2024/10/15 小さい秋どころか秋ど真ん中

ああ、記憶が消えていく。頑張って、これを書いている10/20に追いつきたいものだ。頑張るぞ!

今日は火曜日だ。今日は完全に予定をあけておいた。ここのところ労働だけでなく、心の疲れもそこそこあった。そんなときはそう。焚火に限る。
今日は焚火をするんだ。

私が焚火をしに行くところと言えばどこか。この日記をやたらと読んでくださる変態諸氏はわかるだろう。飯能河原だ。飯能河原へ向かう。
飯能河原にいくとして、現場の様子はどんなものかと検索やらする。河原であるから、東京では雨は降っていないが埼玉の山奥では雨が降っており、増水してしまっているなんてこともあり得る。
月曜の深夜にもくもくと検索していたら嫌な情報を手に入れてしまった。飯能河原のすぐ近くに熊の出没情報が出ていた。きゃ~~~。

飯能河原へ下る坂道の手前に大きめの交差点がある。その交差点に一昨日、クマが出て来たそうな。いやあ、これは怖いなあ。
怖いと思っていたら眠れなかった。頭の中では熊がここから出てきたら、斧でこう。岩を持ち上げてこう。ナイフでこう。といろいろな対応策を考えておいた。熊が出てきたとき、どこに通報したらいいか皆さんご存じだろうか。
なんとなく警察に電話をかけても対応してくださるようだが、正式にはその地区の役場にある、鳥獣対策課に電話をかけないといけないそうな。これは誰も知らない情報だ。

熊対策を考えていたら1時間くらいしか眠れなかった。とても眠たいが向かわなければいけない。飯能河原は日の出ている間のみ利用可能な場所で、家を早く出なければ時間が足りない。

飯能駅にある大型スーパー「スーパーバリュー」の営業開始時間は、前回訪れた時は10時~だったが、いつのまにか9:30~になっていた。9:30には飯能駅へ到着できるようにする。
家をでるのは7:45ころで、2時間もかからずに行けるのが飯能河原の手ごろさで、電車で行けるから飲酒もできる。ああなんて素晴らしいんだ。

9:30から買い物をして、10時ちょうどくらいに河原へ到着する。
今日は日差しも強く、半そでシャツでも暑いくらいだ。さっそく焚火を始める。
いやはや楽しい。焚火は楽しい。なにがどう楽しいのかというのは、やったものにしかわからない。どれくらい不思議な楽しさにあふれているかと言えば、10時から17時まで、トイレには2度しか行かずに酒を飲みながら、ときおり薪をくべては炎に空気を送るだけだった。
なんだか熱中してしまうのが焚火なんだ。もし疑う人がいれば、ぜひやってみてほしい。なんなら一緒に行きましょう。

私は私の焚火台を持っていくから、あなたは私が貸した焚火台で焚火をやろうじゃないか。大人二人がならんで、じぃっと火を見るだけで日は沈んでいく。なんと美しいのでしょうか。

今日の私は日が沈むまで一度もスマホを見ることがなかった。だいたいスマホにメッセージが着ているんじゃないかとそわそわするものだが、今日はそんなこともなく過ごせた。それが焚火の魅力。

じゃあじいっと炎を見ていただけならば、書くことはなにもないじゃないか。今回はちょっと食べ物にこだわったんだ。
石焼き芋とサンマをやった。これがとても美味しかった。

サツマイモはどれだけ食べていなかったろうか。確かに食べたとはっきり言えるのは幼稚園の芋ほり体験くらいだ。20年は食べていなかった。
サツマイモをアルミホイルでしっかりくるんで焚火に放り込む。これでは温度が高く過ぎて丸焦げになってしまいそうだ。河原の石も焚火に放り込んで、芋の周りを石で固める。
これがとても美味しかった。芋ってこんなに美味しかったのかと衝撃を受けた。我々は気づけば、塩・醤油・砂糖がドッカンと使われたものに慣れきってしまっていたのだな。砂糖をたくさん使わなくても、サツマイモをじんわり熱するだけでとても甘い。魚焼きグリルでもできるだろうから、今後は家でのメニューに出るかもしれない。

サンマの焼いて食べる。これもまた言うまでもなく美味しい。私は正直者だから、この美味しさが果たして焚火によるものだ、とは言い切らない。
魚は肉と比べて割高であるから、家ではまったくと言っていいほど食べない。だからガスで焼いたサンマと比べて焚火、炭火で焼いたサンマの方が絶対に美味いとは言い切れない。
嘘をつかない男だねえ。だから惚れちゃうんだ。

ということで、サンマを食べて芋を食べて、絵にかいたような秋の食事を満喫した。ほぼ100点の食事をできた。今日の失敗点としては、家から冷凍ご飯を持って行っていたが、それを解凍するための鍋を家に忘れて来てしまった。
冷凍ご飯をアルミホイルでくるんで解凍してみたが、ぱっさぱさになってしまった。もっとふっくらしたご飯をサンマと一緒に食べれば、さぞ美味しかったろう。来年こそは鍋を忘れないようにしたい。
なんなら年明けぐらいには行こうかしらね。

17時には日がほぼ沈んでしまったので、急いで片付けて帰宅する。20時前には家に着いた。帰宅して気づいたのが、昨晩はほとんど眠っていなかった。
風呂に入って道具を片付けて、いつのまにか眠っていた。何度も目が覚めながらも、次から次へと眠ってしまった。お疲れ様です。

今日面白いと思ったことは「秋には秋のものをたべるとやはり美味い。時期のものを食べるのがいいのだと、身をもって学ぶことができた。」

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こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。