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だってクリープハイプだから

もし姉が生きていたら、きっと私より先にクリープハイプの音楽と出会っていただろうなと思う。 好きなものはだいだい一緒。 その時読んでいる本や漫画が同じ、 絶対に観たい!と思う映画も同じ、 久々に会うと同じブランドの色違いのバッグを持っていたり、履いている靴まで同じだったこともある。 ただ音楽のアンテナは姉のほうが研ぎ澄まされていて、生きていたらきっとクリープハイプの音楽を敏感にキャッチし、すごいバンドがいるよ!とすぐに私に教えてくれたんじゃないかと思う。 言葉の引き出しが底

    • クリープハイプの音をシャワーのように浴びる日常を一生続けたい

      つけっぱなしのテレビから流れてきた曲に、キッチンでバタバタしていた私の耳が反応した。 え、この曲、すごくいい。え、誰の曲? テレビの前に移動し、番組のエンドロールに目を凝らす。 見つけたのは「クリープハイプ、四季」という文字。 クリープハイプ!クリープハイプか! こんな素敵な曲歌うのか。 ああ、出会ったかも。いや、出会った。 角を曲がった時にぶつかった人と恋に落ちるマンガみたいに、急にクリープハイプの音楽に出会った。 クリープハイプをもっと知りたい、聴きたい。 そこからはもう

      • 「夜にしがみついて、朝で溶かして」ライナーノーツにはほど遠いけど、感想文を。

        万華鏡のようだと思った。 万華鏡の中身は少しのビーズやガラス片。限られた物しか入っていないのに、クルッと回せば多くのキレイな模様を見せてくれる。 このアルバムも、根っこにはクリープハイプの4人しかいないのに、15曲が本当にたくさんの表情を持って色んな感情を引っ張り出してくれる。1曲だけを取り上げてみても、その中の新しい音に驚いたり、懐かしい感じがしたり、ドキッとしたり、切なくなったり。クルッと回した万華鏡のように、聴くたびにまわりの景色が変わっていくような感覚。 言葉遊びの

      • だってクリープハイプだから

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