料金0円の「どん兵衛タクシー」の仕組みとこれからのビジネス戦略
DeNA(ディー・エヌ・エー)が、乗客の利用料金が無料の0円タクシー「どん兵衛タクシー」を走行開始することを発表しました。
こういった新しいことにチャレンジしているニュースはワクワクしますね。
この動きは今後加速していくんじゃないかなと思いますが、後から追いかけても遅くて、やっぱり最初に飛び込んでいく企業は素敵だと思います。
DeNAも日清食品の企業イメージも良くなりますよね。
で、このニュースのすごい所はこれからのビジネスのあり方が変わってくるかもしれないというところなんです。
その前にまずはざっくりと今回の0円タクシーの仕組みを理解してみましょう。
0円タクシーの仕組み
0円タクシーといえどもビジネスなので利益が無いと成立しません。
通常タクシーは乗客から運賃をもらっています。
一方0円タクシーは広告スポンサーから広告料をもらっています。スポンサーの日清食品からお金をもらっているので乗客は無料で乗れるということです。
つまり、お金をもらう人を変えたんです。
これはすごく重要なことです。
サービスの価値を再定義
普通の人は「商品やサービスを買ってもらうにはどうしたらいいか」を考えます。
そうすると、「サービスに付加価値を付けよう」とか「値引きしよう」などのアイデアになりがちです。
そうではなくて、「サービスの価値を再定義する」という発想をもつと新しい活路が見えてくるかもしれません。
今回の0円タクシーは「移動手段という価値を広告メディアという価値に変えた」ということになります。
これって他にも応用できると思います。
私自身も刺激になりました。
普段ビジネスをしていると知らず知らずのうちに常識の枠の中でしか物事を考えていなかったりします。ぜひ一つのきっかけとして、自分のビジネスで提供している価値を再定義してみる機会になればいいなと思っています。
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