baker_doodici4

医療機器メーカーのプロダクトデザイナーから、IT企業のサービスデザイナー に転職(令和元年)。本を読むのが趣味で、記録がてらメモをする。また、本に触発された旅行などの記録もする。私の読んでる本からオススメ頂ける本が思いついたらレコメンドお願いします。

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マガジン

  • 2024年読書メモ

    2024年の読書メモ保存先。 おみくじは2度引いて両方中吉。写真は高田馬場の諏訪神社。

  • 2023読書メモ

    毎年どれだけ本を読んでるのか確認したいので分ける試み

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    読書記録以外をまとめたいので、ひとまず旅行記のまとめを

最近の記事

チンギス紀 十七 天地 北方謙三 著 読書メモ

ずーっと楽しみに待っていたチンギス紀のついに最終巻。 あっという間。1巻のメモ登録が7/6なので4ヶ月弱。勿体ないのでゆっくり読んでたけど、やはり面白いので一瞬で終わってしまった。 岳飛伝の最後のあたりは実は記憶がおぼろげで、金国の北辺守備についていたコトジ(今作の玄翁)が金国の権力バランスの変化で北辺に駆け去ったことは覚えている。 中国史上でも珍しいくらい嫌われ、死後に降格されてる海陵王やらに確か楊令の遺児と密かに守られていたコトジだけど、残念ながら活躍の場は控えめだった

    • 【a-175】能面検事の奮迅 中山七里 著 読書メモ

      オーディブル。 岸和田において国有地の異様に安価な払い下げ案件が発生。 その調査に大阪地検特捜部が動くことになり、不破が臨時助っ人として招集がかかるも拒否。 別のエース的存在が入る。 そんな中、特捜部で文書改竄が起こった。 ミイラ取りがミイラになったような事件に、東京地検が乗り込んできた。そこにはかつての不破を知る東京地検次席の岬がいた。 いよいよ命令として大阪地検の失態を東京地検メンバーに入り込んで暴くということを不破は命じられる。 そこには国有地を査定する官僚と大

      • 【a-174】シン・総合商社 週刊東洋経済 読書メモ

        オーディブル。 発行からタイムラグがあるから日本の衆院選とアメリカ大統領選が終わって多少状況は変わるかもしれないが、日本の大手商社が見る展望狙いがわかってよかった。 まず、外国のリスクが看過しにくいものになってきてるんだなということ。 少子高齢化で経済がシュリンクすると言われる日本をこれからもメインに捉えないといけない状況なのが印象的。 世間的には今でも再エネには不信感が強い。しかし、世の中を主導して動かす人々からすると再エネを主要電源にすることは待った無しの状況だと思

        • 【a-173】能面検事 中山七里 著 読書メモ

          オーディブル。 大阪地検に勤めるエース検事、不破検事。能面検事と呼ばれる。彼の事務官に着任した表情豊かな主人公総領さん。 このコンビが事件の隠された真相をを解決していく。 とある事件で、一部の証拠品が紛失している事に気づき、大阪府内の警察署各所で漁る。大阪府警の組織的な証拠品管理の杜撰さと紛失の隠蔽を暴いてしまい、さらにそれが事件のカモフラージュに使われていた。 検事とは思えない現場主義で闇を暴く、忖度なしのスーパー検事のストーリーはかなり面白かった。

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        記事

          【a-172】水滸伝 十九 旌旗の章 北方謙三 著 読書メモ

          オーディブル。 水滸伝の最終巻。 この巻は残った男たちが自分らしく死を受け入れていく、そして生き残るものたちが何かを受け取っていく、そんなストーリーの連鎖。 李逵の死や騙される武松など、悲しくなる。 替天行道の旗を託された楊令が復讐を誓い、逃げ去っていくのは本当に辛い。 なるべく理不尽を避けて生きたいという人々の思いが様々な立場で対立を生んでこのような戦争が起きているけど、こういった思想の戦いは無くならないよな。 宋江の後の岳飛に繋げる楊令というキーパーソンを創作して

          【a-172】水滸伝 十九 旌旗の章 北方謙三 著 読書メモ

          【a-171】水滸伝 十八 乾坤の章 北方謙三 著 読書メモ

          オーディブル。 いよいよ大詰めで各地で108人の豪傑たちが命を落としていく。悲しい。。。 呉用の乾坤一擲の作戦で水軍や致死軍、燕青たちで開封府での皇帝の暗殺を実行。 青蓮寺に察知されて失敗するものの、童貫に戦機を急がせることには成功した。 しかし、肝心の童貫が強すぎる。二竜山も落ち、渋い爺さんたちは杜興を除いて全滅してしまって悲しい。

          【a-171】水滸伝 十八 乾坤の章 北方謙三 著 読書メモ

          チンギス紀 十六 蒼氓 北方謙三 著 読書メモ

          続き。 いよいよ、ジャラールッディーンとの決着が着いた。ホラムズ国は力をしぼり尽くし、ジャラールッディーンは逃げ延びるもモンゴル国に組み入れられ、終わり。 梁山泊の歴史が紐解かれたり、ラシャーンがヤルダムと会ったり、トーリオが旧タイチウト領を訪れたり。 物語は終了に向かっていく。

          チンギス紀 十六 蒼氓 北方謙三 著 読書メモ

          【a-170】水滸伝 十七 朱雀の章 北方謙三 著 読書メモ

          オーディブル。 前の巻の双頭山陥落は今巻だったみたい。 李富が青蓮寺のリーダーとなり、開封府の妓楼の李師師が登場し、提携関係に。 魯達が死に、盧俊義が死に。 女真族も動き出し、世界の動きも見えてくる。 聞煥章が呂牛を使って致死軍を捉え、闇塩の道を暴く。 そこから呂牛は燕青たちに殲滅させられる。 また、致死軍と高廉の軍も全面戦争で林冲騎馬隊の到着で高廉軍を半壊させる。

          【a-170】水滸伝 十七 朱雀の章 北方謙三 著 読書メモ

          【a-169】水滸伝 十六 馳驟の章 北方謙三 著 読書メモ

          オーディブル。 童貫が出てきて本格的な戦いが始まり、双頭山が攻め落とされたタイミングで高俅を唆して勅命を出させた。 仕切り直し。 その間に史文恭が再び暗躍し、柴進と裴宣が暗殺されてしまう。しかし、史文恭も見つかり、トドメを刺される。 逆に、燕青と致死軍で青蓮寺のトップの袁明を暗殺。燕青と洪清の体術の決闘は北方水滸伝屈指のかっこいいシーン。好き。 扈三娘が王英と結婚したり色々

          【a-169】水滸伝 十六 馳驟の章 北方謙三 著 読書メモ

          【a-168】水滸伝 十五 折戟の章 北方謙三 著 読書メモ

          オーディブル。 梁山泊各拠点を一気に攻める全面攻撃が、宣賛立案の北京大名府の占拠の奇策成功で帝の勅命による撤退を引き出し、なんとか拠点を維持したまま終えられた。 流華塞の陥落がもう一息だった禁軍の宿元景将軍は撤退に見せかけつつ、自身の命を賭した最後の攻めの中で軍師朱武の命と引き換えに討死した。 お互いに大きな戦費や犠牲が出たのでしばし休戦となる。工作活動や物資の補給活動が活発になる。

          【a-168】水滸伝 十五 折戟の章 北方謙三 著 読書メモ

          【a-167】水滸伝 十四 爪牙の章 北方謙三 著 読書メモ

          オーディブル。 一度、危機を脱した双頭山もまたして攻め込まれる。清風山が攻略されてしまう。 水軍でも阮小ニら技術者の力でイノベーションが起きていく。 しかしどうしても宋軍の物量には及ばす、船の原材料の倉庫を決死隊が闇討ち放火しにいく。そこで孔亮が戦死する。どんどん戦死者が増えていってしまう。 寡兵での戦いがどんどん苦しくなっていく。 最後には史進が青洲の裏妓楼で命を狙われ、全裸で大立ち回りをする、ある意味語り継がれる失態をやらかす。

          【a-167】水滸伝 十四 爪牙の章 北方謙三 著 読書メモ

          チンギス紀 十五 子午 北方謙三 著 読書メモ

          もう15巻。 そろそろ話も終わりにかかっている。 ホラムズ国との戦争も決戦が続く。攻城戦は太后の住うウルゲンチを放棄することで終わり、遭遇の野戦になっていく。 チンギスの息子たちはイマイチ感がある描写。トルイが幾分かマシに描写されているが。 ウルゲンチは今のジョージアのあたりみたいで、皇子のジャラールッディーン軍はインダス側の上流にいるという描写もあった。ホラムズ国もとんでもない広さだなぁと思った。 パキスタン、アフガニスタン、ウズベキスタン、カフカス地方などなどが領

          チンギス紀 十五 子午 北方謙三 著 読書メモ

          【a-166】水滸伝 十三 白虎の章 北方謙三 著 読書メモ

          オーディブル。 宋という国の青蓮寺、地方軍、禁軍が連動して梁山泊を攻撃し出した。 一方で重要人物の暗殺を。宋江の父をマークされる。武松と李逵が守りながら最後を見送る。 片や、双頭山の殲滅を各所を攻められながら作戦を実行される。 朱仝たちが死闘ののち守り抜き、戦死する。 飛竜軍も高廉の軍に追い込まれるが、扈三娘が助ける。扈三娘と王英が近づくきっかけにも。 だんだん梁山泊軍は苦しくなってきた。

          【a-166】水滸伝 十三 白虎の章 北方謙三 著 読書メモ

          【a-165】水滸伝 十二 炳乎の章 北方謙三 著 読書メモ

          オーディブル。 晁蓋の死を梁山泊が受け入れた。 宋江は晁蓋の志を継いで必要な戦には出陣すると宣言した。 北京大名府の聞煥章の所に李富が訪れた。 この大都市での闇塩の道の炙り出しの仕上げとして商人18人の大量な連行を行った。 そこから盧俊義が炙り出され、拷問に入ってしまった。 燕青が飛竜軍と共に救出したが、ボロボロにされた偉丈夫の盧俊義を燕青は1人で背負い3日かけて梁山泊まで歩き通してしまう。死域に入って2日は経っていたと。 また、盧俊義が町に残してきた痕跡を消すため、梁

          【a-165】水滸伝 十二 炳乎の章 北方謙三 著 読書メモ

          【a-164】妖琦庵夜話7 誰が麒麟を鳴かせるか 榎田ユウリ 著 読書メモ

          オーディブル。 続き。 これまでの話で先生が精神的に不調。腹違いの弟の鬼の妖人のアオメが揺さぶりをかけ続ける。 今回は、新興宗教の象徴に祭り上げられている美しい高校生が麒麟の妖人だと言われ、奇跡を起こすと語られている。 それは親のエゴにカモフラージュされていたが、やはりアオメの洗脳が元凶だった。 探ると様々な妨害が入り、脇坂くんが珍しく気になってしまった女性弁護士が轢き逃げにあうなどトラブルが多発。 しかし、これは今後両思いが発覚する素敵な展開になると思われる。

          【a-164】妖琦庵夜話7 誰が麒麟を鳴かせるか 榎田ユウリ 著 読書メモ

          【a-163】侠飯7 福澤徹三 著 読書メモ

          オーディブル。 今回は主人公は東京の六本木署の刑事。 組織犯罪対策本部、ソタイ。巻頭でミスをやらかし、いじけてる所に、本庁の潜入捜査に若手を寄越せというリクエストに送り込まれたのがいつもの柳葉と桜庭のところ。 組みを装って、他の組みの覚醒剤の輸入を阻止するミッションを持つ。 いつもの如く、丁寧で素敵な料理によって自分を見つめ直していく。 今回は所轄の上司たちが情報を聞き出そうとするのが怪しすぎたので展開が読めてしまったけど、楽しかった。 途中で前巻の主人公とヒロインがプ

          【a-163】侠飯7 福澤徹三 著 読書メモ