(ひ)「おしえる」
『教える』という動詞があります。
英語だと、tecah
インドネシア語だと mengajar.
『その先生は、学校でにほんごを 教えます。』
のような使い方をします。
しかし、じっさいの会話で「教える」を使う例は
『あんたの 好きなアニメを 教えてください』
のような使い方をします。
これは、「好きなアニメ」をmengajarするわけではありませんよね。
この意味は
『Tolong beritahu saya anime favorit Anda.』
つまり、
『好きなアニメは何ですか?(apa anime favoritmu?)』
ということですね。
このように、「教える」という日本語は、「teach/mengajar」ではない使い方があることを知っておきましょう。
他にも、よく使うことばで、意味がちがうのが「聞く」です。
『聞く』は、ふつう、話や音を聞くという意味で使います。
英語でListen
インドネシア語で dengarkan
の意味ですね。
しかし、私が みなさんによく使う『聞く』は
『わからない ことばが あったら 聞いてください。』
のように使います。
もちろんこれは、「dengarkan」ではありません。
この『聞く』は、「たずねる(tanyakan)/しつもんをする(bertanya)」という意味ですので。
『わからない ことばが 何かを 私に伝えてください。』
Jika ada kata-kata yang Anda tidak mengerti, silakan bertanya.
という意味です。
日本に来たときに、
「仕事で 分からないことは 聞いてください。」
と言われると思います。
この時に「聞く」の意味が分からないと、仕事がちゃんとできませんので、しっかりとおぼえておくようにしましょう。