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普段着の京都(5)

今年の桜は、何かが違う。

考えてみると、ここ数年、沖縄に単身赴任をしていたので、週末に帰省した時にしか桜を見ることができなかった。
桜の開花の流れをじっくり観察するのが、久しぶりなのだ。

満開の時が一番美しいのは間違いないが、桜の魅力はそれだけではない。
「そろそろ咲きそうだ」「あ、咲いてる!」「だいぶ開いてきた」「ああ、満開だ」「散り始めたなあ」「地面が桜色だ」「また来年ね」
という一連の流れを受け入れながら見るのもまた、あるべき鑑賞法なのかもしれない。

咲きはじめの頃


満開の桜と飛行機雲


京都では町内ごとに座っているお地蔵さんも花陰で微笑んで


猫もこたつから出てきた