馬楽の時間 12

 電車が止まるときは身体を後傾します。これも道理ですね。乗馬も同じです。ただ、お尻を鞍にぴったり着けておきたいので、腰回りは当然動きます。一定の速さで動いているときは、身体は真っすぐで付いていけます。
 良い姿勢の条件についてお話ししてきました。よく動いてくれる馬に楽しく乗れていれば、きっと良い姿勢だと思います。逆に良い姿勢で乗れていれば馬は動きやすいのでよく動いてくれます。映像で見て「どうもここがなあ」と言う人は、日常的に柔軟体操をして可動域を広げましょう。私は見た目にも綺麗だと思える姿勢をつくるのに一年かかりました。

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