強く飛んだはずだ。
残りの2三振も2ストライクまでは速球がわかりやすくストライクゾーンに来たのだが、慣れない速さの球に手が出ないまま変化球で簡単に三振を取られた。
明らかに2ストライクまではストレートでくる配給であったのに手が出せなかったのは反省である。次に活かそうと思う。

何度も倒れそうになりながらも野球を頑張った。おぼん師匠に塩を舐めさせてもらいながら、90分の試合で3L以上の水を飲んだが脱水状態である。
体から出る水が多すぎて、いくら水を飲んでも間に合わない感覚があった。
なんとかこの試合を乗り切った。

その後、今回お邪魔させていただいたチームに入団の運びとなった。ありがたや。キャッチャー不足の草野球事情。最高である。

そこからシャワーを浴びて今度は高田馬場でアルバイトである。
こちらは何の問題もない。働いた。
アルバイトが終わると今度はラジオの録音である。19時にそれらが終わり、帰宅する。

晩御飯の食材がまったく家に無いことに気付き、買い物に行き、帰ってからフライドポテトとカレーライスと麻婆豆腐を作って食べた。
食べすぎだろ!と思った諸君。私は今日、この一食しか食べていない。となれば意外と食べていないと言えまいか。そんなことは無いか。

いやいや、それにしても働き者である。なんでこんなに働けるのか。やっぱり田舎の百姓の血である。百姓に休みは無く、365日朝から晩まで畑を見なければいけない。このころの先祖の血が私をこうして働かせるのである。
ガッツである。

今日面白いと思ったことは「キャッチャー論は奥深い。キャッチャー経験者で座談会をやりたい。」

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爆弾世紀末藤崎「善いスキャンダル」
こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。