2024/04/06 おれがあいつであいつが龍一
いやあ。よくないな。なんだか、半ば意図的に余裕を作ろうとしているのだが、よくない余裕な気がする。良い余裕と悪い余裕があるならば、良い余裕とは焚火をしながら読書をする。サウナに入って、体を冷ましながら趣味に興じるのが良い余裕だと思う。
悪い余裕とは、時間があるところにだらだらと昼寝をすることだ。ようは、テレビで見るようなおしゃれな休息が良い余裕じゃないかという考えで、これはこれで問題があるということもわかっている。
昼寝に自信がある私にとって、昼寝も一つの趣味であり、充実したものなのだが、やっぱり昼寝をした後はなんとなくの罪悪感も持っている。かつてよりも少し、肉体の死に近づいていることで、眠ることが良くないことと思ってしまうのではないか。でもなあ、だってさあ。うーん。ま~、よくわかんないけど、その時その時に良いと思うことをやることだな。うんうん。なにいってんだか。
今日は10:30頃に起きた。最近にしてはゆっくりめに起きた。遅めに起きてしまったなあという気持ちで、ひとまずは炊飯器のスイッチをON。洗濯機のスイッチをON。
その間に、日記を書き始めるが、なんだか筆がうまく乗ってくれず、だらだらだらと書いていた。我ながら、昨日の分の日記は内容の無さが相当なものだと思った。いや、そんなこともないか。うーん。やたらと悩んでしまうな。持病の精神病が顔を出しつつある。
そういえば、EyeLoveYouの感想も書かなければいけないのだが、いかんせん最終回をちゃんと見れていない。これは私が良くやってしまう悪い癖だ。アニメやドラマを途中までは楽しく見るのだが、最終回のあたりで嫌になる癖がある。なんだか面倒になってしまうのだ。おそらく、一つの物語を最後まで見るということは、自分の中で作品に対してなんらかの評価というか、心の中での居場所、置き場所を用意してあげないといけないのが面倒なのだ。
中・高生のころ、アニメ界隈は空前の「けいおん!」ブームだった。けいおん!は女子高校生の女の子がバンド活動を頑張るという、いわゆる日常系と言われるジャンルでは空前のヒットを記録した。
1期は3か月のワンクールで、大変たのしく見ていた。2期は2クールの20数話の放送だった。この二期の16,7話くらいで突然に見るのが面倒になってしまった経験が、私の中で最初の挫折かもしれない。決してつまんないということでもないのに明らかに、自分の中の興味棒というか興味のアンテナがシナシナになってしまう感覚がある。石原都知事は中国のことをシナと呼んでいたが、あれは今考えても良いことではないと思う。
このEyeLoveYouは絶対に見ようと思っている。見ようと思っているが、今日も見ることはできなかった。今日は、にけつッと太田上田をだらだらと見ながら、聞きながら家事をやっていた。やがて眠たくなってしまい、17時くらいまで眠ってしまっていた。
うわあ。もうこんな時間だと支度をしてウーバーを始める。18時からバイクに乗ってスタートだ。
テンポよく最初の一時間で5件くらい運べた。これはいい感じだと思いながらも運んだ。22時を前にして、14件運んだところで注文が全然来なくなった。粘ったところでテンポが悪いだけなので、ここらで終わらせる。明日の一日で16件運ばなければいけない。
明日は15時すぎから漫才大行進があるから、7時から始められればぎりぎり達成できそうである。うーん。これはなかなか踏ん張りどころである。
22時過ぎに帰ってきて、ふとテレビをつけると坂本龍一コンサートを放送していた。1980年代に行われたライブ映像をそのまま流してくださるという、若者言葉でいうところの神企画というものだ。
正直な私の認識では、坂本龍一さんとYMOの曲の違いがいまいちわかっていない。世代じゃ無さすぎる。YMOに坂本さんがいらっしゃったことは知っているが、私が物心ついた時には坂本龍一は坂本龍一で、CMなんかで流れている印象的な曲を作っているらしいおじいさんだった。昨年亡くなって、それを機会に有名芸能人が坂本龍一さんの思い出を話していたのを聞いて、すごい人だったのだと思った。とても一般的な坂本龍一観であろう。
このライブ放送の一曲目が、さっそくバレエメカニックから始まった。完全に坂本龍一あと追い人間の私としてもなんとなく好きな曲だ。なんとなくというのもなんだか格好つけているようであれである。
昨年の訃報に触れて、伊集院光さんがTBSの深夜放送の最後に、思い出を語るとともにこの曲を流した。伊集院さんが好きなものは何となく好きになるという、ただのラジオリスナーの私はこの曲が好きになったのだ。ほんとに私はただのお笑い好き少年がおじさんになっただけである。
この曲の歌詞が、最後の最後まで英語での歌詞、最後にちょいと無機質に日本語で歌われるが、その内容がいい感じなのである。これも伊集院さんの言っているまんまでお恥ずかしい限りだ。なんにせよいい感じである。
放送を見ていて、あら、summerはやらないのかな、と思っていたら、これは久石譲さんの曲だった。音楽に疎すぎて、おじいさんが作るインストの良い感じの曲は誰がどれを作ったのかわからなくなる。
お恥ずかしい限りだ。はじはじはじのはじかきばあさんである。
ああ、気づけば現在午前3時。明日は7時からウーバーをやらなければいけない。そろそろ眠らせていただこう。またね!
今日面白いと思ったことは「坂本龍一と久石譲、さだまさしと南こうせつ、氷室京介と吉川晃司、このあたりが脳内で俺があいつであいつが俺で、となる。世代が違えば仕方がないか。」
こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。