労働をシェアする

働き方改革によって会社での働き方が改善されることはとてもいいことです。今後もこの流れは加速していくでしょうし、働き方を改善できない企業は淘汰されていくことになると思います。

そんな大きな流れがある一方で全く別の概念の働き方が生まれてきていると感じています。今日は新しい働き方についてメモしておきます。

会社組織から独立してフリーランスや起業をする人は昔に比べて増えました。フリーランスは自由で楽しそうなイメージがあるかもしれませんが、実は成功するのはかなり難易度が高いです。会社員で上手くいなかなかったからフリーランスやろうという人は大体失敗しています。

そんな中で今各専門のフリーランスが集まったコミュニティが生まれています。それはオンラインサロンであったり、Facebookのグループであったり、地元のコミュニティだったりします。

共通するのは雇用関係はなくみんなが対等なことです。コミュニティには運営者がいてその人の価値観や人柄に共感した人がメンバーになっていきます。コミュニティが小さいとただの仲良しクラブになりますが、コミュニティの数が増えてくるとそこで経済が回るようになってくるのです。

たとえば、事業のWEBデザインを業者に発注する時に、知らない会社にお願いするより、同じコミュニティにWEBデザイナーがいたらその人にお願いしたくなります。ご飯を食べに行くならメンバーのお店に行こうとなります。そんな感じでコミュニティ間で仕事が回っていくイメージです。

この流れはとても面白いなぁと思います。もしかするとこれが未来の会社の形なんじゃないかとも感じます。フリーランスとして一人でできる仕事の規模は限界がありますが、こういったコミュニティの力を借りれば会社と同じような規模の仕事もできるようになるのではないかと思います。

会社組織の場合、会社から決まった給与をもらうことができます。これはメリットでもありデメリットでもあります。安定はしますが、チャレンジするモチベーションが無くなるからです。

一方フリーランスのコミュニティでは、そもそも給与はありませんし、退会も自由です。オンラインサロンの場合は会員費がいるのでむしろお金をはらっています。だから必然的にコミュニティに前向きなメンバーしか残りません。みんな自分事として捉えてチャレンジするんですね。

そうなると会社員よりもパワーを持っていそうな気もします。まだまだ現象としては小さいですが、今後どう発展するかは気になる所です。


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