投げ銭に嫌悪感を抱く人の心理

投げ銭を嫌う人間が結構いるのだが、意味がわからない。
VTuberをはじめとする配信者、配信事業に関わる業界人であれば、
業界に流れる金額が増えるのだから嫌う理由はない。
自己肯定感が高い人間なら「自分も投げ銭されたい」「配信者をやってみよう」と考えるだろう。

大体、配信者に5万円のスーパーチャットが飛び交おうが、自分の懐は一切痛まない。
口出しする理由がない…人の金の使い方にケチを付けたくなるのか?
自分が支払った税金が何に使われているかより、顔も知らない他人の金遣いを気にするのも変な話だ。
結局は嫉妬以外に説明がつかない。

何への嫉妬だろうか? 人望の差を見せつけられることへの嫉妬だと思う。
投げ銭とは「この人にできるだけ長く活動してもらいたい」という好意の表れで、大げさに言えば「長生きしてほしい人に対する贈与」でもある。
画家や役者を支援するパトロンしかり、いつの時代も魅力的な人間には自然と金が集まる。
しかし大半の人間は有償の愛など受けられない。
ネットで投げ銭を執拗に叩いてるような陰湿な人間なら尚更だ。
投げ銭の具体的な金額を通して、愛される人間とそうでない人間の差にイラつくのだ。
エグい金額を叩き出すのは実はサブスクリプション(月額制の支援)なのだが、そっちに嫌悪感を示す人間はあまり見ない。
投げ銭は露骨な数字が見えすぎる。だから人々の嫉妬を買うわけだ。

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