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【a-35】天久鷹央の推理カルテII 知念実希人 著 読書メモ

オーディブル。
医療日常系ミステリーの続編。

相変わらず、生理学、疾患などについては推理のしようがないけれど、面白い。

総合病院とはいえ科ごとの縦割りは深刻だなと感じた。総合診療科というのもあるようだけど、自分の専門外のエリアに何かあるかも、と気づくこと自体が結構難しいんじゃないかと思った。

今作の精神科の部長の話しなんかは、まさにそんな感じかと。
私たちが小さい頃は、よく町医者に風邪を診てもらう時に抗生物質を処方されていたけど、あまり意味がないどころか常在菌を殺す逆効果があったとも聞く。
まさに、原因をキチンとつきとめて対処することが大切だし、めちゃくちゃ難しいんだろうなと思った。
最近話題のchatGTPなんてのは、この辺の候補を抽出するのに医師の助けになるかもなと思ったり。

天久先生がもし身近にいたら、自分が生まれた時から当たり前で不思議にも思ってない身体の特徴を見て、何か疾患や障害と診断して、当たり前だと思ってた生き難さを解消する術を教えてくれるかもななんて妄想した。

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