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山口県下関市で発達障害当事者会をやってみた。

実施日時:6月22日土曜日14:00~
実施場所:下関市民活動センター HP
実施方法:対面とオンラインのハイブリット
参加人数:会場7名
視聴者数:

1. 概要

  • 活動名: 下関発達障がい当事者会

  • 開催日: [具体的な日付を記入]

  • 開催形式: ハイブリッド(対面とオンライン)

  • 開催場所: [場所を記入]

  • 参加者数: [参加者数を記入]

  • 対象者: 成人発達障害者およびその支援者

  • 主催団体: 下関発達障がい当事者会

  • 目的: 発達障害を抱える成人が日常生活における実践的な工夫や問題解決の方法を共有する場を提供し、交流を通して社会での適応力を高め、自己肯定感を育む。


2. 実施内容

  1. 開会の挨拶
    活動の趣旨や本会の目的を共有し、参加者全員がリラックスできる場づくりを心がけました。

  2. 自己紹介と近況報告
    参加者一人ひとりが、近況や最近の課題、進展などを共有しました。自己紹介は短くても自分の言葉で話すことを大切にし、相互理解を深めました。

  3. テーマ別ディスカッション
    「日常生活における困難と工夫」「職場での人間関係」「生活のリズム作り」といったテーマごとに、少人数のグループで話し合いを行いました。テーマごとに具体的な工夫や考え方を共有し、参加者が持ち帰れるような実用的なヒントが得られたと感じました。

  4. 情報共有セッション
    行政や福祉機関の最新サポート情報、発達障害支援に関するニュースや研究成果について共有するセッションを行い、利用可能なリソースや最新の情報を知ってもらう機会としました。

  5. 自由交流タイム
    自由な会話の中で、参加者同士が互いに助け合い、リラックスした雰囲気で交流を深めました。参加者同士の共感が生まれ、次回参加への意欲が高まりました。


3. 実施成果

  • 自己肯定感の向上: 参加者からは「自分の特性を活かすことの大切さを再認識した」「他のメンバーの話を聞いて、自分だけではないと勇気づけられた」という声が多く寄せられました。

  • 実生活への応用: 話し合いで共有されたアイデアが、参加者の日常生活の工夫に役立つと感じられました。特に「生活のリズムを整えるためのアプローチ」が多くの参加者に好評でした。

  • ネットワーキングの拡充: 他の発達障害支援団体や福祉機関と連携するための新たなネットワーク作りが進展し、次回の活動にも積極的に活用できる見込みです。


4. 課題と今後の展望

  • 参加者のニーズ多様化: 発達障害の特性は多様であり、すべてのニーズに応じるには限界があります。今後はテーマを事前に募集し、ニーズに応じた内容を提供する工夫が求められます。

  • 情報共有の充実: サポートリソースの紹介をより体系的に行うため、月例での情報更新やリーフレット作成を検討しています。

  • 社会的理解の推進: 地域社会や企業と連携し、発達障害者がより働きやすく、社会に適応できる環境づくりのための啓発活動も検討していきます。


5. 総括

本活動は、参加者が自分の特性に合った生き方を模索し、共に支え合う貴重な場であることを実感しました。発達障害を抱える成人にとって、自己理解を深め、日常生活や仕事の場面での実践的な方法を見つけることが、社会に適応しやすくなる一歩となります。今後も引き続き、参加者が自己肯定感を高め、より豊かな生活を築けるよう支援していきます。


添付資料

切り抜き再生リスト


発達障害と生き方の関係

発達障害についての理解が深まる中、石橋さんが下関で講演を行いました。彼は、発達障害者にとって最も重要なのは、自分の特性を理解し、自覚することであると強調しました。この自覚がないままに努力や工夫を先行させると、逆に症状が悪化し、自信を喪失することになると指摘しています。

自覚と努力の順番

石橋さんは、自分の発達障害を理解し受け入れることが先決であり、その上で工夫や努力を行うことが重要だと述べました。多くの人が、工夫や努力を先に行えば発達障害を克服できると誤解していると指摘し、これは大きな間違いであると警告しています。

社会適合と生きやすさ

講演では、発達障害の重さや軽さは重要ではなく、自分の特性に合った生き方をすることが大切だと述べました。社会に適合する生き方をすれば、発達障害の特性があっても生きづらさを感じないことがあると説明し、これは生まれ持った特性とその生き方がマッチしているかどうかによるとしています。

親と子の関係

親が発達障害の子供に自覚を促す際、親自身がまず自分の特性を理解することが重要だと述べました。子供に対して「自覚しなさい」と言うだけではなく、親自身が自分の特性に気づき、その上で子供に向き合うことが必要だと強調しています。

発達障害と社会の関わり

石橋さんは、発達障害があるから生きづらいのではなく、発達障害を自覚していないから生きづらくなるのだと結論づけました。また、社会での成功や適応は、その人の特性に応じた生き方ができているかどうかにかかっていると述べ、特性を活かした職業選択が重要であるとしました。

この講演は、多くの人々に発達障害に対する新たな視点を提供し、理解を深めるきっかけとなりました。石橋さんのメッセージは、発達障害者本人だけでなく、周囲の人々にとっても重要な指針となるでしょう。

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