のらカーボン

がんばるカーボンローラー的物書き。

のらカーボン

がんばるカーボンローラー的物書き。

最近の記事

ぼくとスプラ3という青春。

スプラ3が終わった。正確には、発売から2年経って新コンテンツの配信が終了した。ゲーム自体はできるけど、新しい物語はもう登場しない。それにしても。 ‥‥面白かったなあ。という感想である。ゲームをほとんどやらない勢なので、人気だったスプラ2とかでも手を出さず、3のはじまりのときにようやく手を出した。反射神経もよくないし、年齢的にも「打ち合う系のゲームは自分には絶対無理!!!」と思っていたのに、丁寧なチュートリアル(ソロプレイ)ときめ細やかなゲーム体験によって「自分にもできるかも

    • 「継続が得意」なのも、ほどほどにしたい。

      もともと「習慣化」が得意である。ルーティンにしてしまって、コツコツ続ける。最初の2週間くらいがんばってやってしまえば、あとはもう自動延長できる。「物事は続けてなんぼ」という頭があるし、実際なんでもやればやるほど理解がすすんだり、可能性が増えたりして面白くるので、本当にいろいろ続けられてしまう。いいことだと思うけれど‥‥最近ちょっと困ってきた。 「ルーティンが増えすぎて忙しすぎる」のである。ジムに行くわ、趣味の運動はするわ、料理は作るわ、文章の練習はするわ、定期的に旅行するわ

      • 「さわやか」を食べたことが無いなんて‥‥と、浜松で一泊。

        浜松に来ている。岐阜に旅行に行くついでに、途中どこかで一泊しようかな‥‥と思って、ふと思いついたのが浜松だった。すごく行きやすそうなのに、まったく行ったことがない! 誰もが語る、「さわやか」のハンバーグとやらを一度は食べておくべきではないか‥‥というあたりが、いちばんの動機だった気がする。東京から新幹線で1時間半とかだから、めっちゃ近い。 まあ、来たばかりで別に何がわかったということもないのだが、とにかく到着してすぐ、「さわやか」をめざして、駅のそばの「えんてつ」という大き

        • リオ・デ・ジャネイロに通っている。

          10年ほど前から、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロに通っている。仕事でもなんでもなく、ただの自分のたのしみとして、一人で遊びに行っている。 最初は2014年に友達と出かけたブラジル旅行だった。「南米なんて一生に一度くらいしか行けないだろうから」と友達5人で2週間ほど出かけた。リオデジャネイロとサンパウロとイグアス。リオとサンパウロは友達の知り合いのブラジル人に案内してもらった。それぞれの場所で3〜4日ずつくらい。年末年始(12月〜1月)だったので、リオの海岸でおこなわれるカウ

          ネパールで、宇野千代に教わったこと。

          宇野千代の文庫本に『行動することが生きることである』というものがあって、ぼくはそれをネパールのカトマンズの路上で買ったのである。なんでカトマンズでそんな本を売っていたのか謎だし、そしてどうしてネパールまで行ってるのにそれを読もうと思ったのかもよくわからないが、たしか100円200円くらいの激安で買って、安宿のベッドで暇つぶしに読んだ。けっこう一瞬で読んだ気がするから、面白かったんだと思う。 ネパールはカレーが本当にうまくて、ダルバートと呼ばれる大きなプレートに、ごはん、カレ

          ネパールで、宇野千代に教わったこと。

          効率の思想にだまされないこと。

          「未来のためにできること」と聞いて、いまの時代、すぐに思いつくのはこれじゃないか。効率の思想にだまされないこと。けっこうみんなそうじゃないか。はやく、ラクに、かんたんにゴールにたどりつける方法を探し、常にそれを選ぶのが正解。そんなのは嘘だと思う。やっぱり。 なんでも効率的にやるほうが幸せになれる‥‥うーん、どうかなあ? べつに悪いわけではないけど、それは「いまの流行」でしかないと思う。完全栄養食が流行ってて、スピーディーな栄養摂取を優先する、という思想なわけだが、そこで失わ

          効率の思想にだまされないこと。

          『バリ山行』感想。

          山ですか? という言葉からはじまる、芥川賞受賞の「純文山岳小説」(帯より)。著者は新人(1980年生)の松永K三蔵氏。Xで「面白い!」というコメントをいくつか読んで、山好きの人たちにも喜ばれていそうな感じだし、芥川賞ならさっと読めるだろうし、装丁もかっこよかったし、スーパーマーケットからの帰りに本屋に寄ってサッと買ってしまった。こういうのは勢いが大事。小説なんて、ものすごく久しぶりに読んだ。一気に読み終えた。 ネタバレなしに読んだほうが面白いタイプの本だと思うし、書ける範

          『バリ山行』感想。

          暑すぎて、地球環境が気になる。

          あまりの暑さに、地球温暖化が気になる。「異常気象」という言葉はあまりに言われすぎて、もはや「いつもの」になっているが、絶対に環境は悪くなっている。どうにかしなければならない気持ちは少しずつ強まっている。ニュースになっていなくても、世界のあちこちで生物が激減している。こんなにプラスチックを生活の中で使っていいわけがないな、とも思う。 正直、環境問題について、昔は確実にもっと他人事だった。環境問題はもっと先の人類が考えることで、自分たちの世代は、しばらくゆるゆる同じ生活を続けて

          暑すぎて、地球環境が気になる。

          色えんぴつを1本。

          これはただのおすすめの話なんだけど、筆箱ってあるじゃないですか。ペンケース。あるいは、家の文房具置き場みたいなところってありますよね。だいたいボールペンがあって、やや太めのサインペン的なものがあって、蛍光マーカーとかカラーペンがあって、ハサミ、カッター、シャープペンシルがある場合もあるかな。あとは定規とか‥‥。のりとかもあるか、ちょっとかさばるけど。そのあたりの「基本セット」ってありますが。 なんだかずっと、蛍光マーカーとかカラーペンにピンと来てなかったんですよ。どうも使っ

          色えんぴつを1本。

          続けられるのが才能。

          生物の歴史を勉強したからか、あるときから「生き延びられるかどうかがいちばん大事」と思うようになった。どんなものであろうが、最終的に生き延びているほうが勝ち。途中でどれだけ大勝ちしていようが、ゴールにたどり着けなければ負け。ゴールまでたどり着ければ勝ち。生き残ったもの同士のあいだでの優劣もあるが、それよりなにより「生き残ったか」「生き残れなかったか」に、大きな川が流れている。どんなに途中で華々しい実績を揚げていても、生き残れなかったらもう、生き残ったやつに負けるのだ。 この考

          続けられるのが才能。

          髪を切る店を変えた理由。とその後。

          ちょっと前に、髪を切る店を変えた。わかりやすいように、もと行っていた店をA、新しい店をBとする。 別に、Aの店も悪くなかった。その前に長く通っていた店が予約がとりにくくなったので、近所で見つけて、行くようになった店である。同世代くらいの店長がひとりで切り盛りしている、街に溶け込んだ小さな床屋。わりと昔風の街のお店で、テロンとした温かい白いクリームで顔そりをしてくれるし、いい香りの粉で最後に仕上げてくれる。値段も安め。90年代とかの懐かしいJ-POPを流していて、昔からの常連

          髪を切る店を変えた理由。とその後。

          おいしい水出し釜炒り茶。

          このところあちこちに出かけて、自分へのおみやげとして茶葉を買ってくることが多かったので、家にお茶が増えてきた。飲みきれない量あるからどうしようと思い、ふと、緑茶をそのまま水出しにしてみることにした。麦茶などをいれる1リットル容器に、ざっと茶葉を入れ、そのまま水道水を注いで、しばらく置いておくだけである。と、これが思った以上においしくできた。お茶がほのかに香る、やや薄めの味わいが実にいい。氷を入れたちょっといいグラスで、ごくごくと飲んでいる。 使っている茶葉が長崎に行ったとき

          おいしい水出し釜炒り茶。

          何の文字が書かれたTシャツなら、気軽に着れるのか。

          最近はだいぶ減ったけれど、文字入りのTシャツやスウェットって、前はめちゃくちゃ見て、ちょっと前の「BROOKLYN」はびっくりするくらい多かった気がする。安めの大量生産系の日本のお店で「BROOKLYN」と書かれた服が大量に並んでいるのを見たことがあって、「BROOKLYN」の使い勝手の良さに感動した記憶がある。「英語を入れたい。だけどツッコまれにくい、ちょっとかっこいい土地のものでも入れときたい」というときに、ニューヨークのブルックリン地区は、まあ、一時期、見事にちょうど良

          何の文字が書かれたTシャツなら、気軽に着れるのか。

          あののび太くんには、もう会えない。

          のび太くんの声優(2代目)の、小原乃梨子さんが亡くなった。 それを、お酒を飲んで酔っ払って帰ってきたうちの人に聞いて 「わ、そうか‥‥」と思って、ソファでだらだらしながら、 YouTubeで検索していたら、 アニメ『ドラえもん』の初代メンバーの卒業のときの 動画が出てきたので、なんとなくつけて見ていた。 https://www.youtube.com/watch?v=ZXVD65tKG8I 2代目メンバーでの最後の回の収録に、 テレビカメラが入って、
収録の様子を撮っておい

          あののび太くんには、もう会えない。

          食べた茶そばの感想をnoteに書いてみる。

          「読んだ本の感想をnoteに書いてみませんか?」 そんなことをnoteが言うのである。いやいやオマエ、ほんとに聞きたいのかよ、聞きたいんだったらどういうジャンルの本の感想がいいんだよ。多くはないけどまあ多少は読んでっぞ? つーか書いたら何か感想とか言ってくれるのかよ? コミュニケーションってそういうものだろう?‥‥とか無駄に思いつつ、ぼんやり考えていても感想を書きたいような本が思い浮かばなかったので、最近買っておいしかった茶そばの話をします。 会社においしいもの好きで、わ

          食べた茶そばの感想をnoteに書いてみる。

          うちの、11ひきのねこ。(ただし、ぬいぐるみであるが)

          (noteをはじめて1か月半。いちおう続けているが、まだ何を書けばいいのか見えてない。とはいえ文章もコミュニケーションだから、向こう側にいる誰かを幸せにできなければ意味がない。自己満足で書いてはダメだ。ということで、顔も知らない端末の先の誰かが、すこしだけ幸せになることをイメージしながら書きはじめる。それには、いったい何がいいのだろう?) うちには11ひきのねこがいる。ふわふわした、耳のある、かわいいねこたちである。色はだいたいグレー。一部きいろやらピンクやら茶色やらもいる

          うちの、11ひきのねこ。(ただし、ぬいぐるみであるが)