期待せず信じる
中学生の頃、自分が嫌いでした。自分のダメさを自分が一番よくわかっている。弱気なのに見栄っ張りで、カッコつけてもホントはダサくて、傷つくのが怖いから中途半端にしか人に想いを伝えられない。
そんなダメさを一つ一つ確認しては、自分を嫌いになっていく。氣づいたら自分アレルギーになっていました。もちろん毎日が面白くない。唯一嫌いな自分を忘れさせてくれたものが部活でした。バレー部だったのですが、練習や試合をしているときだけは、純粋にボールに集中できたのです。そこには自分がいませんでした。
レギュラーになれたことで、試合に出場し、その試合が終わってふと我に戻ると、自己嫌悪が始まりました。
「なんでオレって、こんなこともできないのか・・」
徐々にメンバーとうまくいかなくなりました。なぜなら自己嫌悪でチャージした“陰氣”を周囲に放電していたからです。なぜうまく行かないのかわからないので、悶々とし、さらに陰氣をチャージしては放電することを繰り返していました。氣づいたらレギュラーを降ろされていました。怪我をしてグレたスラムダンクの三井寿状態だったのです。
今思い返すと、この自己嫌悪病にかかった原因がわかります。それは、自分への期待。「自分はもっとできる、もっとすごいはず」といった期待に対して現実は全然ダメ。そのギャップの大きさ。ギャップは失望となり、失望はショック体験となり、そのショック体験で自分を不快に感じ、自分が嫌いになっていったのです。
ここから先は
760字
毎週月曜日の朝7時に配信。【有料エリアに解説動画付き】1本150円(缶コーヒー1本分)で、あなたの場活力を引き出します。コラムを読むだけ、動画を見るだけで、徐々に眠っていた能力が開花していくでしょう。
場活王ジパング【週刊】
¥600 / 月
初月無料
それはちょうどいい!いきあたりバッチリ!が場活の合言葉。 日常を楽しく生きるために必要なメソッドを数千人との対話の中から導きました。いまも…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?